トンビ夫婦の「北海道楽日記」

いつか、大切な人達との『ほっと😩できる空間づくり』を夢みて、北海道へ移住した夫婦の物語です。

美しい地上の星✨

2017-07-06 05:28:29 | 日記


霧の朝🌁

今日は、仕事ですが山登り。
西別岳。摩周湖の東側に位置し、
高山植物の宝庫、美しい山の登山道点検です。

西別岳登山口にある避難小屋。
ここには50年近くこの山を管理してくれている
加藤利助さんという人がいて、登山道整備用の土嚢袋と、
登山客用のパンフレットを届けに来る目的もありました。

環境省の事務所でお会いしたことはあるのですが、
穏やかで笑顔が素敵で、優しい言葉で話される人。
一緒に山に行くことになりました😊



登山口出発❗



しばらく歩いて振り返ると、もう北海道の雄大な景色✨



「しごうぐがやむぇだ」?
ヒオウギアヤメでした。利助さんは山形県出身でした😅





西別岳手前の小さく控え目な山の頂き。

「利助山」








きれいに整備された登山道と、合間に山の話してくれながら、
手鎌で笹や、外来植物などを刈る利助さん。
昔は、こんなに笹が生えることはなく、他の高山植物がやられて、
一時、花が減ることがあり、笹がりをしないと
花が無くなるかもしれないらしい。
花を慈しむような丁寧作業に思わず感謝の言葉がでました。
「花が好きで、せっかく咲こうとする花を守りたい。
来てくれる人に見てもらいたいだけなんだ」。

しかし、これだけの作業をたった一人でされているとは。
本当に頭が下がります。






山頂。遠く霧の中に摩周湖。



さぁ、帰ろう。
清々しい気持ちで山を後にしました。

因みにこの下り坂。通称我慢坂と言われる急斜面。
先ず同僚が足の先が痛くなり、続いて私の膝が笑いだしました。
利助さんはずっとにこやかに山の話を。


利助さん御歳87歳❗
頭が下がります🙇