本日のロック

酸性雨ってまだ降ってるの?って聞かれたんだ。

沖縄とロック

2005-07-25 02:20:39 | Weblog

少し前に行ってきました。
出張なので楽しみといえば食事くらいのもの。まあ、沖縄そばもゴーヤチャンプルーも好きだからね、とか思ってたんですが、三日で飽きました。言ってみりゃ郷土料理ですから、続け様に食うもんじゃないんですよ。違うもの食べようとしても、生魚や生野菜が少ないOR不味い。(
阿佐ヶ谷の地下のお店で出会ったシマンチュのSさん。沖縄の回転寿司屋は築地からトロを仕入れてるってホントですか?酔っ払いの戯言だったですか?ちなみに彼によれば「クリスマスにブルーシールのアイスケーキを食べるのが沖縄のお金持ちの条件」なのだそうです

仕方がないので飲んだくれようと思い、少しお世話になったママに会うため栄町市場へ。
以前、何の土地勘もない俺に沖縄通のIさんが教えてくれたのがこの市場でした。(
この市場の入り口にある「ぱやお」というお店だけは奇跡的にお刺身が美味)そして、Iさんに薦められた飲み屋(高田渡の曲名から名前を取っている)を探してて迷子になった俺をわざわざ案内してくれたのが、ここでスナックを切り盛りしとるママさんでした。

お礼を兼ねてスナックを訪れますと、ママは俺のことをしっかりと記憶しておりました。(しょぼいカウンターとテーブル席がふたつの小さなお店。俺が入ると、カウンターで飲んでいた作業着姿のオッサンがこっちを一瞥して出て行ってしまいました。誰すかね。ヒモすかね)唯一のお客となってしまった俺は、50がらみの豊満なママと若作りな化粧が痛々しいホステスさんに囲まれて、一本1000円の瓶ビールをカッポンカッポン空けながら話をしました。出張費が出たから贅沢してます。

へー。赤線。あー、やたらと目にした赤い「旅館」の看板は、そういうお店ってことなんだ。知らなかったー。

「でもさ、旅館の呼び込みしてるのお婆ちゃんばかりじゃない?さすがに勃たないよー」
「なぁに、若い子もいるさぁ。角のマキちゃんだったら、まだ30の終わりくらいよ。ねぇ」
「いや、それでも結構つらいよ、ママ」
「でもお店に来てくれただけでもうれしいよぉ。ここも段々、人が歩かなくなってるからね」
「そうだよねー。外歩いてても、お客さん、ほとんど見なかったもん」
「昔はね、現場の帰りにみんな寄ってくれたんだけどね。今は工員も内地から呼ぶの」
「へぇ」
モノレールの時もそうだったさぁ。それで工員はホテルに缶詰にして出歩かせないから」
「あららら。じゃあ、商売上がったりだ。現地の人を雇わないんだ?」
「島の男は給料もらった次の日は仕事に行かないからねぇ。内地の会社は嫌がる。まぁ、その分女が働けばいいよ。なんくるないさぁ」

と言うと、ママはマイクを握って立ち上がったのでした。曲は田端義夫の「十九の春」。
ママってば、サービスし過ぎ。
ちなみにカラオケには「島唄」も「涙そうそう」も入ってたけど、ジョニー宜野湾やネーネーズはありませんでした。