ちょっと前に「総務省がネットの実名化を推進しとる」というような話を、HP製作で食ってる友達から聞かされて、まあそりゃ当然だろと。国内に流れとる情報を（爆弾とか作れちゃう情報を）総務省が自らの管理下に置きたがるのはひどく当り前なことじゃないの、と思ったわけです。いや、みんな言わないだけで、ネットで中学生らしき女子の裸くらい見たことあるでしょ。つーか保存しとるわけでしょ。そういうことに一切触れないで、匿名じゃないとネットの魅力が薄れるだとかいうのもどうかと思うね。
そんでも、気になって総務省の資料見たけど、報道されているような内容はどこにもなかったです。
唯一このなかで『サイバースペース上で実名又は特定の仮名で他人と安全に交流することを自然の術として身につけるための教育が必要である。サイバースペース上で実名又は特定の仮名で他人と安全に交流することを自然の術として身につけるための教育が必要である』という箇所があって、まあ、それはそうかなと。
ただ、そうはいっても、俺は基本的にネットは匿名でないダメだと思っています。（というか、大手の新聞ですら署名記事出してるのは毎日だけなのに、ネットに顕名を押し付ける動きがあるとしたらやはりおかしい）俺がネットってすげーなと思ったのは、CCCDが蔓延しだした頃のこと。街で売っているCDのジャケットが一様に変化しているのに、テレビもラジオも新聞も雑誌も知らんぷり。なんなの、この赤いリサイクルマーク？と思っても誰も答えてくれない。（俺が知ってる商業誌で、きちんとCCCDについて特集を組んだのはミュージックマガジンとSPAだけでした）そういうときに現状をどうにか捕捉できたのは間違いなくネットの情報があったからで。それって匿名だからこそ可能だったわけです。いまや最初からなかったことになりそうなCCCDですけど、そのお陰でネットを見直したのは俺だけではないと思います。
あとは使い方と、ガキに対する教育ですね。彼氏に携帯で裸を撮らせたら、知らないオッサンのオカズになっちゃうのよ、というくらいのことは小学生に教えといたほうがいいですよ。それで苦しんでる友達がいるけど、どうしようもないですから。（福田和也が「論文書くのもオナニーするのも同じ機械なんて、気持ち悪い」というようなことを書いてて、そんなに好きな人じゃないけどその通りだと思った、エロ本派の俺）
ちなみに俺がCCCDを嫌う理由は以下の2点です。
① CCCD化による音質の劣化が噂されていたにもかかわらず、買い手がそれを聞き比べることが出来なかった。そのうえ、同じ値段で売りつけられた。
② CDを再生することでハード自体に不具合が生じる可能性を示唆しておきながら、レコード会社、メーカー、小売店による補償を免責事項にしていた。
もうすでに、その存在すら知らない人がいてもおかしくないですが、このファックな件については忘れないようにしたいものですね。（通常の使い方をしてハードをぶっ壊す可能性がある商品なんて、三菱自動車じゃないけどリコール対象にならないのかしら）