アメリカに留学していたときに、ルームシェアリングしていたのがイタリア人だった。
今でも彼のことはよく思い出す。
彼は、良くパスタを作ってくれたのだが、スパーに買出しに行くといつも大変だった。スーパーに置いてあるオリーブオイルをどんどん開封して味見をしてしまう。
当然、気に食わないものは蓋を閉めて戻してしまう。野菜なんかも、その場で拝借して味見をしてしまう。
いつか逮捕されるんじゃないかとドキドキしていたが、店員とイタリア語で気さくに会話して笑っていた。
「イタリアでもそんなことしているのか?」と、聞いてみた。
「そんなことする訳ないだろう。」だってさ。
彼曰く、イタリアでは何がおいしいか分っているから味見をする必要性がないんだってさ。言われてみればそれもそうだ、いつも買っているものを味見するバカはいない。意外と筋が通っている。
しかし、とにかくいい加減である。 授業も何食わぬ顔して遅刻してくる。しかも「チャオ!」なんて言いながらである。
だが、彼の作ったパスタは絶品だった。
たいした奴だ。
今でも彼のことはよく思い出す。
彼は、良くパスタを作ってくれたのだが、スパーに買出しに行くといつも大変だった。スーパーに置いてあるオリーブオイルをどんどん開封して味見をしてしまう。
当然、気に食わないものは蓋を閉めて戻してしまう。野菜なんかも、その場で拝借して味見をしてしまう。
いつか逮捕されるんじゃないかとドキドキしていたが、店員とイタリア語で気さくに会話して笑っていた。
「イタリアでもそんなことしているのか?」と、聞いてみた。
「そんなことする訳ないだろう。」だってさ。
彼曰く、イタリアでは何がおいしいか分っているから味見をする必要性がないんだってさ。言われてみればそれもそうだ、いつも買っているものを味見するバカはいない。意外と筋が通っている。
しかし、とにかくいい加減である。 授業も何食わぬ顔して遅刻してくる。しかも「チャオ!」なんて言いながらである。
だが、彼の作ったパスタは絶品だった。
たいした奴だ。