大丈夫だよ。

卵巣腫瘍の治療を終え、再発予防の為の情報を交換したいと思っています。病を皆で乗り越えましょう。

すごいなあ、免疫療法。

2006-07-11 16:39:36 | 11 代替療法
 『がんは自分で治せる』安保徹医師のこの魅力的なタイトルに惹かれて購入。この内容がすごい。何がすごいかって、この人新潟大学大学院教授なのに、現代西洋医療全否定です。

 受けてはいけない治療「手術」「化学療法」「放射線治療」…。これが否定されるなら、病院全否定です。

 で、どうすればいいか。それは自分の免疫力をアップさせること。がんは免疫疾患だというのが彼の主張です。

 免疫疾患というのは納得。その通りだと思います。ガン細胞って非常に弱くて、研究室のシャーレではあっという間に殲滅できるそうです。でも生体内に入るとしつこくなるとか。だから、リンパ球がしっかりしていれば、ガン細胞を殲滅してくれるはずです。

 でも、がん患者ってその免疫が働かなかったから、がんになってるんです。どうすれば免疫力が働くかというと。

 「鍼」だと書いてあるわけです。薬は体に毒、食生活とストレスのない交感神経と副交感神経のバランスの取れた生活をおくればいいと。

 ってことは、どんながんの人も、そこに気を付ければ治るってこと?

 もし本当なら、医療がくつがえります。私の主治医に免疫療法のことを言ったときに困惑の表情を浮かべながら、次のようなことを言ったのを思い出します。
 「免疫療法はね、化学療法とは相容れないものだから、受けたくなったら言って下さい。あの人たちはね、「治る」って言えるんです。でも僕たちは言えない。5年経てば何とかという感じです。免疫療法がもっと効くものであれば、保険が適応されるはずだけど、現在適応はされていません。化学療法の方が有効だと認められてるんです。免疫療法は高額なお金を払って、大きな設備のあるところでやることになります。」

 安保さんは、がんを自然退縮させるのが目的だと言います。でも、どうやって?
その部分が「食生活の見直し」「ストレス」「鍼」なのであれば、全てやろうと思いますが、化学療法は免疫力を下げるからやらない方がいいと言われても、決心のつかないのが素人です。

 化学療法終了後に、ちょっと免疫療法をやってみようかなと思います。食生活もストレスも対策をしているので、後は「鍼」だけかなあ。


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4 コメント

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免疫療法 (gedeon)
2006-07-12 06:09:17
個人的には、免疫療法と化学療法が相反するものではないと思うのです。

どちらかというと、両方とも明確に分かれるものではなく、化学療法と言われるものの中にも、免疫機能に影響を与えて自己免疫を増強するものもありますし、極端な話、漢方もその中の有効成分を特定し、化学的に合成すれば立派な抗ガン剤になります。

(余談ですが、中国ではショウガの抽出物であるβエレメンという物質を抗ガン剤として使ったりしています)

もちろん、免疫療法は副作用もなく、素晴らしいものだと思います。
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gedeonさん (ねこた)
2006-07-12 18:27:15
 漢方にもそういうものがあると聞きました。化学療法では骨髄抑制があるので、その時に免疫療法を行ってももったいないかなあとも思います。副作用もなく、費用さえもうちょっとかからなければ、もっと沢山の人が受けられるでしょうね。
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ちょと訂正 (gedeon)
2006-07-13 09:23:11
免疫療法に副作用がないというのは、言い過ぎでした。

免疫機能を増強したりさせる、薬剤等自体には副作用が否定できません。

インターフェロンやインターロイキンの増強自体はいいことでしょうけど、それを誘導する薬物には、それ以外の有益ではない作用があるかもしれません。

正式に承認されていないために、健康食品になってしまっている「不遇な」ものもあるかもしれませんが、それらに破格の高い金額を提示して売ることについて、私は腹が立ちます。

患者さんの足下を見るような商売は、どうにかならないものでしょうか?

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健康食品 (ねこた)
2006-07-13 14:23:15
 もっと、これには効果があるという情報が一般化すればいいのになあと思います。厚生労働省のHPなどでどんどん発表して欲しいと思います。

 鮫エキスとかアガリクスってどうなんでしょうね。
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