

製作する部品は、車輪部の「ベアリング押さえ」と「とめ輪」です。実はとっても簡単な部品で、昨年度はメカトロ部1年生が旋盤の練習を兼ねて製作していた部品です。今回は64個製作の予定です。
始めに「作ろう」と言うと、何人かの生徒から
「見ていていいですか?」
「2人か3人で1台の旋盤を動かしてもいいですか?」
と、責任転嫁モード全開。昨年度の一部生徒もそうだったなぁ。
・・・実はウチの課題研究のグループは、旋盤が苦手な生徒の集まりなのです・・・
昨年度の生徒には許しましたが今年度は許しません。
「全員やるぞー」と声をかけ全員で準備

加工開始時はとっても不安な様子だったので、2回ほど作業手順を見せ、1限目終了。
2限目からは私は個別に質問に応じたり、部分部分でチェックしたり、



生徒の進み具合はバラバラで、楽しくなって10個以上製作する生徒がいれば、
旋盤の使い方を忘れていてバイトを欠けさせる生徒までバラバラ。
今回の経験で楽しくなってくれた生徒がいてくれてとっても

バイトを欠けさせたり、2時間経っているのに1つも成功しない生徒は、自信喪失。しかし「ミスの原因を見つけられ、自信が付けば今日は


最後には2個ほど成功させ、満足した様子でした。
結局全員で64個中50個弱を製作し、時間終了。
「次回もやる?」と聞くと喜んでやってくれるようです

更に嬉しいのは、自分たちで来週再来週の活動計画を立ててくれたことです。
昨年度のマイコンカーの話をしたら、生徒は理解した様子で、
来週は旋盤、再来週も旋盤で共通部品を作り、
いよいよその次はレーザで今年度の形を作るそようです。
いよいよ生徒に引っ張られて課題研究ができそうです。
また、「合宿しよう!」「練習試合行こう!」と次々提案してきています。
しかし・・・車の設計はまだできていない。
早く部の2年生と検討しなければ・・・

ご無沙汰です。
最近はmcrから離れて、生徒はテスト勉強
、監督と私はいろんな事務処理
をしていました。
雑談になりますが事務処理をしていたら、大きな発見がありました
。
今年度、クラスの全員が、何らかの資格取得ができていることが判明しました
。
全員ができたことは大きな喜びです
。
いつでも資格取得状況を把握できるエクセルシートもできたので、来年は活用しようと思います。今年は初担任だったので
でした。
さて
本題ですが、2009年版の車体を設計中です。
今年もカーボンかアルミのボデーで考えています。
(今はアルミが濃厚です)
今回はレーザ加工機の、カーボンとアルミの加工条件を紹介します。
-----------------------------------------------------------
まずカーボンの加工ですが、加工条件は以下のとおりです。
・板厚:1.0mm
・ON時の出力:30%(MAX1000Wの加工機です)
・ON/OFFの周波数:60Hz
(鉄は通常200Hz程度。鉄に対しカーボンは熱伝導が悪いため、遅くします)
(熱の衝撃?温度変化でカーボンを破壊するイメージだと考えてください)
(熱伝導が悪いため、熱が伝播するスピードが遅いため、遅くします)
・デューティ比:30%(従って実際の出力は90W→9%程度になります)
(デューティ比:ONとOFFの時間の割合、30%だと3割の時間がON)
・アシストガス:空気(0.7MPa)
(圧縮機からフィルタとミストセパレータを介して本来の窒素の回路に繋いでいます)
(酸素だと燃えますが、窒素だと燃えが足りません・・・)
・Z軸の倣いは通常の静電容量方式が使えます
-----------------------------------------------------------
・板厚1.5mm(ウチの1000Wの加工機はそれ以上は無理そうです)
・ON時の出力:100%
・周波数:350Hz(鉄よりアルミは熱伝導が良いので)
・デューティ比:80%
・アシストガス:空気 (0.7MPa)
(酸素でも窒素でもあまり変わりませんでしたが、空気はタダなので…)
・Z軸の倣いは通常の静電容量方式が使えます
・ほか:アルミは反射率が高いため、ピアシングに時間をかけてください。
それでも開かないときは表面の酸化膜(反射率が更に高い)が原因です。
でも紙やすりで磨けばいいです。
それでもダメなら市販の「反射防止剤」を使ってください。
-----------------------------------------------------------
よく分からなければ装置メーカに問い合わせれば快く教えてくれます。
カーボンやアルミは糸鋸やドリル、エンドミルで切れるので敢えてレーザは使う必要はありません。
しかし私たちは「精度良い加工」「産業用機械のような信頼性」を目指しているため、チャレンジしています。
チャレンジの結果、アシストガスのコストダウン(空気をつかえるようになった)
で、実習費の節約にもなりました☆
普段の実習では鉄を切っていますが、これも空気のアシストガスで切っています。
ちなみに今年度は酸素ボンベも窒素ボンベも買わずに済みました☆
ボンベの単価を考えると・・・
ですね。
最近はmcrから離れて、生徒はテスト勉強


雑談になりますが事務処理をしていたら、大きな発見がありました

今年度、クラスの全員が、何らかの資格取得ができていることが判明しました

全員ができたことは大きな喜びです

いつでも資格取得状況を把握できるエクセルシートもできたので、来年は活用しようと思います。今年は初担任だったので

さて

今年もカーボンかアルミのボデーで考えています。
(今はアルミが濃厚です)
今回はレーザ加工機の、カーボンとアルミの加工条件を紹介します。
-----------------------------------------------------------
まずカーボンの加工ですが、加工条件は以下のとおりです。
・板厚:1.0mm
・ON時の出力:30%(MAX1000Wの加工機です)
・ON/OFFの周波数:60Hz
(鉄は通常200Hz程度。鉄に対しカーボンは熱伝導が悪いため、遅くします)
(熱の衝撃?温度変化でカーボンを破壊するイメージだと考えてください)
(熱伝導が悪いため、熱が伝播するスピードが遅いため、遅くします)
・デューティ比:30%(従って実際の出力は90W→9%程度になります)
(デューティ比:ONとOFFの時間の割合、30%だと3割の時間がON)
・アシストガス:空気(0.7MPa)
(圧縮機からフィルタとミストセパレータを介して本来の窒素の回路に繋いでいます)
(酸素だと燃えますが、窒素だと燃えが足りません・・・)
・Z軸の倣いは通常の静電容量方式が使えます
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・板厚1.5mm(ウチの1000Wの加工機はそれ以上は無理そうです)
・ON時の出力:100%
・周波数:350Hz(鉄よりアルミは熱伝導が良いので)
・デューティ比:80%
・アシストガス:空気 (0.7MPa)
(酸素でも窒素でもあまり変わりませんでしたが、空気はタダなので…)
・Z軸の倣いは通常の静電容量方式が使えます
・ほか:アルミは反射率が高いため、ピアシングに時間をかけてください。
それでも開かないときは表面の酸化膜(反射率が更に高い)が原因です。
でも紙やすりで磨けばいいです。
それでもダメなら市販の「反射防止剤」を使ってください。
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よく分からなければ装置メーカに問い合わせれば快く教えてくれます。
カーボンやアルミは糸鋸やドリル、エンドミルで切れるので敢えてレーザは使う必要はありません。
しかし私たちは「精度良い加工」「産業用機械のような信頼性」を目指しているため、チャレンジしています。
チャレンジの結果、アシストガスのコストダウン(空気をつかえるようになった)
で、実習費の節約にもなりました☆
普段の実習では鉄を切っていますが、これも空気のアシストガスで切っています。
ちなみに今年度は酸素ボンベも窒素ボンベも買わずに済みました☆
ボンベの単価を考えると・・・
