紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

外壁仕上げ。マネしたものは使わない?

2016年01月18日 | こういう家を造りたい!(大彦の思い)

今日は雨も降ってたこともあって寒かったですね。

しかし、明日明後日ともっと寒くなるようであります。どうぞ皆様体調にはご注意を。

さて、和歌山市堀止のO様家

外壁の杉板張り、そして左官塗りも仕上がりました。

このBlogをご覧になってくださっている方ならよくご存知!外壁はオリジナルカキオトシ塗です。

古来より高級なカキオトシ塗り、その独特な風情ある「掻いた風合い」と、耐久性が魅力です。(だってうちのお客様家なども30年以上経っててもピシっとしてますからね)

ただデメリットもないわけではなく、そのデメリット部分を解消して、更に左官屋さんに工夫を施してもらったのがこの「オリジナルカキオトシ塗り壁」

既製品の左官壁ではなく、土や砂、石などを混ぜて、つくっていっています。そして簡単にできる所はシンプルにしてコストダウンを図った壁。だけどそれと比例して左官屋さんの経験や腕が必要な誰にでも塗れる壁ではございません。ここ10年弱くらいで弊社の左官仕上げとして定着してきました。(その前は別の左官仕上げでした。カキオトシはやっぱりコストがかかりすぎて、なかなか難しかったのです)

弊社でお家をお建てになってくださった方々で、外壁に左官壁を採用される方は、ほぼ100%この壁ですから、弊社のような家づくりがお好きな方には、とても魅力のある壁です。

ところで、弊社の外壁といえば、

このカキオトシと、

吉野杉板(ヒバ板の時もあり)

そして、

ガルバリウム鋼板です。

といえば、結構最後が意外がられる事も多いのですね。

だけど、ガルバリウムも金属の板というだけど、シンプルでスッキリとした良い材料ですし、仕上がりもとても良いと思います。だって屋根材ではガルバリウム使うでしょ。

(あとはタイル外壁も稀にありますが)

全てに共通していることは、ニセモノじゃないこと。

もっと言えば、何かを『マネようとしていない』ってことです。

金属の板なのに、樹脂の板なのに、木の板をマネたり、タイルをマネたりしている材料は、弊社は嫌いです。何か潔さが出ないし、どこまでいってもマネだからどうも仕上げの質感がチープになるように思いますので。(あくまでも弊社の考え方です)

それに加えて、張ったり塗ったりする、職人さんの腕や手仕事が現れる壁であること。

ここ弊社にとってはスゴク大切なんですね〜。

というわけで、今日はここまで。天候にも気をつけてくださいね〜。

 

 

 

和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」 大彦(株)

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