紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

出来あがってくると嬉しくて

2016年01月15日 | こういう家を造りたい!(大彦の思い)

さてさて前回に引き続き、今日も和歌山市山東のT様家。

完成が近づいてくると、色々な部分が一気に仕上がってきます。

お客様に負けず劣らず、色々な部分(特にそれが細部だったりするわけだけど)に思い入れがあって、完成が待ち遠しい私ですから、この完成間近の時期は、ちょっと「たまらない」わけです。現場で『ニタニタニタニタ』とちょいと気持ち悪いかもしれません。

《設計者にしろ、大工さん職人さんにしろ、当たり前にやってる人達は、やっぱり「ものづくり」が好きな人達ですから、純粋に出来上がるのが楽しくて嬉しいんです。普段あまりそんな事気にしていないよ〜なんて無愛想な感じのベテラン大工さん達も仕上げ工事が出来上がると、チラチラ何でもないよ〜ってな具合をよそおって、見に来てますからね》

今日の現場はこんな感じ。

ほぼ仕上げ工事が終わったので、床の養生(傷防止)ダンボールやベニヤをめくっています。この後、床塗装やタタミ・フスマなど最後の工程を迎えます。

このお家の面白ポイントの一つ。一段下がった勉強コーナーと階段、そして階段の本棚。

かなり良い空間に仕上がりました。やっぱり一段下げるとぐっと落ち着くもんですね。勉強させてもらいました。

勉強コーナーの無垢の机。

「この部屋ええな〜」とひどく気に入ってたベテラン職人のOさん。合せて「子供に勉強させるにはもったいないんちゃう?」などと、全てを覆すトンデモ発言をしてましたが、Oさんだって、ここで本読むことないでしょ。。

黒いボウルを金色の蛇口のトイレの手洗い。黒いものを使ったことはなかったのですが、これはお客様のグッドセンスです。ええですね。

3年前にリノベーションをさせていただいたJ様に教えていただいた、神保電器のカクっとしたシンプルで綺麗なスイッチプレート。こちらのT様もご希望でした。更に今回は中のスイッチ本体も神保電器。普通のスイッチプレートよりはちょいと高くなりますが、変に隅が丸くなっていない所がイイですね。(このレベルまでこだわるかは、お客様次第であります)

 

これは今回T様に教えていただいた裸電球。LEDのランプって、どうもデザインイマイチなものが多い中、これはシンプルな白熱ランプみたいでgoodです。ランプの値段はちょっと普通のよりは高いので、こちらもお客様次第ですが、灯りの色も綺麗です。

こうなると分かりますように、私達は常にお客様に育てられてておるわけですね〜。ありがたいことです。

最後に以前お客様自身が左官壁を塗ったなんて投稿覚えてます?

その壁の仕上がりがコチラ。

写真じゃ分かり難いけど、そりゃプロとは差がありますし、難しい所はプロがやりましたが、それを差し引いても上手く塗られております。私には無理です。

はい。というわけで、完成までホントあと少し。

お客様のご好意で、今月末に完成見学会を開催させていただく予定です。(完全予約制見学会となります)

どうぞお楽しみに〜。

和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」 大彦(株)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« デッキは第2のリビングです | トップ | 外壁仕上げ。マネしたものは... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

こういう家を造りたい!(大彦の思い)」カテゴリの最新記事