家づくりに携わっていない、家を建てる一般の方(お客さん)が、施工不良とか悪い工事を見抜くのは、なかなか難しいものがあります。
ですから前から言っているように、建築会社・工務店とお話や打ち合わせを繰り返して、「ここは信用できる」という所を見つけるのが非常に大事になってきます。
でもそういう所に出会わない、「信用はしてるけどやっぱりちょっと不安。」ってのも、当然ある気持ち。
そこで、施工マニュアルとか「手抜き工事を見分ける」なんて本を買ってきて、現場をお客さんなりに見てまわったりするのでしょうが、ちょっと注意が必要。
本に限らず、テレビなんかでも欠陥住宅を取り上げた番組ありますが、こういうのはある一面からばかり見た偏った意見が多いんです。(絶対に、手抜きを擁護している訳じゃありませんので、誤解なく。。でもたまに、あんまり悪くないのに目茶苦茶言われているのがあって、かわいそうになるのあります。)
言ってる事、基本的には正しいが、「その家の状況を照らし合わせるとその方法は無理でしょう!」なんて事があります。コメンテータで出てくる設計士さんも、おそらくあんまり現場を知らない(家をあんまり建てていない)方が多いのでは?と思われます。(建築会社や工務店の方で、同意見の人多いんじゃないですかね。)
一時、欠陥住宅番組にしょっちゅうでてたMさん。私の母校のM大学の教授ですが、「見積もりにクロスの単位がmではなく㎡になっているから、これは悪徳業者です。」なんて無茶苦茶な事を言ってましたっけ。。(普通はm単位ですが、別に㎡単位で出したって、きちんとしてれば問題ないでしょうよ)
これは極端な例だけど、偉そうに間違った事を言ってる方います。まあでも手抜き工事に対して、世間の注意をひいた意味では評価できるのでしょうが・・・
いつも前置きが長くなってしまって、すいません。。
現場の悪い工事から、良くない建築家まで、なかなか的を射た事が書かれていて、ちょっと古いんですが、
「ローコスト住宅」が危ない!
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2002-10
この本、一般の方でも分かりやすく、なかなかイイ事書いてあります。
おまけに著者の建築家は、あの有名な連合設計出身。
こういう現場の事も知った当たり前の意見が世にたくさん出てくれば、イイですね。
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