紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

お恥ずかしい話なのですが。。

2019年09月24日 | 家を建てる方に知って欲しい事。施工

Blogで自慢げにおおっぴらに書くことでもないのですが、まあ良い事も悪いこともそのままお伝えしているつもりですので。。

台風。今千葉の方では大変な事になっているようで一日も早い復旧をお祈り申し上げておりますが、昨秋和歌山〜大阪泉南とよく似た被害ですね。こちらでも今でもブルーシートをチラホラ見かけます。(父親の時代はきつい台風がチョクチョク来ていたようですから、今台風がひどくなっているという話は違うみたいですけどね。これは台風がよく来る地域&台風に敏感な仕事の人は結構共通した認識ではないでしょうか?)

それに比べて今年の台風は今の所和歌山は大したことはございませんが、昨年の台風で大丈夫だったけど、今年の台風で雨漏りというお家もございして。風向き・台風の影響する時間の長さ・雨量など様々な条件がありますから、やっぱり台風は難しいものであります。

こちらのお家もそう。弊社が建てさせてもらったお家でお恥ずかしい限りなのですが、今年の台風で木製窓より少量の雨漏りが起こりました。

様々な原因を考えて、結局これしかないなということになり、

壁を壊して原因を特定させてもらいました。せっかく綺麗に仕上げた壁を壊すのは悲しいですし、何よりお客様に対して非常に申し訳ないことなのですが、ご了承をいただいて。

それで原因が特定できました。この窓の上には屋根があって、前向いて2mも突き出ているのに、それでもです。風は昨年の台風ほど強くはなかったですが、横なぐりの雨が長時間同じところにかかり続けて…

色々な理由はあるのですが、もう一段注意すべき所をしなかった弊社の落ち度であります。やっぱり原理原則は守らねばなりませんね。大いなる反省であります。

その後すべての修理が終わり壁内部の防水もきちっと、外壁左官も左官屋さんが元通りにばっちり直させていただいて完了。

お客様にもご理解を頂戴して、またお喜びいただいて良かったです。誠に申し訳ございませんでした。

台風の映像などを見ているとよく分かりますが、雨が下から上にふきあげていますものね。昔の知恵を今のお家に合うように活かしていくとともに、新しい考え・技術も活かし、そして油断せず念には念をいれて、何より原理原則をきちっと守って施工してまいりたいと思います。

《昔のやり方をそのまま踏襲すると、昔の家では漏らなかった(漏っているのがわからなかった)けど、今の家では漏る。ということがありますので注意が必要ですのでご注意を》

 

和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」 大彦(株)

 

 

 

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