紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

やっとここまで。リノベ編

2018年11月30日 | 家を建てる方に知って欲しい事。施工

今日は久々に海南市のリノベ現場のもようを。

しばらく前に、構造補強(柱を足したり梁を加えたり)が終わり、1階の床下地も終わり、まず第一段階に到達した所などご紹介しておりましたが、

2階の外壁を整理して、

すっきり。柱も足したり、床下地もやり直し(古い木造家屋はあちこちで水平が悪くなっています。傾いているわけですね。その具合を見てどこで水平を合わすか?色々と勘案しながら。そこが難しいんでよ。はい。)

こんな構造補強用の金物を入れたりもします。古い日本家屋は今の壁を固めるだけの考え方では現実的に上手くいかない部分が多いので、こういう特殊な金物なども駆使しながら「より良い」カタチも目指していきます。

はい。そして2階は新しい窓なども入りだしてきました。

また、

既存の屋根も腐っている部分などは取り除いて、新しい構造材を継ぎ替えて、

屋根を支えるタルキも悪いところは替えて、屋根の板も張替え。

古い部分に新しい部分が足されて上手くカタチになってきました。

はい。増築の新しい玄関の骨組みもできて、これで外回り工事の目処もついてきました。これで第二段階でしょうか。古いお家の腐りやシロアリの状態を見ながら、水平や垂直をきちんと見て、構造補強をし、床や壁や屋根の下地をやり替える。これがリノベーションの一番大変な所。

ちょっとオーバーだけど、ここまで出来ればまあほぼ上手くいったと言っても過言ではございません。

ただ、外壁や屋根なども思っていた以上に(どうしても事前調査ではわからない部分もありますから)悪い部分が多く、あちこち直す部分が増えてきておりましてちょっと大変になってきております。

もちろん見積もりはしておりますから大幅に追加を出せるわけもなく、ただここからまた永い間暮らしていただかねばならないお家ですから、絶対にきっちりと直さなければいけません。ここから大工さん初め皆に頑張っていただいて(もちろん私も頑張ります)、なんとか予算内で納めてまいらなければいけません。(どうにもならない部分はお客様にご相談させていただくこともありますが)

さあがんばりましょう!

和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」 大彦(株)

 

 

 

 

 

 

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