紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

迫力ある構造!リノベ編

2018年11月07日 | 家を建てる方に知って欲しい事。施工

海南市T様家のリノベ現場。

こちらのお家は築60年オーバーのお家。地元で有名な工務店の社長様のお家として建ったそうで、立派なお仕事のお家です。

間取りから変更&耐震断熱性能向上などの大規模リフォームでありがちなことは、まずは建築当初の姿に戻すこと。築年数が経っているお家は途中で何回かリフォームをしていることもあって、結構その際に建物を悪くしていることがありまして、その辺も含めて工事開始からまずは、そういう整理に時間がかかります。

外部の増築部の解体、内部の解体なども終わり

腐った足回りの材料を替えたり、

新たな増築部の基礎も終わり、

あちこちで下がっている部分を調整したりして、床下地も終わった所。ここまで来るのにそれなりに苦労もありまして、台風後の修理依頼などとも相まってあちこちの工事進捗が遅れていることも重ねてなんですが、これでようやく進んでいくな〜という所でございます。

そうそう。

以前の構造では足らない(こうした方が良い)所に柱を建てたり、耐震用の壁を造ったり、

補強の用の梁を用意したりと、構造補強も同時にどんどん進んでいます。

今日の模様はこう。なんか進んだなという感じしません?

しかし、こちらのお家は、

すっごく迫力のある立派な木構造です。

《多分工務店の社長さんのお家だからなんでしょう。どこかのお客様家で間違ってしまった在庫の梁などがあちこちで使われておりました。構造材としては問題なんいんだけど、えっ?何でここが掘られているの?とか、何でここに穴あいてんの?という部材がチラホラと。工務店自分の家あるあるでしょか》

特にこの写真なんか凄いでしょ。木組みだけでスゴくカッコいいですよね。

大きな木組みだけでなく、こういう細部などもなるほどという工夫が見受けられます。昔だからって馬鹿にする所なんでのは建築の世界では全くなく、昔の職人さんの凄さ、建築レベルの高さの凄さに感心させられることがたくさんあります。

もちろん耐震や断熱など、今の技術でわかるようになった部分も多いから、昔が全ていいわけではありませんが、リノベーションの楽しみはこういう所にもありますね。

弊社の今の仕事も何十年後、100年後の子孫や大工さんに「凄いな〜」と言われる仕事をしなくちゃですね。

また、面白い所はどんどん紹介していきますね。ではまた次回〜

和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」 大彦(株)

 

 

 

 

 

 

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