紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

北摂直し&銘木見学

2020年02月10日 | 家づくり現場。お客様との打ち合わせ

先週木曜日のお話。

弊社が15年前に新築させていただいたM様家に。弊社が唯一北摂エリアで建てさせていただいたお家ですが、雨漏り直しにお伺いしました。

またまた情けないお話なのですが、一昨年の地震や台風も影響しているのでしょうか、最近どうも和室の窓から雨漏りするとのことで。。

昨年末、まずは考えられる所を簡単に直させてもらったわけですが、やはり風の強い風雨のときは駄目だということで

根本的に原因を探るために、怪しい部分の壁をめくりました。左官壁がしっかりときいているためなかなか壁をめくるのは大変だけど、

全体的にめくってくると原因は分かりました。この部分!つくり手達なら「あっ、ここか〜」というところです。

経年や地震などの影響や途中お客様が手を加えた部分も影響はしていのだけど、そうは言っても根本的に弊社のまずい所もあって、最終的にはそこが守られていれば雨水の侵入にはつながらなかったと思います。誠に申し訳ございません。

この後、左官屋さんと塗装屋さんに壁を綺麗に直してもらいました。

現場毎に材料や現場の特殊事情など色々なことがあって、その時はそれで仕方ないから、特別に対策もしたし大丈夫と思うのだけど、何か一つ前提条件が崩れたら全部駄目になることもあります。やっぱり原理原則を徹底して貫くこの大切さを痛感しています。(翌日の大工さん達も加わった月一会議でこの部分の納まりについて長い時間をかけて皆で話し合い、注意事項の徹底につなげました)

午前中で工事が終わり、M様に快くお見送りいただいて(ご迷惑をおかけしているのにありがとうございます)帰途につく予定でしたが、帰る道中にある「鳥飼銘木町」に寄りたい!とうちの若手大工の坂本君が言い出しまして。

一緒に行っていた棟梁も木を見るのは大好きですから、じゃ、ちょっと寄ってみよか〜と。

まぁ、その時点で悪い予感はしていたのですが。。。。

鳥飼銘木団地はこだわりの木の家工務店や設計事務所さんには非常に有名な所。銘木と呼ばれる床の間やカウンター材など、とっても美しい木を扱う所です。

弊社は以前から中喜さんという銘木屋さんで何度か取引させていただいておりますが、それはそれは大きな倉庫に垂涎モノの床柱や一枚板が無茶苦茶たくさん置かれています。

木の好きな大工さんさん設計者にとっては、宝の山でありまして、倉庫の中を、まさしく「よろこんで飛び回っている状態になります。

この欅達もすっごいですよね〜。大きなお寺位しか使えないですね〜。

床柱もたくさん。

初めは見学だけなんて無理な話をしていましたが、途中からしっかりと選定に。床柱を数本。

無垢の一枚板も数枚。

他にも欅やウォールナットの板をぼちぼちと。

買ってしまいました!

やっぱりこうなるか。。と。

ただかなり良いものが思ってた以上に安く買えましたので、とても嬉しいわけです。ただ、気をつけないと木が好きな人間は使う現場を考えずに、素晴らしい木が手元にあることに喜びを感じてしまいますから、どんどん使っていかないと。

以前に買って置いてある無垢板もありますし、しばらくは弊社の倉庫には結構銘木が揃っています。今&これから家づくりのお客様はまずは弊社の倉庫のよりすぐりから選んでくださいね。

というわけで、今日はここまで。鳥飼に銘木を一緒に見に行くこともできますから、ご希望のお客様は是非。

 

 

和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」 大彦(株)

 

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« The!オーダーメイド | トップ | 高熱?安心してください! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

家づくり現場。お客様との打ち合わせ」カテゴリの最新記事