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ひらがなで「くちびる」と詠み込んでください。「唇」は不可。
059:くちびる(エクセレント安田) (風流三昧)
くちびるが近づいてきて目を閉じる初めてのキスレモンの味よ
059:くちびる(美山小助) (小助の和歌)
口開く 貴女の紅き くちびるに 指触れさせて 愛を呟く
059:くちびる(ねこまた@葛城) (ねこちぐら)
くちびるにのせたる節も軽やかに春よ来ませと早乙女歌う
059:くちびる(はこべ) (梅の咲くころから)
斑鳩の弥勒菩薩のくちびるに 指ふれてみる昨夜の夢に
059:くちびる 行方祐美 (やまとことのは)
くちびるは丸まる言葉わがなぞるすべてのかな文字カーブを描き
059:くちびる(船坂圭之介) (kei\'s anex room)
友ひとりくちびるの色褪せしまま倒るるを見き解剖実習
059:くちびる(しゃっくり) (春雨じゃ)
くちびるに艶を与えて発情す君は車内で爪研ぐ魔女や
059:くちびる(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
「くちびる」とひらがなで書くことだけで文字の流れのなまめきて見ゆ
059:くちびる(みずき) (空)
ペルシャ猫こよひ琥珀の目を吊りてくちびる欲りぬ生臭き春
059:くちびる(aruka) (外灯都市)
透きとおる目をしたきみのくちびるは無数の扉 何もない部屋
059:くちびる(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
くちびるが溶けてくようなキスをして秘密を今は忘れさせてよ
059:くちびる(紫女) (クロッカスの歌)
君は魔女ピンクに染めたくちびるが濡れて迷路へそっといざなう
059:くちびる(まつしま) (心の空)
この命 奏でる花のふたひら ちびると呼び くすっと笑う
059:くちびる(まつしま)再投稿 (心の空)
この命 奏でる花の ふたひらを くちびると呼び くすっと笑う
059:くちびる(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
愛もなく くちびる合はす哀しみに少女はいつかこの日を悔いむ
059:くちびる(丹羽まゆみ) (All my loving ♪)
あたたかき朝の村道くちびるは春の言葉をこぼしつつ過ぐ
059:くちびる(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
くちびると舌の記憶のありありと残れる夢の謎めく女(ひと)よ
059:くちびる(飯田篤史) (ひこうき雲)
ほんとうのかなしさみたくくちびるにつめたい花があふれはじめる
059:くちびる (新井蜜) (暗黒星雲)
くちびるとくちびるそっと触れ合えばきみのなみだが甲羅を濡らす
059:くちびる(よっきゅん) (よっきゅんの100首)
そのルージュ どこで買ったの いい色だ くちびる切れて 血がにじんだの
059:くちびる(春畑 茜) (アールグレイ日和)
くちびるを固く閉ざして朝をゆく風にことばがこぼれぬやうに
059:くちびる(本原隆) (それについて)
「くちびる」を漢字で書くと「嘘」だっていうのはどうもウソみたいだな
059:くちびる(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
どうでもよい言葉で空気震わせて言いたいことは言えぬくちびる
059:くちびる(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
春の雪くちびる交わすこともなくピリオド打たれた傷がうずくぜ
059:くちびる(藤原 湾) (湾の歌詠の日々。)
かさかさに乾いてくるから分かるのねくちびる冬の訪れはかる
059:くちびる(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
くちびるに口角炎あり飲み過ぎといわれど我にはストレス多し
059:くちびる(暮夜 宴) (青い蝶)
肩すくめ「なんでもないよ」と言う君の嘘が気化して乾くくちびる
059:くちびる(川内青泉) (青泉の部屋)
くちびるにマツムシが刺し腫れ上がるダックのようだと歌会欠席
059:くちびる(謎彦@題詠100首) (ジャポン玉)
芥川也寸志の家の鉛筆がもつとも規則正しくちびる
059:くちびる(animoy2) (~うたよみ日記(短歌とともに)~)
かなしみはくちびるからは来なくってただ眼(まなこ)からひとつこぼれる
059:くちびる (NOTHING WORKS)
くちびるに色を纏いて少女らが大人に変わる春の暁。...
059:くちびる(水都 歩) (水都blog)
乳房這うくちびる吐息噛みしめていつ果てるとも知らぬ波間に
059:くちびる(かっぱ) (きゅーりをこのむ)
くちびるが今にも動きだしそうで僕の天気の話はつづく
059:くちびる(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
不用意に笑って割れたくちびるの裂け目をつたう液を舐めとる
059:くちびる(中村成志)(改稿・再投稿) (はいほー通信 短歌編)
不用意に笑って割れたくちびるの傷口つたう液を舐めとる
059:くちびる(改行やたら好きな人) (骸骨レイアウト)
あめなぶる 半びらきその くちびるに ぼくのまなこは 吸いついてます
059:くちびる(改行やたら好きな人)再投稿 (骸骨レイアウト)
あめなぶる 半びらきその くちびるに ぼくのまなこが 吸いつくのです
059:くちびる(秋野道子) (気まぐれ通信)
朱の色の金魚くわえたくちびるの妹に眼をそむけられてる
059:くちびる(西宮えり) (aglio-e-olio)
くちびるに浮かぶ血漿流れたい時に流れて 息をするから
059:くちびる(ゆあるひ) (ゆあるひの鍛高短歌4)
連休も五日続けばくちびるを開かず終える一日もあり
059:くちびる (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
開いたらなに云うのだろうしっとりとほころびかけた躑躅のくちびる
059:くちびる(スガユウコ) (ココロに花を)
口紅を差すことも無きくちびるよ女未満の我を許せよ
059:くちびる(原田 町) (カトレア日記)
酷薄という言葉のありき彼の人の薄く冷たきくちびる想う
059:くちびる(濱屋桔梗) (桔梗の独白)
水飴のように甘くて滑らかな吐息で私を捕うくちびる
059:くちびる(ドール) (花物語)
くちびるに何度ものせるこの色は私の中に染み込んでゆく
059:くちびる(Yosh) (★光に向かって★)
くちびるから発せられたる言霊(ことだま)の四分(しぶん)の四(よん)が善い人のふり
059:くちびる(愛観) (ひ と ひ ら こ と ば)
面影は夜明け間近の浅い夢くちびるだけで微笑うサヨナラ
059:くちびる(野良ゆうき) (野良犬的)
朝になるすこし手前で立ち止まり重ねあわせたうすきくちびる
059:くちびる(花夢) (花夢)
あのひとのくちびるがなにか言うようにうごき空気は湿度をたもつ
059:くちびる(みゆ) (*** ことばあそび ***)
戯れで触れたくちびる冷たくて 心なきkiss虚しさの味
059:くちびる (夜さり) (夕さり夜さり)
世界中のもの言ひたげなくちびるよキッスKissベーゼ接吻のため
059:くちびる (斉藤そよ) (つれづれつづり)
くちびるもゆびも鎖骨も もうなにも 数へなさんなつみもしついも
058:抵抗(ハナ) (象の求愛ダンス)
絶妙なずらし加減のキャミとブラもっとその気にさせる抵抗
059:くちびる(ハナ) (象の求愛ダンス)
歯磨きの匂いがしないくちびるまぁまぁ平気同棲初日
059:くちびる(ざぼん) (グレイト・エスケイプ!)
くちびるが語り出すのも待てないでほんとうに馬鹿なわが想い人
059:くちびる(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
大切な実験だから目を閉じて かすめるように触れたくちびる
059:くちびる (なかた有希) (* にじのかかるばしょ *)
つきぬける青空の下くちびるのぬくもりだけをただ、おぼえている
059:くちびる(五十嵐きよみ) (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
くちびる、とひらがなになる甘やかな愛のことばを囁くときは
059:くちびる (みの虫) (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
八重一重ふるるくちびる花椿 よりをもどしてンあひたいね
059:くちびる(やな) (やなさんの基地)
くちびるの貞節だけは守ります 大好きだけどそろそろ帰るね
059:くちびる (素浪人Joeのスローライフ)
・くちびるに紅引くことを忘るなと言ひかけてふと口をつぐめり
059:くちびる(小早川忠義) (ただよし)
くちびるは舌より意地の悪しきなり戯れ言固く閉ざすことなし
059:くちびる(あんぐ) (あんぐの短歌)
くちびるは不思議な皮膚です キスしたり赤くなったり青くなったり
059:くちびる(わかば) (わかばのうた)
くちびるに風の投げる歌弾ませて歩く道、となりにいてください
059:くちびる(笹井宏之) (【些細】)
あつあつのコーンスープにふれながら安心を取り戻すくちびる
059:くちびる(澁谷 那美子) (題詠100首に参加中)
「あ・い・し・て・る」くちびるだけが吾に伝ふ 窓ガラス越し君が囁く...
059:くちびる(澁谷 那美子) (題詠100首に参加中)
「あ・い・し・て・る」くちびるだけが吾に伝ふ 窓ガラス越し君囁けば...
059:くちびる(goldfish) (月と金魚鉢)
いつだって待ってくれててごめんなさいもうくちびるがうごかなくって
059:くちびる(みなとけいじ) (海馬)
くちびるを尖らせたまま突つ立てて愉快な穴をのこすこどもら
059:くちびる(美里和香慧) ( Popん?TANKA)
はじらいを飼いながらくちびるをとがらせる街角のNew York Girl
059:くちびる(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
二時間の後には触れるくちびるゆ不思議言の葉 曇天のカフエ
059:くちびる(鈴雨) (鈴雨日記)
やはらかき牡丹ふたひらのくちびるのあたたかさを君わすれたまふな
059:くちびる(寺田ゆたか)名前洩れ再投稿 (素浪人Joeのスローライフ)
・くちびるに紅引くことを忘るなと言ひかけてふと口をつぐめり
059:くちびる(るくれ) (とっても単純なこと)
くちびるに手が伸ばせない硬い鎖絶ちたくて生きてるの となりにいて
059:くちびる(紫峯) (時空の扉)
悔しさにうつむく人よ くちびるを結びしままに明日に向かえ...
059:くちびる(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
なにゆえにそこだけ紅いくちびるのぬめぬめとまた頸に吸いつく
059:くちびる(栗凛) (ス芸紙一重?)
くちびるが奏でし歌は雨粒と共に響かず降り止まず鳴り
059:くちびる(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
木の葉だかボートだったかくちびるはかわいいコックの器量のはじめ
059:くちびる(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
「そのリップクリーム貸して」と言うくせに「はいどうぞ」なら困るくちびる
059:くちびる (みあ) (言の葉たち)
特養へ帰る母の背ちいさくてくちびるだけで「ごめんね」を言う (特養=特別養護老人ホーム)
059:くちびる(桑原憂太郎) (桑原憂太郎.com)
Viの発音なまめかし独身の女教師の紅きくちびる
059:くちびる(素人屋) (素人屋雑貨店)
奪われてしまいたかったくちびるの盗難届け反故にして朝
059:くちびる(凛) (臥薪嘗胆)
今やっとわかった私のくちびるがあなたのためについてたことに
059:くちびる(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
台本を読むためだけのくちびるは僕の意志には従わなくて
059:くちびる(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
くちびるに触れずともよし君の血を吸ひしアカイエカに噛まれれば
059:くちびる(星桔梗) (風船がわれるまで)
くちびるを奪う仕草は慣れているつもりでいても惑わされる紅
059:くちびる(碓井和綴) (雨歩日記)
大丈夫、もう大丈夫と言いたくて言い出せなくてくちびる塞ぐ
059:くちびる(びっきい) (チョキで殴るぞ!)
届かない君のくちびるあきらめて高層ビルのてっぺんにキス
059:くちびる (お気楽堂) (楽歌三昧)
くちびるを読む能力は欲しくない聞こえなければ知らなくて済む
059:くちびる(なまねこ) (路地裏稼業)
コップから溢れた水にくちびるを寄せてうるおす幾つかの乾き
059:くちびる(佐藤紀子) (「題詠100首blog」参加作品)
くちびるの寒き思ひに噤みたり少し脱線したかもしれぬ
059:くちびる(月影隼人) (人間万事塞翁が馬)
くちびるにうすい紅さし寝化粧の君と迎える夜はこれから...
059:くちびる(日下智世) (万美愛任叶結実)
くちびるがおぼえておりし温もりを今は会いたいただあの人に。
059:くちびる (やすまる)
色のないくちびるたちが交わしあう金色の茎でつながった環(かん)
059:くちびる(智理北杜) (智理北杜)
くちびるをマウスピースにあてがいて さあファンファーレ浄夜に響け...
059くちびる(帯一 鐘信) (361℃)
眩暈する真っ赤なリンゴ落ちるのか アダムナイトと勝負くちびる
059:くちびる(富田林薫) (カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』)
早朝に滝に打たれて手にいれた沢尻エリカの赤いくちびる
059:くちびる(はるな 東) (菜の花の道)
らんぼうに檸檬をもいで噛みついたあなたのあとをなぞるくちびる
059:くちびる(小雪) (朱紗)
くちびるを 彩るルージュ 色が持つ 印象により 変身出来る
059:くちびる(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
ガラス越しサ-モンピンクのくちびるが慣れないお歌をうたいはじめる
059:くちびる(村上はじめ) (spidyな日々)
あの人のくちびるの毒舐めたから身体が痺れて息もできない
059:くちびる(方舟) (方舟)
稚児衣装着せて童女のくちびるに祭りの紅を小さくさしたり
059:くちびる(ぱぴこ) (テクテク)
くちびるに刻み損ねた恋だからまた会おうって笑ってしまう
059:くちびる(振戸りく) (夢のまた夢)
くちびるでなくてよかった鬼太郎の親父がおわんで鼻歌交じり
059:くちびる(本田瑞穂) (空にひろがる枝の下から)
ワンテンポいじわるをしてあげましょううわくちびるの薄いひとには
059:くちびる(市川周) (ミルミルを飲みながら)
くちびるの紅いミイラになりたくて今朝からはじめる乾布摩擦
059:くちびる(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
くちびるの動きを遠くからよんで(決めたんだ、そうか)遠くのままで
059:くちびる (Willow Pillow)
くちびるはもの壊しゆく器官なり善い人ごつこに飽きてしまつた
059:くちびる(あおゆき) (メソトリウム)
今日もまた無意味な会議動かないくちびるばかり集うこの部屋
059:くちびる (里坂季夜) (コトノハオウコク)
またねってそれだけ言ってくちびるをむすんだとたんあふれだす日々
059: くちびる (佐田やよい) (言の波紋)
ぬくもりの意味をはじめて知ったのはそのくちびるに触れた冬の日
059:くちびる(きじとら猫) (きじとら小部屋)
あまりにも子供じみてる言い訳を紫煙燻らせ許すくちびる
059:くちびる(島田久輔) (裏庭のきりぎりす)
まどろみにくちびる奪う瞬間をユメみるだろかヘビもトカゲも
059:くちびる(幸くみこ) (そこそこがんばる)
くちびるが葉っぱに化ける夢を見た お絵かき歌を憶えた夜に
059:くちびる(舞姫) (Thirty One 題詠100首置き場)
わたしたちどういうキスをしてたっけ かさついているさいごのくちびる
059:くちびる(岩井聡) (North Marine Drive)
ブランキついにこだまとならず風、風を舐め過ぎてひび割れたくちびる
059:くちびる (翔子) (花こみち)
くちびるにひらりと乗ってるメロデイは歌声喫茶の昔物語
059:くちびる(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
道なりに行ってくださいくちびるをもうすこし風に触れさせておく
059:くちびる(今泉洋子) (sironeko)
年ごとに頤(おとがひ)ゆるぶ丸顔のくちびるにさす赤き口紅
059:くちびる(彼方) (心を種として)
くちびるでカタチをたどりイロづかせ互いのイノチをコウカンしてる
059:くちびる(砺波湊) (となみ☆みなと)
できるだけ尖らせて待つ どうしてもどうやったって柔きくちびる
059:くちびる(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
あ あれは あなたの悪意 気づいたら戻れなくってくちびるとじる
059:くちびる(内田誠) (その言葉の行方)
くちびるのおさまりのよい角度から小さくなってゆく空をみる
059:くちびる(小太郎) (ねこのにくきゅう)
あまおとを気にするゆびにくちびるを虹かかるまで空は見ないで
059:くちびる(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
シャンパンを飲み干す君のくちびるではじけるピンクの泡になりたい
059:くちびる(空色ぴりか) (題詠100首blog/空色ぴりか)
くちびるにきりりと赤を乗せてから君の答えを聞きにいくから
059:くちびる(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
空っ風吹く冬の日はくちびるを君と重ねることもできない
059:くちびる(みち。) (虹色アドレナリン。)
くちびるがやわらかいから本当と嘘のあいだに線がひけない
059:くちびる(濱田花香) (紅葵爽♪)
餡こ玉。おちょぼ口娘(こ)頬張りて くちびる残る餡に愛(いと)しさ
059:くちびる(瀧口康嗣) (可燃性連鎖)
降りそうで降らないものがある庭で開いて閉じるくちびると羽
059:くちびる(中村うさこ) (みすずかる信濃の庵(いお)の歌綴り)
生え初めし二本の白歯のぞかせて孫のくちびる蜜語を話す
059:くちびる (わたつみいさな。) (乱切りくじら)
からからに乾いている日はくちびるの微かな震えも許せずにいる
059:くちびる(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
柔らかな そう柔らかな くちびると 思い出したりファーストキスを
059:くちびる(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
柔らかな そう柔らかな くちびると 思い出したりファーストキスを
059:くちびる(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
夏の花朽ちる廃墟にくちびるの乾いたひとを恋う夕まぐれ
059:くちびる(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ)
台風の日の青空は池に似て雲跳ねるたび濡れるくちびる
059:くちびる(癒々) (Romantic irony)
何だって赤く染まれる夜だから傷口のようにひらくくちびる
059:くちびる(佐藤羽美) (one hundred gumdrops , elephants and sandals)
ありがとう開いて閉じたくちびるにおみくじ凶を捻り込まれる
059:くちびる(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
くちびるの形を読んでもわからない死に場所探す女(ひと)の本心
059:くちびる(折口弘) (はっちんずBLOG)
パーティで企画係の君の役 ポッキー咥えるくちびる見ていた
059:くちびる(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
くちびるが乾いてたからあの嘘がすぐに分かってしまったのかな
059:くちびる(kitten) (kitten song)
そのくちびるにゆびをあてしずかにうしなわれたことばおもいだそう
059:くちびる(我妻俊樹) (喜劇 眼の前旅館)
旧道を川にするから立ち退いてもらえまいか くちびる鳴らせば
059:くちびる(Harry) (四月なかなか)
人前で化粧はじめるをみなごのグロスにてかる紅きくちびる
059:くちびる(新藤伊織) (月が堕ちるころ)
いつまでも涼しげでいるくちびるが毒に塗れてしまいますよう
059:くちびる(理宇) (±雑記蝶)
着飾って寫眞になったSDのやたら力に溢れたくちびる
059:くちびる(夢眠) (夢眠・日々綴り)
「なにそれ」とくちびるとがらすこのしぐさ甘えと知っての意地悪なのね
059:くちびる (如月綾) (お気に召すまま)
遠くから僕に微笑った君のくちびるが確かに動いた 好きと
059:くちびる(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
くちびるをはつかに開き秋篠の技芸天女はひそと息せり
059:くちびる(村上きわみ) (北緯43度)
ふさわしく臆病でしたくちびるとくちびるむすぶことばの前で
059:くちびる(shall3) (山歩き録)
くちびるに 眼はな耳も 整えて 女は一人 出かけていくよ
059:くちびる(透明) (limerence)
くちびるに口紅を塗る毎日に疑問を感じティッシュで拭う
059:くちびる(ヒジリ) (*tRIGger.)
感触はあの公園の春芝生ちくちくちびるちくちくちひげ
059;くちびる(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
くちびるに指をおしあて猫に言う目白が水浴びしているからね
059:くちびる(もりたともこ) (短歌、すきです。)
濡れ落ちた花を踏みつけないように歩む道道くちびるを噛む
059:くちびる(ひろこ) (ひろたんの創作日記)
くちびるとくちびるふたつくっつけて キスをしたなら心温か
59:くちびる (ケビン・スタイン) (In Other Words・別の言葉で)
フライング避けようと噛むくちびるの血の味と君の石鹸の匂い
059:くちびる (にしまき) (びおん書局 ※にしまき※)
水ぶくれ大丈夫なの?平気だよぷるんとさせたくちびるだけど
059:くちびる(林本ひろみ) (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
くちびるにただ触れていく秋の風夕日の色に染めてください
059:くちびる(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
図像なきジャーミーにゐてなにゆゑか弥勒菩薩のくちびる思へり *ジャーミー=トルコ語でモスクの意。
059:くちびる (題詠100首blog-あいっちのうたあそび。)
くちびるに君が指先触れながらホルンを吹きしかの午後の我
059:くちびる(フワコ) (きくとわたし)
くちびるを指でなぞれば世界中で最もやさしい形であると
059:くちびる(堀 はんな) (たん たん 短歌)
もの言えばくちびるの傷疼くごと寡黙の人で今日を過ごせリ...
059:くちびる(小軌みつき) (小軌みつき-つれづれ日和-)
朽ちるままほろびるくちびる口火をきって忘れられない偽善があった
059:くちびる(yurury**) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
くちびるがくちびるを割る湿音を収むる壁の渇きし胎盤
059:くちびる(まほし) (うた・たね)
くちびるを重ねる日々は熟れていき葡萄の蔓にからまるふたり
059:くちびる(みにごん) (MINI'S LIFE blog)
赤すぎるくちびるばかり三十を過ぎてうんざりするクラス会
059:くちびる(村本希理子) (きりころじっく)
こちらのブログでは表示できない文字を含みますので、歌はこちらにアップします。
059:くちびる(くろ) (鎌倉日記)
群れなかを抜けたる顔を夜(よ)にしだるダチュラの花のくちびるに寄す
059:くちびる(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
カサカサにささくれ立つたくちびるにシーツがひつかかつて目覚めた
059:くちびる(橋都まこと) (笑って東京サヴァイヴァル)
くちびるで笑みを作ってその後は心の底から笑う練習
059:くちびる(寒竹茄子夫) (鶴太屋別館「マニエリスム」)
朱夏の復(ま)たかへり来ざらむ日々は美(は)し群青のくちびるプールに泛ぶ
059:くちびる(ことら) (ことらのことのは)
くちびるで触れれば静か 柔らかき闇と君との継ぎ目をなぞる
059:くちびる (象と空)
くちびるの小さなホクロ気になって恋心なのか遊び心か
059:くちびる(ゆづ) (透明ランドセル)
食べちゃっていいよと誘惑 紅ひいた赤ずきんちゃんのいちごのくちびる
059:くちびる(けこ) (あきのうた声)
乙女椿くちびるひらり裏返し心臓奪う遊戯なるらし
059:くちびる(pig_pearl) (ブタに真珠)
かーたんと 呼ぶ声振り向き はいなぁに? 笑顔満開 紅いくちびる
059:くちびる。 (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
いとしげに眠る瞼にくちびるを そっと目玉を感じてすする
059:くちびる。 (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
いとしげに眠る瞼にくちびるを そっと目玉を感じてすする
059:くちびる(浅葱) (空耳の森*番外地)
くちびるに感じた君の淋しさが私の心を泣きそうにする
059:くちびる(究峰) (思い浮かぶがままに)
薮の中分けて進むにくちびるの切れて辛きを舌で味わふ...
059:くちびる(ベティ) (Betty's second Bar)
くちびるが憶えてるうた別れうた涙は案外あたたかかった
059:くちびる (nine) (songs)
くちびるの色でわかった 君の想う人がわたしじゃないってことも
059:くちびる(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
『くちびるに紅を』差すときこの仕草あと幾たびと母思ひしか (有馬頼義 中央公論社)
059:くちびる(minto) (@100@)
星よりも甘い言葉のはずなのにくちびるをついて出たのは別物である
059:くちびる(内田かおり) (題詠2006深い海から)
ともだちに上手く思いが伝わらぬあの児はくちびる突き出して立つ
059:くちびる (のんちゃんの衣裳部屋裏)
感情移入が激しくてコーラスでくちびる震わせ泣くことがある
059:くちびる(春村蓬) (風見鶏)
くちびるの動き少なき言語もて成田を発ちぬ秋分の日に
059:くちびる(瀧村小奈生) (陽だまりのふちっこで)
「やあ」というただそれだけのくちびるの動きが深い残像となる...
059:くちびる(星川郁乃) (Air Station)
#d7a98c もう愛を待ちくたびれたくちびるにせめて赤白橡(あかしろつるばみ)
059:くちびる(中野玉子) (薔薇がなくちゃ生きていけない)
てのひらにくちびるを持ついきもののようにあなたをなでまわしている
059:くちびる(魚虎) (脳内に散らばり在りし言の端をDJ的感覚で編む棄てるダム)
くちびるがあひるのやうになりたればWetでVividな碧き閃光
059:くちびる(千) (Mille et une nuits)
張り付いた笑いをきみのくちびるで吸い取っておくれ 夜は更けゆく
059:くちびる(久野はすみ) (月の融点)
くちびるに金魚の尾びれちらつかせ事の顛末話しましょうか
059 くちびる(文月万里) (Kagerou つれづれ)
さくら咲き桜散りゆきくちびるに 押し当てなぞる淡きくちづけ
059:くちびる(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
ほんとうは桃は苦手というきみのくちびるゆるむ日曜の午後
059:くちびる(平岡ゆめ) (le petit cahier)
くちびるが赤すぎるんだと弟は黒いマニキュアひらつかせ言う
ひらがなで「くちびる」と詠み込んでください。「唇」は不可。
059:くちびる(エクセレント安田) (風流三昧)
くちびるが近づいてきて目を閉じる初めてのキスレモンの味よ
059:くちびる(美山小助) (小助の和歌)
口開く 貴女の紅き くちびるに 指触れさせて 愛を呟く
059:くちびる(ねこまた@葛城) (ねこちぐら)
くちびるにのせたる節も軽やかに春よ来ませと早乙女歌う
059:くちびる(はこべ) (梅の咲くころから)
斑鳩の弥勒菩薩のくちびるに 指ふれてみる昨夜の夢に
059:くちびる 行方祐美 (やまとことのは)
くちびるは丸まる言葉わがなぞるすべてのかな文字カーブを描き
059:くちびる(船坂圭之介) (kei\'s anex room)
友ひとりくちびるの色褪せしまま倒るるを見き解剖実習
059:くちびる(しゃっくり) (春雨じゃ)
くちびるに艶を与えて発情す君は車内で爪研ぐ魔女や
059:くちびる(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
「くちびる」とひらがなで書くことだけで文字の流れのなまめきて見ゆ
059:くちびる(みずき) (空)
ペルシャ猫こよひ琥珀の目を吊りてくちびる欲りぬ生臭き春
059:くちびる(aruka) (外灯都市)
透きとおる目をしたきみのくちびるは無数の扉 何もない部屋
059:くちびる(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
くちびるが溶けてくようなキスをして秘密を今は忘れさせてよ
059:くちびる(紫女) (クロッカスの歌)
君は魔女ピンクに染めたくちびるが濡れて迷路へそっといざなう
059:くちびる(まつしま) (心の空)
この命 奏でる花のふたひら ちびると呼び くすっと笑う
059:くちびる(まつしま)再投稿 (心の空)
この命 奏でる花の ふたひらを くちびると呼び くすっと笑う
059:くちびる(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
愛もなく くちびる合はす哀しみに少女はいつかこの日を悔いむ
059:くちびる(丹羽まゆみ) (All my loving ♪)
あたたかき朝の村道くちびるは春の言葉をこぼしつつ過ぐ
059:くちびる(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
くちびると舌の記憶のありありと残れる夢の謎めく女(ひと)よ
059:くちびる(飯田篤史) (ひこうき雲)
ほんとうのかなしさみたくくちびるにつめたい花があふれはじめる
059:くちびる (新井蜜) (暗黒星雲)
くちびるとくちびるそっと触れ合えばきみのなみだが甲羅を濡らす
059:くちびる(よっきゅん) (よっきゅんの100首)
そのルージュ どこで買ったの いい色だ くちびる切れて 血がにじんだの
059:くちびる(春畑 茜) (アールグレイ日和)
くちびるを固く閉ざして朝をゆく風にことばがこぼれぬやうに
059:くちびる(本原隆) (それについて)
「くちびる」を漢字で書くと「嘘」だっていうのはどうもウソみたいだな
059:くちびる(遠山那由) (百億粒の灰の鳴る空)
どうでもよい言葉で空気震わせて言いたいことは言えぬくちびる
059:くちびる(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
春の雪くちびる交わすこともなくピリオド打たれた傷がうずくぜ
059:くちびる(藤原 湾) (湾の歌詠の日々。)
かさかさに乾いてくるから分かるのねくちびる冬の訪れはかる
059:くちびる(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
くちびるに口角炎あり飲み過ぎといわれど我にはストレス多し
059:くちびる(暮夜 宴) (青い蝶)
肩すくめ「なんでもないよ」と言う君の嘘が気化して乾くくちびる
059:くちびる(川内青泉) (青泉の部屋)
くちびるにマツムシが刺し腫れ上がるダックのようだと歌会欠席
059:くちびる(謎彦@題詠100首) (ジャポン玉)
芥川也寸志の家の鉛筆がもつとも規則正しくちびる
059:くちびる(animoy2) (~うたよみ日記(短歌とともに)~)
かなしみはくちびるからは来なくってただ眼(まなこ)からひとつこぼれる
059:くちびる (NOTHING WORKS)
くちびるに色を纏いて少女らが大人に変わる春の暁。...
059:くちびる(水都 歩) (水都blog)
乳房這うくちびる吐息噛みしめていつ果てるとも知らぬ波間に
059:くちびる(かっぱ) (きゅーりをこのむ)
くちびるが今にも動きだしそうで僕の天気の話はつづく
059:くちびる(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
不用意に笑って割れたくちびるの裂け目をつたう液を舐めとる
059:くちびる(中村成志)(改稿・再投稿) (はいほー通信 短歌編)
不用意に笑って割れたくちびるの傷口つたう液を舐めとる
059:くちびる(改行やたら好きな人) (骸骨レイアウト)
あめなぶる 半びらきその くちびるに ぼくのまなこは 吸いついてます
059:くちびる(改行やたら好きな人)再投稿 (骸骨レイアウト)
あめなぶる 半びらきその くちびるに ぼくのまなこが 吸いつくのです
059:くちびる(秋野道子) (気まぐれ通信)
朱の色の金魚くわえたくちびるの妹に眼をそむけられてる
059:くちびる(西宮えり) (aglio-e-olio)
くちびるに浮かぶ血漿流れたい時に流れて 息をするから
059:くちびる(ゆあるひ) (ゆあるひの鍛高短歌4)
連休も五日続けばくちびるを開かず終える一日もあり
059:くちびる (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
開いたらなに云うのだろうしっとりとほころびかけた躑躅のくちびる
059:くちびる(スガユウコ) (ココロに花を)
口紅を差すことも無きくちびるよ女未満の我を許せよ
059:くちびる(原田 町) (カトレア日記)
酷薄という言葉のありき彼の人の薄く冷たきくちびる想う
059:くちびる(濱屋桔梗) (桔梗の独白)
水飴のように甘くて滑らかな吐息で私を捕うくちびる
059:くちびる(ドール) (花物語)
くちびるに何度ものせるこの色は私の中に染み込んでゆく
059:くちびる(Yosh) (★光に向かって★)
くちびるから発せられたる言霊(ことだま)の四分(しぶん)の四(よん)が善い人のふり
059:くちびる(愛観) (ひ と ひ ら こ と ば)
面影は夜明け間近の浅い夢くちびるだけで微笑うサヨナラ
059:くちびる(野良ゆうき) (野良犬的)
朝になるすこし手前で立ち止まり重ねあわせたうすきくちびる
059:くちびる(花夢) (花夢)
あのひとのくちびるがなにか言うようにうごき空気は湿度をたもつ
059:くちびる(みゆ) (*** ことばあそび ***)
戯れで触れたくちびる冷たくて 心なきkiss虚しさの味
059:くちびる (夜さり) (夕さり夜さり)
世界中のもの言ひたげなくちびるよキッスKissベーゼ接吻のため
059:くちびる (斉藤そよ) (つれづれつづり)
くちびるもゆびも鎖骨も もうなにも 数へなさんなつみもしついも
058:抵抗(ハナ) (象の求愛ダンス)
絶妙なずらし加減のキャミとブラもっとその気にさせる抵抗
059:くちびる(ハナ) (象の求愛ダンス)
歯磨きの匂いがしないくちびるまぁまぁ平気同棲初日
059:くちびる(ざぼん) (グレイト・エスケイプ!)
くちびるが語り出すのも待てないでほんとうに馬鹿なわが想い人
059:くちびる(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
大切な実験だから目を閉じて かすめるように触れたくちびる
059:くちびる (なかた有希) (* にじのかかるばしょ *)
つきぬける青空の下くちびるのぬくもりだけをただ、おぼえている
059:くちびる(五十嵐きよみ) (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
くちびる、とひらがなになる甘やかな愛のことばを囁くときは
059:くちびる (みの虫) (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
八重一重ふるるくちびる花椿 よりをもどしてンあひたいね
059:くちびる(やな) (やなさんの基地)
くちびるの貞節だけは守ります 大好きだけどそろそろ帰るね
059:くちびる (素浪人Joeのスローライフ)
・くちびるに紅引くことを忘るなと言ひかけてふと口をつぐめり
059:くちびる(小早川忠義) (ただよし)
くちびるは舌より意地の悪しきなり戯れ言固く閉ざすことなし
059:くちびる(あんぐ) (あんぐの短歌)
くちびるは不思議な皮膚です キスしたり赤くなったり青くなったり
059:くちびる(わかば) (わかばのうた)
くちびるに風の投げる歌弾ませて歩く道、となりにいてください
059:くちびる(笹井宏之) (【些細】)
あつあつのコーンスープにふれながら安心を取り戻すくちびる
059:くちびる(澁谷 那美子) (題詠100首に参加中)
「あ・い・し・て・る」くちびるだけが吾に伝ふ 窓ガラス越し君が囁く...
059:くちびる(澁谷 那美子) (題詠100首に参加中)
「あ・い・し・て・る」くちびるだけが吾に伝ふ 窓ガラス越し君囁けば...
059:くちびる(goldfish) (月と金魚鉢)
いつだって待ってくれててごめんなさいもうくちびるがうごかなくって
059:くちびる(みなとけいじ) (海馬)
くちびるを尖らせたまま突つ立てて愉快な穴をのこすこどもら
059:くちびる(美里和香慧) ( Popん?TANKA)
はじらいを飼いながらくちびるをとがらせる街角のNew York Girl
059:くちびる(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
二時間の後には触れるくちびるゆ不思議言の葉 曇天のカフエ
059:くちびる(鈴雨) (鈴雨日記)
やはらかき牡丹ふたひらのくちびるのあたたかさを君わすれたまふな
059:くちびる(寺田ゆたか)名前洩れ再投稿 (素浪人Joeのスローライフ)
・くちびるに紅引くことを忘るなと言ひかけてふと口をつぐめり
059:くちびる(るくれ) (とっても単純なこと)
くちびるに手が伸ばせない硬い鎖絶ちたくて生きてるの となりにいて
059:くちびる(紫峯) (時空の扉)
悔しさにうつむく人よ くちびるを結びしままに明日に向かえ...
059:くちびる(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
なにゆえにそこだけ紅いくちびるのぬめぬめとまた頸に吸いつく
059:くちびる(栗凛) (ス芸紙一重?)
くちびるが奏でし歌は雨粒と共に響かず降り止まず鳴り
059:くちびる(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
木の葉だかボートだったかくちびるはかわいいコックの器量のはじめ
059:くちびる(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
「そのリップクリーム貸して」と言うくせに「はいどうぞ」なら困るくちびる
059:くちびる (みあ) (言の葉たち)
特養へ帰る母の背ちいさくてくちびるだけで「ごめんね」を言う (特養=特別養護老人ホーム)
059:くちびる(桑原憂太郎) (桑原憂太郎.com)
Viの発音なまめかし独身の女教師の紅きくちびる
059:くちびる(素人屋) (素人屋雑貨店)
奪われてしまいたかったくちびるの盗難届け反故にして朝
059:くちびる(凛) (臥薪嘗胆)
今やっとわかった私のくちびるがあなたのためについてたことに
059:くちびる(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
台本を読むためだけのくちびるは僕の意志には従わなくて
059:くちびる(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
くちびるに触れずともよし君の血を吸ひしアカイエカに噛まれれば
059:くちびる(星桔梗) (風船がわれるまで)
くちびるを奪う仕草は慣れているつもりでいても惑わされる紅
059:くちびる(碓井和綴) (雨歩日記)
大丈夫、もう大丈夫と言いたくて言い出せなくてくちびる塞ぐ
059:くちびる(びっきい) (チョキで殴るぞ!)
届かない君のくちびるあきらめて高層ビルのてっぺんにキス
059:くちびる (お気楽堂) (楽歌三昧)
くちびるを読む能力は欲しくない聞こえなければ知らなくて済む
059:くちびる(なまねこ) (路地裏稼業)
コップから溢れた水にくちびるを寄せてうるおす幾つかの乾き
059:くちびる(佐藤紀子) (「題詠100首blog」参加作品)
くちびるの寒き思ひに噤みたり少し脱線したかもしれぬ
059:くちびる(月影隼人) (人間万事塞翁が馬)
くちびるにうすい紅さし寝化粧の君と迎える夜はこれから...
059:くちびる(日下智世) (万美愛任叶結実)
くちびるがおぼえておりし温もりを今は会いたいただあの人に。
059:くちびる (やすまる)
色のないくちびるたちが交わしあう金色の茎でつながった環(かん)
059:くちびる(智理北杜) (智理北杜)
くちびるをマウスピースにあてがいて さあファンファーレ浄夜に響け...
059くちびる(帯一 鐘信) (361℃)
眩暈する真っ赤なリンゴ落ちるのか アダムナイトと勝負くちびる
059:くちびる(富田林薫) (カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』)
早朝に滝に打たれて手にいれた沢尻エリカの赤いくちびる
059:くちびる(はるな 東) (菜の花の道)
らんぼうに檸檬をもいで噛みついたあなたのあとをなぞるくちびる
059:くちびる(小雪) (朱紗)
くちびるを 彩るルージュ 色が持つ 印象により 変身出来る
059:くちびる(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
ガラス越しサ-モンピンクのくちびるが慣れないお歌をうたいはじめる
059:くちびる(村上はじめ) (spidyな日々)
あの人のくちびるの毒舐めたから身体が痺れて息もできない
059:くちびる(方舟) (方舟)
稚児衣装着せて童女のくちびるに祭りの紅を小さくさしたり
059:くちびる(ぱぴこ) (テクテク)
くちびるに刻み損ねた恋だからまた会おうって笑ってしまう
059:くちびる(振戸りく) (夢のまた夢)
くちびるでなくてよかった鬼太郎の親父がおわんで鼻歌交じり
059:くちびる(本田瑞穂) (空にひろがる枝の下から)
ワンテンポいじわるをしてあげましょううわくちびるの薄いひとには
059:くちびる(市川周) (ミルミルを飲みながら)
くちびるの紅いミイラになりたくて今朝からはじめる乾布摩擦
059:くちびる(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
くちびるの動きを遠くからよんで(決めたんだ、そうか)遠くのままで
059:くちびる (Willow Pillow)
くちびるはもの壊しゆく器官なり善い人ごつこに飽きてしまつた
059:くちびる(あおゆき) (メソトリウム)
今日もまた無意味な会議動かないくちびるばかり集うこの部屋
059:くちびる (里坂季夜) (コトノハオウコク)
またねってそれだけ言ってくちびるをむすんだとたんあふれだす日々
059: くちびる (佐田やよい) (言の波紋)
ぬくもりの意味をはじめて知ったのはそのくちびるに触れた冬の日
059:くちびる(きじとら猫) (きじとら小部屋)
あまりにも子供じみてる言い訳を紫煙燻らせ許すくちびる
059:くちびる(島田久輔) (裏庭のきりぎりす)
まどろみにくちびる奪う瞬間をユメみるだろかヘビもトカゲも
059:くちびる(幸くみこ) (そこそこがんばる)
くちびるが葉っぱに化ける夢を見た お絵かき歌を憶えた夜に
059:くちびる(舞姫) (Thirty One 題詠100首置き場)
わたしたちどういうキスをしてたっけ かさついているさいごのくちびる
059:くちびる(岩井聡) (North Marine Drive)
ブランキついにこだまとならず風、風を舐め過ぎてひび割れたくちびる
059:くちびる (翔子) (花こみち)
くちびるにひらりと乗ってるメロデイは歌声喫茶の昔物語
059:くちびる(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
道なりに行ってくださいくちびるをもうすこし風に触れさせておく
059:くちびる(今泉洋子) (sironeko)
年ごとに頤(おとがひ)ゆるぶ丸顔のくちびるにさす赤き口紅
059:くちびる(彼方) (心を種として)
くちびるでカタチをたどりイロづかせ互いのイノチをコウカンしてる
059:くちびる(砺波湊) (となみ☆みなと)
できるだけ尖らせて待つ どうしてもどうやったって柔きくちびる
059:くちびる(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
あ あれは あなたの悪意 気づいたら戻れなくってくちびるとじる
059:くちびる(内田誠) (その言葉の行方)
くちびるのおさまりのよい角度から小さくなってゆく空をみる
059:くちびる(小太郎) (ねこのにくきゅう)
あまおとを気にするゆびにくちびるを虹かかるまで空は見ないで
059:くちびる(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
シャンパンを飲み干す君のくちびるではじけるピンクの泡になりたい
059:くちびる(空色ぴりか) (題詠100首blog/空色ぴりか)
くちびるにきりりと赤を乗せてから君の答えを聞きにいくから
059:くちびる(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
空っ風吹く冬の日はくちびるを君と重ねることもできない
059:くちびる(みち。) (虹色アドレナリン。)
くちびるがやわらかいから本当と嘘のあいだに線がひけない
059:くちびる(濱田花香) (紅葵爽♪)
餡こ玉。おちょぼ口娘(こ)頬張りて くちびる残る餡に愛(いと)しさ
059:くちびる(瀧口康嗣) (可燃性連鎖)
降りそうで降らないものがある庭で開いて閉じるくちびると羽
059:くちびる(中村うさこ) (みすずかる信濃の庵(いお)の歌綴り)
生え初めし二本の白歯のぞかせて孫のくちびる蜜語を話す
059:くちびる (わたつみいさな。) (乱切りくじら)
からからに乾いている日はくちびるの微かな震えも許せずにいる
059:くちびる(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
柔らかな そう柔らかな くちびると 思い出したりファーストキスを
059:くちびる(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
柔らかな そう柔らかな くちびると 思い出したりファーストキスを
059:くちびる(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
夏の花朽ちる廃墟にくちびるの乾いたひとを恋う夕まぐれ
059:くちびる(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ)
台風の日の青空は池に似て雲跳ねるたび濡れるくちびる
059:くちびる(癒々) (Romantic irony)
何だって赤く染まれる夜だから傷口のようにひらくくちびる
059:くちびる(佐藤羽美) (one hundred gumdrops , elephants and sandals)
ありがとう開いて閉じたくちびるにおみくじ凶を捻り込まれる
059:くちびる(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
くちびるの形を読んでもわからない死に場所探す女(ひと)の本心
059:くちびる(折口弘) (はっちんずBLOG)
パーティで企画係の君の役 ポッキー咥えるくちびる見ていた
059:くちびる(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
くちびるが乾いてたからあの嘘がすぐに分かってしまったのかな
059:くちびる(kitten) (kitten song)
そのくちびるにゆびをあてしずかにうしなわれたことばおもいだそう
059:くちびる(我妻俊樹) (喜劇 眼の前旅館)
旧道を川にするから立ち退いてもらえまいか くちびる鳴らせば
059:くちびる(Harry) (四月なかなか)
人前で化粧はじめるをみなごのグロスにてかる紅きくちびる
059:くちびる(新藤伊織) (月が堕ちるころ)
いつまでも涼しげでいるくちびるが毒に塗れてしまいますよう
059:くちびる(理宇) (±雑記蝶)
着飾って寫眞になったSDのやたら力に溢れたくちびる
059:くちびる(夢眠) (夢眠・日々綴り)
「なにそれ」とくちびるとがらすこのしぐさ甘えと知っての意地悪なのね
059:くちびる (如月綾) (お気に召すまま)
遠くから僕に微笑った君のくちびるが確かに動いた 好きと
059:くちびる(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
くちびるをはつかに開き秋篠の技芸天女はひそと息せり
059:くちびる(村上きわみ) (北緯43度)
ふさわしく臆病でしたくちびるとくちびるむすぶことばの前で
059:くちびる(shall3) (山歩き録)
くちびるに 眼はな耳も 整えて 女は一人 出かけていくよ
059:くちびる(透明) (limerence)
くちびるに口紅を塗る毎日に疑問を感じティッシュで拭う
059:くちびる(ヒジリ) (*tRIGger.)
感触はあの公園の春芝生ちくちくちびるちくちくちひげ
059;くちびる(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
くちびるに指をおしあて猫に言う目白が水浴びしているからね
059:くちびる(もりたともこ) (短歌、すきです。)
濡れ落ちた花を踏みつけないように歩む道道くちびるを噛む
059:くちびる(ひろこ) (ひろたんの創作日記)
くちびるとくちびるふたつくっつけて キスをしたなら心温か
59:くちびる (ケビン・スタイン) (In Other Words・別の言葉で)
フライング避けようと噛むくちびるの血の味と君の石鹸の匂い
059:くちびる (にしまき) (びおん書局 ※にしまき※)
水ぶくれ大丈夫なの?平気だよぷるんとさせたくちびるだけど
059:くちびる(林本ひろみ) (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
くちびるにただ触れていく秋の風夕日の色に染めてください
059:くちびる(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
図像なきジャーミーにゐてなにゆゑか弥勒菩薩のくちびる思へり *ジャーミー=トルコ語でモスクの意。
059:くちびる (題詠100首blog-あいっちのうたあそび。)
くちびるに君が指先触れながらホルンを吹きしかの午後の我
059:くちびる(フワコ) (きくとわたし)
くちびるを指でなぞれば世界中で最もやさしい形であると
059:くちびる(堀 はんな) (たん たん 短歌)
もの言えばくちびるの傷疼くごと寡黙の人で今日を過ごせリ...
059:くちびる(小軌みつき) (小軌みつき-つれづれ日和-)
朽ちるままほろびるくちびる口火をきって忘れられない偽善があった
059:くちびる(yurury**) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
くちびるがくちびるを割る湿音を収むる壁の渇きし胎盤
059:くちびる(まほし) (うた・たね)
くちびるを重ねる日々は熟れていき葡萄の蔓にからまるふたり
059:くちびる(みにごん) (MINI'S LIFE blog)
赤すぎるくちびるばかり三十を過ぎてうんざりするクラス会
059:くちびる(村本希理子) (きりころじっく)
こちらのブログでは表示できない文字を含みますので、歌はこちらにアップします。
059:くちびる(くろ) (鎌倉日記)
群れなかを抜けたる顔を夜(よ)にしだるダチュラの花のくちびるに寄す
059:くちびる(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
カサカサにささくれ立つたくちびるにシーツがひつかかつて目覚めた
059:くちびる(橋都まこと) (笑って東京サヴァイヴァル)
くちびるで笑みを作ってその後は心の底から笑う練習
059:くちびる(寒竹茄子夫) (鶴太屋別館「マニエリスム」)
朱夏の復(ま)たかへり来ざらむ日々は美(は)し群青のくちびるプールに泛ぶ
059:くちびる(ことら) (ことらのことのは)
くちびるで触れれば静か 柔らかき闇と君との継ぎ目をなぞる
059:くちびる (象と空)
くちびるの小さなホクロ気になって恋心なのか遊び心か
059:くちびる(ゆづ) (透明ランドセル)
食べちゃっていいよと誘惑 紅ひいた赤ずきんちゃんのいちごのくちびる
059:くちびる(けこ) (あきのうた声)
乙女椿くちびるひらり裏返し心臓奪う遊戯なるらし
059:くちびる(pig_pearl) (ブタに真珠)
かーたんと 呼ぶ声振り向き はいなぁに? 笑顔満開 紅いくちびる
059:くちびる。 (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
いとしげに眠る瞼にくちびるを そっと目玉を感じてすする
059:くちびる。 (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
いとしげに眠る瞼にくちびるを そっと目玉を感じてすする
059:くちびる(浅葱) (空耳の森*番外地)
くちびるに感じた君の淋しさが私の心を泣きそうにする
059:くちびる(究峰) (思い浮かぶがままに)
薮の中分けて進むにくちびるの切れて辛きを舌で味わふ...
059:くちびる(ベティ) (Betty's second Bar)
くちびるが憶えてるうた別れうた涙は案外あたたかかった
059:くちびる (nine) (songs)
くちびるの色でわかった 君の想う人がわたしじゃないってことも
059:くちびる(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
『くちびるに紅を』差すときこの仕草あと幾たびと母思ひしか (有馬頼義 中央公論社)
059:くちびる(minto) (@100@)
星よりも甘い言葉のはずなのにくちびるをついて出たのは別物である
059:くちびる(内田かおり) (題詠2006深い海から)
ともだちに上手く思いが伝わらぬあの児はくちびる突き出して立つ
059:くちびる (のんちゃんの衣裳部屋裏)
感情移入が激しくてコーラスでくちびる震わせ泣くことがある
059:くちびる(春村蓬) (風見鶏)
くちびるの動き少なき言語もて成田を発ちぬ秋分の日に
059:くちびる(瀧村小奈生) (陽だまりのふちっこで)
「やあ」というただそれだけのくちびるの動きが深い残像となる...
059:くちびる(星川郁乃) (Air Station)
#d7a98c もう愛を待ちくたびれたくちびるにせめて赤白橡(あかしろつるばみ)
059:くちびる(中野玉子) (薔薇がなくちゃ生きていけない)
てのひらにくちびるを持ついきもののようにあなたをなでまわしている
059:くちびる(魚虎) (脳内に散らばり在りし言の端をDJ的感覚で編む棄てるダム)
くちびるがあひるのやうになりたればWetでVividな碧き閃光
059:くちびる(千) (Mille et une nuits)
張り付いた笑いをきみのくちびるで吸い取っておくれ 夜は更けゆく
059:くちびる(久野はすみ) (月の融点)
くちびるに金魚の尾びれちらつかせ事の顛末話しましょうか
059 くちびる(文月万里) (Kagerou つれづれ)
さくら咲き桜散りゆきくちびるに 押し当てなぞる淡きくちづけ
059:くちびる(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
ほんとうは桃は苦手というきみのくちびるゆるむ日曜の午後
059:くちびる(平岡ゆめ) (le petit cahier)
くちびるが赤すぎるんだと弟は黒いマニキュアひらつかせ言う