クラッシック音楽には疎い私ですが、バロック時代の作曲家「ヨハン・パッヘルベル」の「カノン」が好きです。本寸法の愛好家の方には「ああ、あれねぇ」 の一言で片付けられそうなポピュラーな曲とは思うのですが。
クラッシック曲下敷きのポップス・ヒットと言えば、トイーズの「ラバーズ・コンチェルト」とか、ティンカーベル・フェアリーダストの「誓いのフーガ」※など、J.S.バッハの曲がすぐ思い浮かびますが、パッヘルベルも意外にカバーされてると思います。メロディを借用したり、新しいメロディが乗せられたりと。※日本ではフォー・リーブスのカバー盤もありました。
印象に残る曲と言えば、ギリシャのポップス・グループ「アフロディテス・チャイルド」が歌った「Rain And Tears」(邦題:雨と涙)という歌が好きです。
ジャケットには大人の顔をした、ちょっと気味の悪い赤ちゃんが描かれていますが、このグループには後に、ソロでも成功したデミス・ルソス、映画「炎のランナー」のテーマを書いたヴァンゲリスと著名な二人を輩出していて、顔はそのどちらかを嵌め込んだようで、デミス・ルソスかな?と私は思うのですが、どうなんでしょうか?また、このアルバムで知った「It’s Five O’Clock」や「End Of The World」も印象的で好きでした。パッヘルベルと関係ない話で済みません。
同じ頃イタリアのポップス・グループのポップ・トップスは「Oh Lord、Why Lord」(邦題:涙のカノン)という曲をヒットさせます。こちらは原曲にカウンターメロディを当てた曲で、ボーカルはトリニダードトバゴ出身のフィルトリム。ソウルフルな歌声が印象的。
彼らは71年に「マミー・ブルー」という曲をヒットさせ、アメリカでは30位に。日本でも競作盤を押しのけ、彼らポップ・トップス盤が一番ヒットしたはずです。
日本でこれと同様な構成の曲に、「およげたいやきくん」の特大ホームランで知られた子門真人が作り、高橋キヨシが歌った「思い出は泪と共に」という曲があり、私はポピュラーソングコンテストを記録したライブ盤で知りました。
ポプコンで親しまれたこのコンテスト、アマチュアの自作自演のの場として多くのスターを輩出しましたが、当初は作曲コンクールとしてヨーロッパでの音楽祭同様、曲を書く人と歌う人は別という形式で、早川よしおの「サルビアの花」をオフコースが歌ったなどという、今では考えられない組み合わせもあったようです。(ヤマハ音楽振興会HPを参照しました)
最近中古レコードを漁っていると高橋キヨシのシングル盤を発見。シングルがあるとは知らなかったので少し嬉しいく犬も歩けば何とやらです。ただシングル用に"きれいな"録音で私はライブ収録の方が好みですが、ライブの音はネットで見つからなかったので、興味ある方は作者の子門真人の映像でご覧になって下さい。 ⇒ 子門真人 思いでは泪と共に
ところでテーマとは外れますが、このライブ盤には大会初期の何回分かの優秀曲が入っていて、19曲目は第5回大会で歌われた「下っ端」。これは歌っている炭谷兄弟の自作曲。
グループ名が「金玉」。キン…ではなくコンギョクと読みますが、アナーキーな雰囲気を持ったパンク・フォーク!これは良い。どこかで中古を… と思ったらシングルでウン千円の値。やっぱりね。ま、棒に当たるまで気長に探してみましょう。
■ 以上、聞きたい365日 第327話でした。
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2024/11/09追記 紹介した映像でポップトップスが停止となっていたので、新しい映像のリンクを貼りました。子門真人の「思い出は泪と共に」も停止でしたがこちらは別のサイトから。代わりと言っては何ですが、最近高橋キヨシの歌も出ましたのでこちらでどうぞ。