daddy-kのいきあたりばったりⅡ

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セルジオ・メンデス&ブラジル'66

2024-09-10 | 音楽つれづれ

セルジオ・メンデス、通称セルメンと言えば、フージョンなどが人気だった80年代に全米4位の大ヒットとなった「愛をもう一度」を思い出す人も多いのでしょうね?

あれからもう40年も経つのかぁと思いつつ、化石時代の音楽に親しんでいる私が思い出すのは、もっと古い「セルジオ・メンデス&ブラジル'66」の時代で、「マシュ・ケ・ナダ」 が日本でもヒットしました。

アントニオ・カルロス・ジョビンや、ジョアン・ジルベルトなどで聞くボッサ・ノーヴァは、お洒落な大人の音楽と言う感じでしたが、そこに飽き足らない若者向け音楽としてロックの要素も取り入れウケたのが、セルジオ・メンデスとブラジル'66と言う事でしょう。

そこで取り上げられたのがビートルズの「デイトリッパー」、歌っているのがラニ・ホールとジャニス・ハンセン(右)の二人のアメリカ人女性で、ラニ・ホールはA&Mレコード創設者の片方のA(ハーブ・アルバート)の奥様だそう。

それは余談として、このLPには入っていないのですが、同じくビートルズの「フール・オン・ザ・ヒルもカバーしていて、個人的には本家よりこちらの方が好きでした。

他にポップスから「君に夢中(Going Out Of My Head)」などもありますが、大ヒットした「マシュ・ケ・ナダ」はジョルジュ・ベンの曲、「おいしい水」はジョビンの曲など、サンバやボサノバの曲にロック風味が味付けされ、買った当時はよく聞いていた思い出のアルバムです。

私は今はブラジル音楽と言えば「ショーロ」が好き(特にバンドリンの響きが好き)ですが、あの頃ブラジル音楽と言えばボサノバであり、セルジオ・メンデスとブラジル'66でした。

 

先日のニュースで、そのセルジオ・メンデスさんが亡くなられたとの訃報。

83歳と言えばまだのお歳ですが、コロナの後遺症で苦しんでいらっしゃったとの話もあり、大変残念な事でした。どうぞ今はゆっくりお休みになって下さい。

以上【聞きたい365日】第383話でした。関連の過去ブログ ⇒ 思い出のA&Mレコード



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