daddy-kのいきあたりばったりⅡ

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リンゴの歌が聞こえる

2022-09-13 | 音楽つれづれ

実りの秋は果物が味しく、今は大概の果物が年中手に入るので、落語「千両ミカン」などピンとこない人もいるかな? でも何でも旬の時期に食べるのが一番美味しいですよね、子供の頃たべたリンゴの想い出なども季節とセットでよみがえるし。

話が落ちますが、”ニュートンはク〇の落ちるを知らざるか”と、昔のトイレの落書き。 確かにリンゴで無くても…と、まだ、水洗でないトイレの時代育ちの戯言でご勘弁を。

 

リンゴは歌にもたくさん歌われてきましたが、ポップスでは「林檎の樹の下で」を思い出し、先日書いたおおたか静流さんも、「リピート・パフォーマンス」の中でカバーしていましたし、歌謡曲にも「リンゴ村から」など結構あって、多分ですが果物の名が付く歌では、リンゴが一番多いのでは?と言う気がします。

私は中でもドン・ドラモンドとスカタライツの演奏する「RINGO」が好きで、この曲実は、米山正夫さんの作った名曲「リンゴ追分」の、スカ・ヴァージョンなのです。

ブルーズのボビー・ブランドも、確か兵役についていた時期に日本にいて、この曲の印象が強かったようで、”りんご~のはなびらが~”と日本語で歌ってくれたとレコードのライナーで読んだ記憶がありますが。

リンゴの産地と言えば有名なのは青森や長野、北海道だと余市とかでしょうが、実は札幌の平岸も昭和30年代まではリンゴの名産地として「平岸リンゴ」の名で、樺太や上海まで販路が広がっていたそうです。

今は住宅地となり、果樹園は見当たりませんが、昔ここはリンゴの一大産地だった事を思い出してもらおうと、環状通にリンゴの木が植えられ、市が手入をしています。

それにしても、このサッポロスマイルのシールが貼られたリンゴ、可愛いですね。

もうじき小学生の収穫体験があるはずで、さてこのリンゴはどこへ行くのでしょうか?

このリンゴ並木1974年に、環状通の中央分離帯800mに「レッド・ゴールド」が52本「旭」28本が植えられスタートしましたが、世代交代が進み今は「さんさ」や「つがる」「きたかみ」…国光や紅玉で育ったオヤジには何がなんだか…

でも、ありがたい事にきちんと種類が表示され、少しはついてゆける…気がしますが。

 

散歩ついでに「平岸郷土資料館」も見てきました。案内板は見当たらず児童会館でしか無いし、学芸員もいないし、農機具なども積み重なっているし…と、ネガティブに不満を言っているのでは無く、農家の納屋を思わせるこの雰囲気、結構好きですよ。

入って最初に目に入るのが、リンゴの収穫道具類。

そして昭和初期のリンゴの収穫や、昭和11年の台風被害の様子。

昭和30年の収穫、そして宅地造成のため切り倒される昭和40年頃の写真と、原野だった明治期の平岸街道や、広々と畑が拡がり開拓が進んだ昭和初めの様子など、平岸の歴史が展示されていて、まだこの頃をご存じのお年寄りも多いのでしょうね?

大変な日々だったと思いますが、どうぞ皆さん長生きされてくださいね。

 

帰り道、大好きな札幌軟石の建物を見つけました。たぶん、昔はリンゴの貯蔵倉庫として使われていた建物だと思います。

あまり気にしていなかった平岸に、少しだけ触れられた散歩日和の一日でした。

 

■ 以上、聞きたい365日 第322話でした。



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