明け方の札幌はごく弱い小ぬか雨で、木の葉にとってもうれしい雨。ちょうどライラックが咲く季節なので、「ライラックス・イン・ザ・レイン」という曲を思い出しました。
30年代に作られたこの曲、あまりジャズメンに取り上げられる事はないみたいで、私はジュニア・マンスとカール・パーキンスでしか聞いた事が無いのだけど、しっとりと美しいバラードで、今朝の雨にとても似合う気がします。※引用したのはカール・パーキンスの演奏。
さてライラック、植物園のウスゲハシドイはまだ蕾でしたが、大通公園の創成川に沿って植えられているのを思い出し、先日行ってみると咲いている木に出合いました。
何本か植わっていて大半は、おお!もう少し、という感じ(5/22日)でしたが、中で一本派手にデモンストレーションをしている(?)木がありました。なかなか良い感じです。しかし名称が植物園ではウスゲハシドイ、ここではウスゲシナハシドイとなっていて、どちらが正しいのでしょう? まあ薄毛になった私としてはどちらも仲間なのですが…
ここでは32種200本近いライラックが植えられているそうですが、下の写真はウスゲハシドイ同様に遅咲き種。
左からミスカナダにジェームスマクファーレン、ミスキムと案内がありました。どれも1950~60年代の品種のようで、多くの人が新品種の開発に頑張っているのですね。
下はやや遅め=中咲きと言った感じの、四季藍という中国原産の木だそうです。
これにはメイヤーライラックとチャボハシドイノの交雑種と案内板が。何の事やらという感じですが、花はなかなか私の好みのものが咲いています。一般的なライラックと違い、ダマにならずアタシはアタシとばかりに咲いているのが良いですね。ウスゲハシドイもそうですが。
白いライラックも何種類も植わっていましたが、目についたものを挙げると、左からマダムルモアン、イーディスカヴェル、ジョンダンバーとなっていました。オーソドックスな紫系統より好きかも知れない。
この花はヒアキンシフローラライラックという種類のポカホンタスというのだそうで、花弁に白っぽい縁取りがあってこれも綺麗でした。お天気が良かったのでカトリック北一条教会とも良い感じですね。わたし実は札幌軟石の建物も大好きなのです。
その縁どりがもっと鮮やかなのがセンセーションという種類。
左奥に同じ木から出ている白い花も見えますが、ゲンペイウツギ (ハコネウツギ) のように、咲き始めの色だからなのか、接ぎ木なのかは?ですが、でも、この日の個人的ハイライトとして楽しませてもらいました。