やる気もありません。

bibukoです。音楽関連の云々を色々書いていく・・・予定。

冴火。

2015年05月03日 | その他
久しぶりに新曲をアップしてみました。

カバーでもお遊びでもない曲は去年の9月以来です。

ニコニコ動画

youtube

今回の曲は漫画が元ネタなんですが、一文でざっくり説明すると、押切蓮介作「ゆうやみ特攻隊」に出てくる「冴火」というキャラクターが好きで好きで死ぬほど好きだったのでそいつの曲勝手に作ったった・・・てな感じ。

押切作品好きなんっすよ。

読み物を批評するほど文章力や読解力があるわけでもないので内容についてはアレコレ言いませんが、ホラー系の漫画好きな人にはおすすめです。あと押切漫画は女の子が軒並みかわいい。かわいいは正義。

イラストはSentimental...さんに描いて頂きました。
ありがとうございます!

自分の好きな言葉やフレーズを好きなように好きなだけ詰め込んだので結構長めな曲になってますが、よかったら聞いてみてやってください。

bibukoでした。



【おまけ】

好き勝手に歌詞を考えてたら最終的に結構な量になってボーカロイドの打ち込みにものすごく苦労しました。

僕は基本的に考えた歌詞を取捨選択せずそのまま全部使います。推敲するの面倒だから。

よって文字数がやたら増えてしまい「息継ぎなしで歌いっぱなし」な曲が多いのです。

「なんて歌ってんのか分からない」というお声もいただいたので、今回は全文載せとこうと思います。





渇えど未だ足りぬ傀儡(かいらい)
縋れど潰えぬ痛みの枷(かせ)

聖祭の音色 奏で あぁ騒擾(そうじょう)
うつぼの刻印 喰らえ いざ葬送

闇夜に飲まれいつ何時出やる
酔う間に手折る愚鈍は鉄(くろがね)

穢れの柱 凶つ きりきり舞い
夢幻に染まる蟲毒 塵芥(ちりあくた)
常世の饗宴 怨み 鬼哭啾啾(きこくしゅうしゅう)
蝕む吐息 狂喜 愉快痛快
 
共にあり共に臥し憎しみ逢う罪を咎めず
すべてを弑(しい)する力を冀求(ききゅう)した

一切合切 絶望苦悩さえ喰らい尽くした贄の重さが
赤紫色の煉獄の果てに久遠(くおん)の情愛を萌(きざ)して
壊れてゆく
蹂躙 暴虐 苦喚叫喚に歪(ひず)む黄泉と現世(うつしよ)の境界で
髪(くし)乱し一年(ひととせ)分の甘美なる悦楽を貪って笑う 笑う 笑う
私の名は

災禍にまやかし刺さる楔
波間に浮かぶ土壇は黒首

芥子粒(けしつぶ)ひとつ潰せぬ能無しの
魂啜ってため息ふたつ
指折りみっつ数えて喋々(ちょうちょう)と
胸に抱かれ昂ぶる胡乱な光彩

泥梨(ないり)の蔓(かずら)にその骸を喰わせんと

百魂繚乱 愛情 懸想 翡翠蠢く月隠(こも)りの夜に
浅葱色に濡れた襦袢はだけ縫い潰された唇重ねて
溺れてゆく
幽愁 厭世 淡い記憶も涙も涅(くり)の土に飲み込まれて
赤銅に錆びついた九泉(きゅうせん)の花園で 白銀の蝶が回る 回る 回る
裸足の庭

あぁ 焼け付く咽喉 瞼の針 捩(ねじ)れた嬌声  
あぁ 大樹の格子 首筋に絡んだ 幽かな吐息は黒縄の夢
 
長しえに徒然に揺蕩(たゆた)う烏の嘴が
枯れゆく花弁を嘲って奈落に堕ちてゆく

一切合切 終天未来さえ喰らい尽くした業の重さが
赤紫色の煉獄の果てに無間の水火(すいか)を与えて
壊してゆく
陵辱 暗根 苦艱叫喚に歪(ひず)む黄泉と現世(うつしよ)の境界で
悪意 渦巻く享楽に 唯其の身を委ねて 眠る 眠る 眠る
私の名は





( )でふりがな打ってんのは、「ボカロ打ち込みの際に歌詞考えた自分自身が読めなくて困ることがあるから」です。