goo blog サービス終了のお知らせ 

Cycle Log

トライアスロンのトレーニング、レース、機材、その他色々

エアロポジションによる高速巡航(私家版)

2016-05-06 | セッティング
 自分なりのエアロポジションによる高速巡航の方法が出来てきたので備忘録。調べてみたけれど、案外高速巡航の仕方の解説はないものだ。

①セッティング
・ステムやや長め(僕の場合120mm)
・ハンドル狭め(同400mm)
・ハンドル低め(コラムがないほうがかっこいい)
・サドル前め(平たく、先端が幅広のが好み)
・サドル平行か前下がり(前下がりの方が踏みやすいが、平行のほうが快適性が高い)
・サドル高め(たぶん好み)
・クリートは前寄り(これもたぶん好み)

②持ち手(手と腕はいずれも軽く添えるイメージ)
・下ハン(ハンドルとブレーキを扱えるが、腕が下に伸びているのでエアロ度はやや低め。それと、上半身がきつい。高速巡航それ自体というよりも、路面変化や車など外因に対応するために使用。また、高速巡航中にスピードが落ちる程度の短い上り勾配があった場合、下ハンダンシング(スプリントに近い)でクリアする。このとき、腕の力でバイクを引き付けつつ体重で踏み踏みするだけなので短時間ならノーコストでトルクを上げられる)
・ブラケットの角(高速巡航の基本ポジション。腕が前に伸びているのでエアロ度高し。上半身も楽。なるべく下腕は水平にする)
・おいでやす(色々な意味で上級者用。サガン等が逃げているときに使うアレ。手首を上ハンにのせ、ハンドルの前で軽く手を組む。まずこれが体勢的に難しい。上半身が脱力するので、体重が勝手にペダルに乗る。また、腕を前に三角に出しているので、胴体に当たる空気を外に流してくれる。そもそも体勢が一番低い。くれぐれも安全な道で)

③体勢
・上半身の体重をペダルに乗せられるように、腕を前に出し体を前に乗り出すような体勢。サドルには前乗り。背骨で支える。

④ペダリング
・基本。2時~5時で踏む。引き足はほぼ使わず、リカバリーストロークのみ。背骨のサイクルジャージのポケットある辺りを支点に体重でペダルを機械的に上下に踏み踏みするイメージ。ケイデンスは80~95。使う筋肉は、大腿四頭筋が主のはずだが、ちりちり痛むのは大臀筋とハムストリングス。よく踏めているときほど、大臀筋がよく動いている気がする(ケツで踏む)。それと、腿と腹を蝶番のように開いたり閉じたりする筋肉の一帯を使っている(腰で踏む)。腿で軽く腹を蹴るイメージ。上半身の体重をスネの骨に乗せてペダルに落とすイメージ。踏み足は水平に近く、拇指球のやや土踏まず寄りでペダルを踏んづける。5時まで踏んづけ終わったら速やかに脱力、リカバリーストロークへ。
・ブースト。基本よりもっと速度を得たいときは、6時~7時の引き足を積極的に使う。トルクを稼ぐというよりは、下死点のペダルの減速をなくし、回転数を上げるイメージ。ケイデンスは90~115、ケイデンス低いとかえって辛いかも。とにかく、ペダルをぐるんぐるん回す、遠心力を使うようなイメージ。3km/hくらい速度を上乗せ可能だが、持続時間が数分程度。上半身もきつくなる。あと、意外と向かい風に弱い(ハムストリングスが休む瞬間がなく、引き足が向かい風で疲れるからか)。引き足はハムストリングスで行う。サイレントアタック用か。

⑤その他
・高速巡航は、見通しの良い安全な道で。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今度こそ、風張林道

2016-05-06 | トレーニング

(有名な巻貝)

 改めて、バイシクルクラブ2016年6月号に紹介されていた風張林道へ。何箇所か分かれ道があるので、都度道を確認しながら檜原の奥地へひた走る。
 檜原村役場のT時路を北に向かうと、あとはしばらく道なりで、檜原きのこセンター方面へ。しばらくはなだらかな登り基調が続くが、進むにつれややきつめの勾配が現れる。道は変化に富むが、車が少なく走りやすい。藤原地区の四叉路を過ぎると、山奥感が強くなってくる。ギアをインナーに入れてとことこと。もう少し走ると、180度ターンの坂道が現れ、本格的なヒルクライム開始。前評判から恐々だったが、意外に道は悪くなく走りやすい。とはいえ、勾配はそれなり。15%前後がしばらく続く。登り方はほとんどシッティングしばり。ダンシングだとかえって疲れそう。上ハンをもち、腕でハンドルを強く引きつけながらペダルを踏み込む。それでも8km/hとか1桁台しか出ない。勾配がきついのは檜原きのこセンターの前後くらい。おそらく、18%くらいか。そのあとは、きつい区間となだらかな区間が交互にあり、ペースを守る限りそれほど大変ではない。道も、落ち葉や石が落ちている他は、舗装の状態も悪くないので相変わらず走りやすい方である。それでもまわりは木々に囲まれ、まさに林道という様相である。他に人も車もおらず、静かで自分と向かい合いながら走ることができる。うっ、思い出したくないことまで思い出してしまう……。
 とことこと走っているうちに、有名な巻貝と絶景ポイントを通過し頂上へ。奥多摩周遊道路の風張峠駐車場の付近に出る。奥多摩周遊道路に出るにはゲートが閉じられているので、脇の歩行者が通れる程度のスペースをバイクを担いで通ることになる。180度ターン坂から頂上まで28分。
 あとは奥多摩周遊道路をひたすら下っていく。武蔵五日市から都民の森へ登ってくる人は結構多く、やはりそちらのルートも楽しそうである。途中で、ブリヂストンアンカーの選手とすれ違った、たぶん椿選手。このルートはプロ選手を見かけることがしばしばある。
 武蔵五日市まできてしまえばあとは、ほぼ平坦。エアロポジションによる巡航をしながら踏みまくって帰った。自分なりの巡航方法が出来てきたような。


(頂上付近の絶景ポイント、というかただの山々)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする