“チャラ男”西岡変えた結婚、中田翔「自分はまだっす」

　このままじゃ一生独身だ！　日本ハム・中田翔内野手（２１）が、結婚を機に昨年大きく飛躍した大阪桐蔭高の先輩、ロッテ・西岡剛内野手（２６）にいたく刺激を受けている。

　中田は今年も西岡が主宰する恒例の合同自主トレに参加。昨年までの利用施設は東京都内だったが、今年は大阪府吹田市内に変更した。中田と西岡の母親も見守る中で７日、２０１１年の本格始動となった。

　西岡は昨年、結婚を機に大きく飛躍した。「酒の量も外出も減らす。野球一筋でやりたい」と自主トレ初日から、チャラ男返上で練習に取り組み、主将として臨んだシーズンで初めて全試合に出場した。キャリアハイの成績でチームを日本一に導くとオフにはツインズへの移籍が決まった。

　茶髪ロン毛から黒の短髪に身なりを整え、夜遊びを封印するなど、球界の誰もが驚いた西岡の変身。その陰には、昨年７月に結婚したファッションモデル、徳澤直子（２６）の内助の功があった。

　西岡の結婚は、後輩の目にどう映ったのか。中田は「西岡さんの野球に対する考え方が変わったように見える。うらやましいです。幸せそうですもんね」と語る。

　一方で中田自身は、昨年の始動日に髪の毛を虎模様に染めて現れるなど危機感ゼロだった。シーズン後半に入り、新打法でようやくプロ１号本塁打を放つなど、開花の兆しは見せたが、最後まで体がもたず息切れした。

　ならば尊敬する先輩に倣って、あげまん女房をブレークの呼び水にしては？　中田に結婚願望をたずねると、「自分ッスか！？　まだまだッスよ。もっと稼げるようになってから」と一笑に付されてしまった。ちなみに中田の今年の年俸は１８００万円である。

　遅ればせながら、野球にどん欲な姿勢は出てきている。「去年、（打撃の）コツのようなものはつかんだ。シーズンの終わりまでしっかり振れるように、下半身を鍛えたい」と中田。バットで１年間しっかり稼ぐことが、何よりの“婚活”になるはずだ。（笹森倫）

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巨人、バニスター獲得…でも親の二の舞い避けたい

　巨人が昨年までロイヤルズに在籍したブライアン・バニスター投手（２９）＝写真＝と１年契約を結んだと６日、米メディアが報じた。右腕のバニスターはメジャー５年間で３７勝５０敗、防御率５・０８。昨季は７勝１２敗で防御率６・３４だった。

　このバニスターの父は、ヤクルトで野村克也監督１年目の９０年にプレーした左腕のフロイド・バニスター投手。メジャー１３３勝（来日時）を誇り、当時としては超破格の年俸１億４０００万円で期待されたが、これにはとんでもない裏があった。

　「左肩を手術したばかりで、リハビリのために日本に来てたんや。勝っていても、自分で決めた球数になると、勝手にマウンドを降りてしまう。あれにはエライ目にあったわ」とノムさんがボヤいたもの。結局９試合で３勝２敗、防御率４・０４に終わり、６月に解雇された。

　息子もメジャーの先発ローテに入り、まだ若いのに日本に来るというのは、何とも気になるところ。「あの親にして、この子あり」とならないことを祈るばかりだ。

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原－菅野の血縁ホットラインに敏腕スカウト２人が待った！

　原－菅野の血縁ホットラインに待ったをかけるのは誰だ？！

　今年のドラフトの超目玉で巨人・原辰徳監督（５２）のおい、東海大・菅野智之投手（２１）が７日、神奈川県平塚市のグラウンドで新年初練習。早々と１位指名を決め公表済みの巨人・清武英利球団代表がスカウトを伴って現れたのをはじめ、９球団のスカウトがあいさつに訪れた。

　巨人以外の球団関係者が「血縁だけは乗り越えられませんよ」と白旗ムードの中、「いや、あの人だったら強行指名があるかも」といわれる敏腕スカウトが２人いる。

　中日の石井昭男スカウト（５５）は、東海大相模高および東海大ＯＢで、巨人・原監督の３年先輩。原監督を部屋子（付け人）にしていた間柄だ。菅野の祖父、原監督の父で元東海大監督の原貢氏（７５）とも師弟関係にある。もう１人、広島の苑田聡彦スカウト部長（６５）は、原貢氏にとって福岡・三池工高監督時代の教え子である。

　１番乗りであいさつした石井スカウトを直撃すると…

　－－石井スカウトなら、という声がある

　「いえいえ、逆に（親しい間柄だからこそ）『指名しないでくれ』といわれたら断りづらいともいえますよ。でも…」

　－－でも？！

　「今年巨人が優勝できなかったら、辰徳はクビになるかもしれない。そうなれば（菅野は）フリーですから。その時のためにも、きょう来ていなければ話になりません」

　－－原監督が来年も続投となれば、中日が指名する可能性はないのか？

　「可能性は、あります。ただ、現場とも話し合って決めることです。ウチはチェンが今年限りでのメジャー移籍を取りざたされている。本当にそうなったら、現場は『ぜひ左投手が欲しい』となるかもしれない（菅野は右腕）」

　菅野を獲得するには、３年契約の最終年の原監督を退団に追い込むほど、たたきのめすしかないというわけか。

　一方の広島・苑田部長は「現段階では菅野が１番いい。（他のドラフト１位候補と比べて）頭２つ抜けている感じ」と評価しながらも、「いくかいかないかはオーナーが決める」とかわした。

　菅野自身は今年の元旦も例年通り、原監督、原貢氏を含む３家族で神奈川県伊勢原市の大山阿夫利神社に初詣で。原監督からお年玉も頂戴したそうで、報道陣から金額を聞かれると、「２、３万？　まぁそれくらいと考えていただければ。５万？　それはないです。“推定”でお願いします」と屈託なく笑った。確かに、他球団が手を出しにくいムードではある。（宮脇広久）

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２０１１野球殿堂入り見所 昨年惜しまれ他界「親分」大沢氏

　１４日に発表される２０１１年野球殿堂入り。注目されるのは、２年連続して１票届かず落選、今度が３度目の挑戦になるプレーヤー表彰の中日・落合博満監督だけではない。エキスパート表彰での故・大沢啓二氏（元日本ハム監督）の当落も見どころになる。

　エキスパート表彰の対象者となる条件は、（１）現役を引退したプロ野球のコーチ、監督、審判で引退後６カ月以上経過している（２）現役を引退したプロ野球選手で、引退後２１年を経過している、だ。投票するのは、競技者表彰委員会選出で殿堂入りした人と競技者表彰委員会の幹事（約５０人）。有効投票の７５％以上得票した候補者が殿堂入りする。

　昨年は、史上初の両リーグ（中日、ロッテ）での首位打者達成の故・江藤慎一氏（元太平洋監督）が選ばれている。実弟の慶大・江藤省三監督が表彰式で父親代わりだった兄の殿堂入りに感涙する一幕があった。今年ノミネートされている候補者の中で最大の注目は、昨年１０月７日に胆のうがんのために亡くなった、「親分」の愛称で知られる元日本ハム監督の大沢氏だ。

　日本一野球を愛しているオーナーといわれ、特別表彰で０９年に野球殿堂入りしている元日本ハムオーナーの故・大社義規氏から全面バックアップを受け、野球界で親分としての立場を築いた。

　「大社オーナーがいなければ、親分の野球人としての成功はなかった」と言われるほどだ。確かに日本ハム監督として就任６年目の８１年のリーグ初優勝は、今では考えられないだろう。

　ユニホームを脱いだ後は全国野球振興会（日本プロ野球ＯＢクラブ）理事長、名誉会長を歴任。球界ご意見番としてテレビ番組のコメンテーターとしても活躍。通算３０８５安打の日本記録を持つ張本勲氏とともに「あっぱれ」「喝」の名文句で人気を博した。

　そんな大沢氏が、大社元オーナーに続き、殿堂入りを果たせば、大きな話題になるだろう。しかも、今、日本ハムはゴールデンルーキーの斎藤佑樹人気で球界の話題を独占している。大沢氏の野球殿堂入りがなるかどうか。１４日の発表が注目される。（夕刊フジ編集委員・江尻良文）

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遼、欧州ツアー最年少Ｖ １７歳のマナセロ圧倒

★ロイヤル・トロフィー＝ブラックマウンテンＧＣ第１日

　男子ゴルフの石川遼（１９）＝パナソニック＝が今季初戦で無難な滑り出しをみせた。東京・杉並学院高時代の先輩、薗田峻輔（２１）とペアを組み、１７歳のマテオ・マナセロ（イタリア）パブロ・マルティン（スペイン）組に３アンド２で快勝した。第１日は２勝２敗のタイだった。

　欧州ツアー優勝などの最年少記録を持つマナセロは、石川が「メジャーで優勝争いをしたい」という新鋭。自分より若い強敵にライバル心を抱えてのプレーとなったが、初日は石川が圧倒した。

　「彼のスイングは迫力があった。あしたは苦しい試合になると思うが、頑張りたい」と石川。４年目のプロ生活を快調にスタートさせて満足げ。第２日は２人一組で、ホールごとに良い方のスコアを採用するフォアボールで行われる。

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