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サクサク動く?――写真と動画で解説する「Xperia arc」

2011-01-07 16:55:35 | 日記
 Sony EricssonがAndroidスマートフォンの新製品「Xperia arc」を発表した。写真や動画といったメディアを楽しむためのエンタテインメント機能とデザインにフォーカスしたスマートフォンという従来のXperiaシリーズのブランドコンセプトを継承しつつ、より薄型・軽量の筐体や、Mobile BRAVIA Engine、高画質カメラ、最新のAndroid OSの搭載など、ハードウェアとソフトウェアの両面に磨きがかけられている。
【動画:ホーム画面や写真のビュワーを操作】 【拡大画像や他の画像】
 製品を手にして、現行モデルの「Xperia X10」(日本名は「Xperia SO-01B」)から大きく変わったとすぐに実感できるのが、狭額縁で筐体との一体感が高い液晶ディスプレイだ。画面サイズはX10の4インチから4.2インチ(解像度はともに480×854ピクセル)に大型化されたにもかかわらず、ベゼル部分を可能な限り狭くしたことで本体幅は従来と変わらない63ミリを実現している。重量も135グラムから117グラム(いずれもグローバル版の数値)と大幅に軽量化されており、アーク形状の薄型フォルムとあいまって、実際に持った感覚では従来よりもスリムになったかのような印象さえ受けた。

 ディスプレイには、ソニーの液晶テレビ「BRAVIA」でも使われている、液晶パネルと指が触れるガラス部分との間にすき間をなくす「クリアブラックパネル」を採用した。これによって液晶パネル表面とガラス面の間で起こる光の反射を防ぎ、より鮮明な画面表示が可能となった。画面上の表示と指の距離がより近くなるため、操作感もより良好になっている。加えて、BRAVIAに用いられている高画質化技術を携帯電話向けに移植した「Mobile BRAVIA Engine」の搭載により、写真や動画の再生時のコントラストや色調、シャープネスを向上させたほか、YouTubeにアップロードされた低ビットレートのコンテンツなど、デジタル圧縮に起因するノイズが低減されている。

 Mobile BRAVIA Engineは、すべての画面表示について一律に作用するのではなく、Android OSのメディア再生APIを利用したときにのみ有効になるという。これは、文字の表示が不自然になったり、Webサイトの表示が意図しない色彩になったりすることを防ぐためだという。つまり、AndroidマーケットからダウンロードしたゲームなどではMobile BRAVIA Engineの効果は得られないが、標準のメディア再生APIを利用するメディアプレーヤーソフトなどでは恩恵を受けられる可能性がある(確実にサポートされるのはプリインストールアプリのみ)。また、画面設定の項目としてMobile BRAVIA Engineのオン/オフが加えられており、ユーザーが任意に切り替えることができる。

 カメラの撮像素子として採用された「Exmor R for mobile」は、ハンディカムやCyber-shotで実績のある裏面照射型CMOSセンサーで、暗所での撮影時にも高感度、低ノイズを実現できるのが特徴。また、カメラ機能に関しては独自のユーザーインタフェースを搭載し、機能と使い勝手が向上している。

 OSのバージョンはAndroid 2.3で、現状で発表されているAndroidスマートフォンとしてはGoogleの「Nexus S」に続く2.3採用機となる。ユーザーインタフェースの一部で、操作性を改善させる工夫が加えられている。例えばアプリのアイコンを重ね合わせることでフォルダを作成できるほか、複数あるホーム画面のどのページを開いているときも共通のアプリが表示される「ステージ」と呼ばれる枠が用意される。なお、ソーシャルWebサービスを一覧できる「Timescape」は利用できるが、写真、動画、音楽を一括で管理できる「Mediascape」の搭載はXperia arcでは見送られている。

 他のAV機器の連携では、Xperia arcをDLNAサーバとして動作させることのできるメディアサーバアプリを搭載しており、内蔵カメラで撮影した写真や動画を無線LAN経由で大画面のテレビに映し出すといった使い方が可能。

 HDMI端子も備えており、BRAVIAなどのテレビにHDMIケーブルを利用して接続することが可能。ケーブルを接続するとBRAVIA側の電源オンと入力切り替え、Xperia arc側のギャラリーアプリ起動が自動で行われる。Xperia arcの画面がそのまま出力されるため、ブラウザやマップ機能もテレビで見られる。さらに、動画の再生や停止、画像の前へ/次へ、ブラウジングといった操作をBRAVIAのリモコンで行える。このコントロール機能はHDMI規格に含まれるCEC(Consumer Electronics Control)の仕組みを利用しているので、サポート外ではあるが、他社のテレビと接続した場合でも一部の操作を行える可能性がある。

 今回はグローバル市場に向けての発表で、海外も含め各国での提供先の通信事業者名や価格などには一切触れられていないが、日本市場でも販売される見込み。発売時期については地域によるが、2011年度の第1四半期以降から順次となる予定。


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住友商事と日本車輌、台湾で鉄道車両の大型案件を受注

2011-01-07 16:55:14 | 日記
住友商事と日本車輌製造は1月6日、住友商事を主契約者とし、台湾鉄路管理局(Taiwan Railways Administration:TRA)から車体傾斜式電車136両を受注したと発表した。契約金額は約300億円。

TRAは台湾全土の在来線鉄道輸送を担当する政府直轄の組織で、主な輸送系統は西部海岸と東部海岸を走る路線。今回受注した電車は2012年から2014年にかけて納入され、主に山間部や海岸線に沿って走る東部幹線の特急電車として使用される予定だ。

今回受注した電車は流線型のスタイルを持つアルミニウム車体で、8両を1編成とし17編成の合計136両で構成される。振子電車と呼ばれるタイプで、線路からの情報を読み取ってカーブに入る少し前から徐々に車体をカーブの内側に傾け、急カーブでも従来の車両よりも早い速度で走行できるとともに、乗客に不快な遠心力を感じさせずに快適な乗り心地を提供する。

2社がこれまでに台湾市場に供給した鉄道車両は、両社が出資する台湾の鉄道車両製造会社である台湾車輛の受注・製造分を含め、約400両に及ぶ。直近では、台湾車輛がTRA に納入した通勤電車160両が営業運転に投入された。

[マイコミジャーナル]

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Apache復活、IISと差を広げる - 2010年サーバシェア

2011-01-07 16:54:52 | 日記
WWWを支えるソフトウェアとしてはHTTPサーバを欠かすことはできない。HTTPサーバは1996年にApacheがシェア第1位を獲得して以来、常に最大シェアをキープし続けている。しかしながら、2005年まではシェアを増やし続けていたものの以後はシェアを落としほかのHTTPサーバがシェアを増やしていた。そんなApacheにとって2010年は復活の年になった。Apacheが大きくシェアを伸ばし、ほかのHTTPサーバは微減にとどまった。

Netcraftが提供しているデータをベースに、2010年におけるHTTPサーバシェア推移をRoyal PindgomがApache web server hit a home run in 2010として報告している。報告されている内容をまとめると次のとおり。

・2010年もWebサイトは急増を継続。約2,140万のWebサイトが増えたが、QQにおけるサイト数も含めれば実態はさらに多いと推測される。
・Apacheは4,300万のサイトを追加し1億5,200万サイトを突破。
・IISは800万サイトを追加し5,700万サイトへ。
・Nginxは微増。2009年に急増した勢いは2010年には見られなかった。
・Google (Blogger)も全体から見ると微増。

Apacheは2008年ごろまでIISのシェア増を受けて、相対的にシェアを減らしていた。2010年は大きくシェアを伸ばし、第2位のIISと差を広げる形となった。

(後藤大地)

[マイコミジャーナル]

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加RIM、PlayBookをCESでハンズオンプレビュー - 米国では4G対応で

2011-01-07 16:54:31 | 日記
カナダのResearch In Motion (RIM)は1月6日(現地時間)、現在米ネバダ州ラスベガスで開催されているInternational CES 2011において、同社初のタブレット製品「BlackBerry PlayBook」の提供計画の公開ならびに、CES来場者への実機プレビューを行った。これまで複数のイベントでエグゼクティブらによるプレゼンテーションや、ガラスケース内での展示は行われていたものの、来場者が実際に触れる形でプレビューが行われるのは初となる。

PlayBookは、スマートフォンのBlackBerry開発で知られるRIMのタブレット製品。ベースにBlackBerry Tablet OSを採用しており、HTMLとJavaによる開発のほか、Adobe AIRベースのアプリを稼働させることが可能。開発者に対しては、すでにSDKの提供で同社アプリストア「App World」へのPlayBookアプリの登録受付を昨年2009年末に始めており、ローンチまでにアプリを登録した開発者に対してはPlayBookの無償提供を行う旨の告知を行っている。

ハードウェア的なスペックは、7インチの1024×600ピクセル(WSVGAサイズ)の液晶パネルタッチスクリーンを採用し、本体サイズは130×194×10mm、本体重量は400gとなる。プロセッサには1GHz駆動のデュアルコアプロセッサに1GBの本体メモリを採用、MP3/AAC/WMAのオーディオ再生や1080pのHD動画(H.264/MPEG4/WMV)再生やHDMI経由での画像出力に対応する。ビデオカンファレンスと動画撮影に対応した両面HDカメラを採用、外部接続はIEEE 802.11 a/b/g/nの無線LANにBluetooth 2.1+EDRをサポート。さらに内部ストレージのサイズで3種類のモデル(16/32/64GB)が用意される。こうした協力なハードウェアスペックやソフトウェア環境のプレビューについては、追ってCESのRIMブースレポートの中でフォローしていく。

RIMではこのほか、PlayBookのローンチに関する詳細情報も公開している。従来、PlayBookの提供時期は2011年第1四半期とアナウンスされており、前述のApp WorldにおけるPlayBookアプリローンチもそのタイミングになるとみられていた。だがRIMによれば、米携帯キャリア第3位のSprintと共同で、同社4Gネットワークに対応したPlayBookを2011年夏にリリースする計画だとの発表が行われた。RIMとSprintによれば、4G対応により従来の3G接続よりも10倍高速なダウンロードが可能になるとのアピールが行われており、詳細は記されていないものの、おそらくSprintの提携パートナーであるClearwireのWiMAXネットワークに対応した製品になるとみられる。

これに関して、PlayBookの提供が遅れるのではとの観測が流れていたが、米Wall Street Journalの1月6日(現地時間)の報道によれば、Wi-Fiネットワークのみに対応したPlayBookの提供は、当初の予定通り2011年第1四半期中に行われるという。提供形態は不明だが、その多くは現在RIMがパートナーとして提携しているSprintのほか、ATやVerizon Wirelessなどの携帯キャリアのリテールストアを通じて行われるものとみられる。

(Junya Suzuki)

[マイコミジャーナル]

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ナゾの中国OS「麒麟」と「ネオ麒麟」はFreeBSDベース?

2011-01-07 16:54:09 | 日記
中国は従来よりも積極的に国産OSの開発と採用促進を進める可能性がある。いくつかのメディアがニュースを伝えているが、大元になっているのはPCWorldが掲載したChina OS Makers Partner on New Operating System Brandではないかとみられる。China Standard Software (CSS)とNational University of Defense Technology (NUDT)が「NeoKylin」と呼ばれる新しいOSの開発で合意したという発表が推測のベースになっている。経済活動や国防関連で採用されることになるのではないかと予測されている。

NUDTは2002年に中国政府の支援のもとで実施された研究開発プログラムをきっかけにOSの開発を開始。2006年にはEuroBSDCon 2006で開発物を発表し、2007年には最初のパブリックバージョンとなる「麒麟 (Kylin)」OSが公開されている。麒麟はFreeBSD 5.3をベースに商用のセキュリティ拡張を追加したサーバOS。高性能、高稼働、高セキュリティを謳っており、どの程度普及しているか数値は発表されていないが、各種機関で使用されているとみられている。

CSSはLinuxベースのデスクトップOSを開発している。今回、この2つの組織が新しいOS「NeoKylin」の開発に合意したことで、国産OSの開発と普及促進を従来よりも積極的に実施するのではないかと推測されている。現状、開発やリリースのタイムラインは発表されておらず、サーバOSなのかデスクトップOSなのかもわからない。

(後藤大地)

[マイコミジャーナル]

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