お~カナダ! たてよこナナメ歩き

主にカナダ🇨🇦西海岸の生活話と少しアメリカ🇺🇸のことと音楽について

M大学の説明会

2010-11-17 17:53:01 | 冬のものごと 2010
大学進学を控える娘を持ちながら、ほとんど何も手続を手伝わない母ですが
娘たちの高校で、現在カナダでランク第一位のM大学の人がはるか東部からやってきて説明会を開くというので長女と一緒に出かけました。

時間よりだいぶ早く着いたのに、会場の図書館はかなりの人が席に着いていました。
それよりも、その熱気、と言うか、殺気に圧倒されました。
まだ始まってもいないのに、M大学の担当者を見つめる目がすでにスルドイのです。
この前この図書館に来たのは卒業関連の説明会でしたが、雰囲気の違いが一目瞭然です。
聞けば、ほかの高校の親子も来ていたらしいのですが、真剣そのものでした。

M大学というのはカナダ東部にあるので、直行便でも飛行機に約5時間乗らないと行けません。
それに、とても寒い・・・・
バンクーバーにもカナダで一・二を争う大学があるのだから
そこに行かずにM大学に行くというのはやはり何か思うところがあるんでしょう。

高校のコースによっては、大学一年生の課程を修了したとみなされます。
そのため、M大学では一年生を免除、二年生からの入学になります。
うちの娘の通うコースはそれに当たるので、それでM大学を目指す人もいるようです。

さて、説明会なのですが、大学からやってきた担当者の若い女性
見るも気の毒なほど緊張していました。
声が上ずってしまい、今にも泣き出すのではないかと思うほどで
顔も、ブラウスの襟元から見えている肩甲骨のあたり、真っ赤になっているのでした。
M大学卒業生で、大学を愛するあまりこの仕事に就いたと言っていましたが
まだ仕事に慣れていないのでしょうか・・・
何かノルマを課されているのでもないでしょうけど、プレッシャーがあったのかな。

説明が終わって質疑応答になったら、まあ、ホントに真剣な質問と回答が飛び交って
私などはその迫力に圧倒されてしまいました。
入学許可の条件について、奨学金について、学科の選択について
特に東洋系の親は真剣で、眉間にシワを寄せて詰め寄る感じさえして
質問を受けるほうがたじたじになるほどでした。
(私はもうちょっと友好的に質問したほうがいいと思ったけど・・・)

私が唯一気になったのは、学費について質問があったときに
「州民の学費は2000ドル台、非州民は6000ドル近く(=年間、フル学生)」
ということでしたが
「どうやったら州民として認められるか」という質問が出て
「もし州内に住居を構え、固定資産税を払えば州民とみなします」
というふうに説明されたのですが、賃貸で住民になったのではだめなのかな?
だって、州民だってみんな家やマンションを買ってるわけじゃないはず・・・ということだけ。
でも、その場の雰囲気があまりにマジメだったので、質問するのははばかられました。笑

説明会が終了した後、会場のほとんどの人が担当の人に向ってなだれ込みました。
早速長い列ができ、個人的な質問攻めセッションが開始されておりました。
私と娘はそこには加わらずに家に帰りました。
今日説明したことを含め大事な情報はすべて大学のウェブサイトにあるそうですし。

さて、肝心の我が家の高校三年生の反応ですが
M大学は成績重視で、ほかの大学のようにボランティア活動や課外活動を一切評価しないというので
「なんかそんなのつまらない、せっかくいろいろがんばったんだから評価してほしいのになぁ」
ということでした。
それと、うちのお嬢さんは暑いのは好きですが寒いのが大の苦手。
ま、そんなこんなで、あんまり勉強とは関係ない話をしながら家路に着きました。




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