8月2日 木曜日
平成24年度 春夏コース、野外講座「寺院と古城から日本文化史を探る」旅。
第5回目となる今月の行き先は、滋賀県 彦根城・竹生島です
マリンピア沖の洲 6:20 徳島駅 6:40出発
行き先が少し遠いので、早めの出発時間となりました。
途中、淡路SAと大津SAでトイレ休憩、11:30頃に彦根市で昼食後、彦根城見学です。
言わずと知れた日本最大の湖、琵琶湖大津SAから臨む
天下の名城のひとつに数えられる彦根城は
初代城主の井伊直継(なおつぐ)、2代目 直孝(なおたか)により20年の歳月をかけて建設され、
元和8年(1622)に完成しました。
月明かりに浮かぶ彦根城は美しく、琵琶湖八景の1つに数えられています。
彦根城の別名「金亀城(こんきじょう)」の名は、彦根城築城前、彦根山上にあった寺院に
“金の亀に乗った観音像”が安置されていたためと言われています。
青空に映える彦根城天守閣
みんなのアイドル、ひこにゃんですきゃわうぃ~
安政7年(1860)、桜田門外の変により暗殺された15代目、井伊大老の歌碑。
直弼の死から100年後にあたる1960年に建立されました。
碑文は直弼の直筆を写したものです。
「あふみの海 磯うつ波の いく度か 御世にこころを くだきぬるかな」
大老就任以来、琵琶湖の波が磯に打ち寄せるように難問が押し寄せてくるが、
その都度、世のために幾度となく全身全霊で心を砕いてきたので悔いは残らない。
文武を極めた直弼は、自作の和歌集を編纂するほど和歌の道にも秀でていたそうです
彦根城を散策した後、彦根港へ。
琵琶湖に浮かぶ、周囲2kmの島“竹生島”を目指します。
彦根城からフェリーに乗って約40分、竹生島へ到着。
165段の石段を登ります。
宝厳寺本堂(弁才天堂)
本尊の大弁才天は、江ノ島・宮島と並ぶ「日本三弁才天」の中で最も古く、
開山時(724年) 聖武天皇の勅命を受け、僧 行基が開眼しました。
宝厳寺唐門
秀吉を祀った京都東山の豊国廟に建っていた「極楽門」を
豊臣秀頼の命により移築したもので、桃山様式を示す貴重な門です。
今回は彦根城、竹生島と暑い中、坂道をかなり歩きました。
受講生の皆さん、お元気ですね~感心します
次回は春夏コース最終回、京都の旅です。
京都最古の神社のひとつ、世界遺産の上賀茂神社・下鴨神社を訪れます。
9月ですので少しは涼しくなっているでしょうか。
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