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野外講座 寺院と古城から日本文化史を探る ~京都~

2013-06-14 | 野外講座

6月6日(木) 

平成25年度 春夏コースの第3回目となる野外講座「寺院と古城から日本文化史を探る」旅。

新緑の京都 三尾(さんお)※を訪ねて

栂尾山(とがのおさん)高山寺と高雄山(たかおさん)神護寺に行ってきました。

  ※京都西北の山間地、高雄(高尾)、栂尾(とがのお)、槇尾(まきのお)を合わせて三尾と呼ばれ、

   古来より紅葉の名所として知られています。

 7:20マリンピア出発  桂川PAで人数分のお弁当を積み込み車内で昼食

京都らしくお弁当の名前は「舞妓はん」、お茶付き!おいすぃ~

はっ!撮影する前に少し食べてしまったぁ...卵焼きと空揚げは、どこにあったでしょう?

 

11:50 栂尾山 高山寺に到着。

 高山寺は、世界文化遺産です

 

 

 

 市営駐車場より裏参道の階段を登ります。

 

            

      

 

 

国宝 石水院へ

石水院は、明恵上人(1173~1232)が後鳥羽院より学問所として賜った建物です。

 

 善財童子(ぜんざいどうじ) 和みます

 

 

後鳥羽上皇の勅額「日出先照高山之寺」 華厳経からとられた一句だそうです。

 

 寺号“高山寺”は、ここから付けられました。

 高山寺といえば、こちら

 カエルやウサギが擬人化されて描かれた「鳥獣人物戯画」

歴史の教科書に載っていましたね~ こちらには、全4巻のレプリカがあります。

 

石水院を出ると間もなく左手に“日本最古之茶園”の石碑が立つ栂尾茶園があり、

垣根の内側にはお茶の木がいっぱい植えてありました。

 

 

 古くから明恵上人は「茶祖」、栂尾山は茶の発祥地といわれており、

宇治の茶業者は毎年自家製の新茶を上人の廟前に献供(11月8日)するのだそうです

 

12:45  高雄 神護寺へ。

 

高雄山の中腹にある神護寺は、古くから紅葉の名所として親しまれています。

平安京造営の責任者であった和気清麻呂(733~799)が建立したのが始まりで、

その後、最澄は天台宗、空海は真言宗の基礎をこの地で築いたと言われています。

 

 

澄み切った空気と青紅葉に心が癒されます。

 

 

 駐車場から神護寺への道のりはなかなかハードな坂道であります。

 

 楼門

 

 

 鐘楼

 

 

 和気公霊廟

 

 

 金堂  朱塗りの組み細工が立派

 

 

 

 金堂から石段を下りたところに、五大堂・毘沙門堂があります。

 

 

 閼伽井(あかい)  弘法大師が自ら掘られたと伝えられる井戸

 

ぐるっと一巡して、再び楼門へ。

 

 神護寺をあとにします。 

 帰りは、嵐山・高雄パークウェイを通り嵐山へ。

 

 

 

 修学旅行のバスがいっぱい。

嵐山でお土産を購入し、旅は終了です。

どらサァヤどら焼きの中に生八ツ橋が入っています。

 

今回訪れた栂尾山高山寺・高雄神護寺にて、御朱印を頂いて参りました

 

 パンフレット

紅葉の季節にぜひ、もう一度足を運んでみたいです。

 

7月の旅は、“20年に1度の式年遷宮” お伊勢さん両参りです

出発時間が早いので、受講生の皆様、遅れないようにご確認くださいね。

 


野外講座 寺院と古城から日本文化史を探る ~奈良~

2013-05-17 | 野外講座

5/9(木)

野外講座「寺院と古城から日本文化史」を探る旅、平成25年度 春夏コースの第2回目は

奈良県 談山(たんざん)神社、大神(おおみわ)神社を巡ります

 

7:00  マリンピア出発  昼には暑くなりそうな良い天気です 

11:30  談山神社に到着 駐車場から歩いて神社へ向かいます。

 

 新緑がきれいです

 

 

談山神社は、あの「大化の改新」発祥の地。

645年、中大兄皇子・中臣鎌足らが蘇我氏を倒して始めた古代政治史に刻まれる一大改革です。

蹴鞠会で出会った二人は、談山神社の本殿裏山で極秘の談合します。 ヒソヒソ

この談合により蘇我入鹿を討ち、“中央統一国家”及び“文治政治の完成”が成し遂げられたのです

談合が行われた本殿裏山の多武峯(とうのみね)は、後に談峯・談い山・談所が森と呼ばれるようになり、

「大化の改新談合の地」の伝承が残ったということです。

「談山神社」という名前も、これに由来するんですね~

 

  けまりの庭  中大兄皇子と中臣鎌足が出会った場所です

 

 

 国内唯一の木造十三重塔

 

 

 拝殿

 

 

 本殿

 

 

 楼門

 

 

 

 昼食前に、もう一箇所。

12:30~ 日本最古の神社と言われる大神神社へ向かいました。

 

 二の鳥居

荘厳な空気が漂うパワースポットです

 

 拝殿

 

 大神神社のご神体は三輪山そのものということで、

本殿はなく、拝殿から三ツ鳥居を通して山に向かって拝みます。ぱんぱんっ

 

大神神社での参拝を終え13:20~待ちに待った昼食

 三輪そうめん山本にて、冷やしそうめんと柿の葉すしのセットです。

三輪そうめんの細さにびっくり ほそっ!!

「大和三輪素麺、名物なり、細きこと糸のごとく、白きこと雪のごとし、ゆでて太らず、

他国より出ずる素麺の及ぶところにあらず・・・」『日本山海名物図会』(1799)だそうですよ。

たいへん美味しくいただきました

 

昼食後、近くに箸墓古墳があるので歩いて古墳を見に行きました。

邪馬台国の女王・卑弥呼の墓との説がある箸墓古墳。

最近、初めての現地調査が行われました。

 

 

 

 

 

 

 

全長約280mの前方後円墳

巨大です・・・

横から見ると、こんな感じ(一部です)

 

 3世紀中ごろに造られたとか.....ほぉ

 

 日本古代史最大のミステリーのひとつとも言える、卑弥呼、そして邪馬台国

 箸墓古墳の調査が進めば、その謎が解き明かされるかもしれません。キラーン

 

 “大化の改新”発祥の地、“日本最古の神社”にまつわる様々なお話を聞き、

卑弥呼のお墓を歩き。。。

古代ロマンを満喫し、充実の旅となった奈良県でした

 

来月は、京都 「高雄山神護寺」と「栂尾山高山寺」を巡ります。

 


野外講座 寺院と古城から日本文化史を探る ~愛媛~

2013-04-22 | 野外講座

4/11(木) 野外講座 「寺院と古城から日本文化史を探る」旅

平成25年度 春夏コース(4月~9月)の第1回目です。

今期もよろしくお願いいたします。

 

今回の旅は、伊達十万石の城下町 愛媛県宇和島市。 7:00 マリンピア出発です。

天気は良いけれど、少し肌寒さを感じます。

徳島駅前を経由し、12:00 宇和島市に到着

パラパラと小雨模様の宇和島市内で昼食タイムとなりました。

いただいたのは、郷土料理の“鯛めし”“さつまめし”です。

 う、うまいっ!!!

 鯛めし・・・新鮮な鯛の刺身を特製タレに漬け込み、そのタレと玉子、ごま等を熱いご飯にかけて食べます。

 さつまめし・・・白身(鯛)の魚を焼き、身をほぐしたものと香ばしく焼いた麦味噌をすり合わせ、それを

          だし汁でのばし、糸こんにゃく、きゅうり等を加え、熱いご飯にかけます。

 

 大満足の昼食後、13:00 宇和島城へ

 急な石段を登り

 

途中、「井戸丸跡」

 

 重要文化財の天守へ

 

 

 

 天守閣から市内を一望

 

 

 

 山里倉庫

 弘化2年(1845)、三之丸に建てられた武器庫。(現 城山郷土館)

昭和41年、伊達家より譲渡され、城山内に移築しました。

 

藩老桑折(こおり)氏武家長屋門

 家老桑折家屋敷地に残されていたものを、昭和27年、桑折家より譲渡され移築しました。

 

 14:00 伊達博物館へ

 元和元年(1615)、伊達政宗の子である伊達秀宗が初代宇和島藩主となりました。

以来、歴代藩主の善政によって産業・文化の興隆めざましく、多くの文化遺産を遺しました。

銅像は、賢公の聞こえ高い八代藩主 伊達宗城さんです

 

 

 和霊神社へ

 石造りでは日本一の大きさと言われる大鳥居

 

須賀川から和霊神社へと架かる神幸橋(みゆきはし)

 

 神門

 

 拝殿

 神々しい雰囲気です

 

 巨大絵馬  ご利益ご利益・・・ムムっ!

 

 旅を通して、たくさんの出会いや発見のある半年間となりますように...

 

 近いようで遠い、四国横断 徳島 ⇔ 宇和島の旅。皆様お疲れ様でした。

 来月は奈良県、“談山神社” “大神神社”を巡ります。

 五月晴れとなりますように ムムっっ!

 


野外講座 寺院と古城から日本文化史を探る ~京都・奈良~

2013-03-26 | 野外講座

3月7日(木)

野外講座「寺院と古城から日本文化史を探る」旅、

平成24年度 秋冬コースの最終回は、奈良の法華寺門跡・新薬師寺と京都の浄瑠璃寺です。

7:20 マリンピア出発  10:45 法華寺 到着。

法華寺では、本堂・華楽園・古代ひな人形展を見学しました。

 

東門

 

 

 

護摩堂

 

もうすぐ満開 梅の花に思わず足が止まります。

 

本堂(重要文化財)

 

 

 

浴室(からふろ)  天平時代の蒸し風呂。

光明皇后が、薬草を煎じてその蒸気で多くの難病者を救済したとの伝承があります。

 

鐘楼

 

光月亭  奈良県月ヶ瀬村の民家を昭和46年に移築しました。

 

構造・手法から18世紀の建設と推定されています。

 

奈良市内で昼食後、バスを途中下車

細い路地をみんなで歩いて新薬師寺へ。

 

 

 

 

本堂

 

 

鐘楼

 

薬師寺についての説明ビデオを熱心に観る受講生の皆さん

 

最後は、京都 浄瑠璃時へ

参道を歩き・・・

 

山門へ

 

 三重塔(国宝)

 

 

 中央宝池のカメ吉くん気持ちよさそうに甲羅干し中です

 

 西方九体阿弥陀如来堂(国宝)

 九体阿弥陀仏をまつるための横長の堂。

 未熟な私たちを理想の未来へ迎えてくれる如来です

 

15:10頃、浄瑠璃寺を出発 奈良公園でお土産を買って帰りました。

 

おかげさまをもちまして、今期も無事に終了することができました

受講生の皆さん、ご協力ありがとうございました。

平成25年度 春夏コース(4月~9月)は、愛媛県 宇和島を巡る旅から始まります

各地の歴史に触れ、思いを馳せる旅。来期も楽しい時間を過ごしましょう

 

 野外講座 「寺院と古城から日本文化史を探る」

    4/11(木)  愛媛  宇和島城・伊達博物館・和霊神社

    5/9  (木)  奈良  談山神社・大神神社

    6/6 (木)  京都  高雄山神護寺・栂尾山高山寺

    7/4 (木)  三重  伊勢神宮(外宮・内宮)

    8/1 (木)  兵庫  鶴林寺・広済寺・西宮神社

    9/5 (木)  京都  二条城・西本願寺 

 


寺院と古城から日本文化史を探る ~滋賀県~

2012-12-13 | 野外講座

12月6日(木) 

今年最後となる「寺院と古城から日本文化史を探る」旅

滋賀県 “永源寺”と“信楽の里”を巡ります。

 

風の強さと冷たさに、今日は寒い1日になりそうだと予感しつつ {{{{( ̄∀ ̄)}}}} サブッ

いつもより少し早い出発です

マリンピア 7:00  徳島駅 7:20  強風のため、神戸淡路鳴門道 速度規制あり

淡路SA・大津SAで休憩  11:00過ぎ 永源寺到着

 

永源寺は、約650年前の開山という古い歴史と、紅葉の名所で有名なお寺です。

特に参道・山門・開山堂等を包む紅葉は大変美しいと言われており、楽しみにしていました が、

残念ながら名残を少し残すのみでした。ちーん。。 

ちょっと遅かったかな

 駐車場から橋を渡り、山門へ。

 結構厳しい道ですが、頑張って登ります。

 羅漢坂を登ります。

 120段の石段を登りつめると、そこには

                      ・・・( ・∀・)

 

 (∩´∀`)∩´∀`)∩(∩´∀`)∩´∀`)∩´∀`)∩(∩´∀`)∩´∀`)∩´∀`)

    (∩´∀`)∩´∀`)∩(∩´∀`)∩´∀`)∩´∀`)∩(∩´∀`)∩´∀`)∩´∀`)  十六羅漢像

 

 洗耳水

 

 総門

 

 

 山門 ※重要文化財

 

 鐘楼

 

 方丈(本堂)

 

 

 

  法堂(はっとう)

 

 

 三好昭一郎先生の説明を聞く受講生の皆さん

 

 

「もみじの里」として親しまれている永源寺。

 次に訪れるときには、鮮やかに染まった“紅葉のトンネル”をくぐり抜けてみたいものです。

 

 

 

 

 

永源寺参拝後、信楽へ

途中、名神高速道路PAにて昼食をとり、14:20~現地案内人と信楽の町を散策しました。

 

道路に埋め込まれた陶板 信楽焼は、日本六古窯に数えられます。

 

 

 

 まずは、「登り窯」の見学です。

江戸初期から昭和40年代にかけて使われていました。

  

 最盛期には80基ほどあり、全国のほとんどの火鉢を作っていたとのこと。

 現在でも、いくつかの窯が使用されています。

 

 

 

 何軒かの窯元を巡る途中、街の至る所に“たぬき”が・・・・・ちわっちわ~♪

信楽といえば、やっぱり“たぬき”ですよね?

そのユーモラスで愛らしい姿をご覧下さい

たぬきの売り上げは、全体の5%ぐらいだということです。

 

最後に信楽伝統産業会館内を案内してもらい、14:00 信楽を出発

途中、高速道路で事故があり、予定より30分遅い徳島到着となりました。

受講生の皆さん、お疲れ様でした

来月の旅は・・・新年明けて 1月10日(木)、奈良県を巡ります。るーん♪

今回と同じく、少し早い出発時間となります。

皆さん、防寒対策は万全に((((~~▽~~ ;)))ブルブルブル

来年も各地の歴史や文化に想いを馳せながら、楽しい時間をご一緒しましょう

 


寺院と古城から日本文化史を探る ~高知~

2012-11-15 | 野外講座

平成24年度 秋冬コース「寺院と古城から日本文化史を探る」旅

11月1日(木) 第2回目の行き先は、お隣の高知県

日本100名城に数えられる高知城と、いの町紙の博物館を巡ります。 

 徳島駅 7:40発  吉野川ハイウェイオアシスにて休憩  10:40 高知城到着

 

高知城は、天守閣、追手門など15棟の建造物が国の重要文化財に指定されています。

 

土佐藩の初代藩主、山内一豊 1603年(慶長8年)、高知城を築城しました。

 

妻の千代2006年、仲間由紀恵さん主演で大河ドラマにもなりました

 

  堀

 

 

 追手門  門前は枡形になっており、防御時には3方向から攻撃できます。

 

 石段を登っていきます。

 

  石樋   雨水を排水します。雨がよく降る土地柄、排水はとても重要です!

 

 

 石垣

 

 詰門

 

 敵がまっすぐ通り抜けできないように、入口と出口の扉の位置が筋違いに設置されており

1階は籠城用の塩を貯蔵する塩蔵になっています。

 

 本丸へ

 

  天守閣  高さ18.5mの外観四重(内部3層6階)、入母屋造り 本瓦葺

 1727年(享保12年)の大火で追手門を残し、天守閣はじめほとんどの建物を消失しました。

現在の天守閣は、1749年(寛永2年)に再建されたものです。

 

 矢狭間塀  壁の穴から鉄砲や矢で敵を攻撃します。

敵兵の動向を把握するための“物見窓”

高知城にのみ残っています。逃げよ...

 

 

 天守閣から高知市内を一望

 

 

 

 

 

高知市内で昼食後、いの町紙の博物館へ

 

 日本三大和紙のひとつに数えられる“土佐和紙”の産地、高知県いの町。

 博物館では、紙の歴史や原料から土佐和紙ができるまでの工程をパネルや現物で展示しています。

 職人による伝統の技法「流し漉き」の実演も見せていただきました。

 

館内で説明を聞く受講生の皆さん

 

 1,000年以上ある土佐和紙の歴史をわかりやすく説明していただきました。

 

 来月は、滋賀県 永源寺と “日本六古窯”信楽の里を巡ります。

 紅葉で有名な永源寺 12月上旬までが見頃のようですよるーん♪

 


野外講座 寺院と古城から日本文化史を探る ~広島県~

2012-10-17 | 野外講座

10月4日 木曜日

平成24年度 秋冬コース 第1回目の「寺院と古城から日本文化史を探る」講座。

今回は、広島県の“福山城”と“鞆の浦”へ行ってきました。

 

マリンピア沖洲 7:20  徳島駅 7:40  府中湖PA(休憩)  <瀬戸大橋> 

       福山城 10:40  福山市内で昼食。 13:00~ 鞆の浦散策

 

福山城は、福山駅と隣接しています。車窓から日本的な景色が観られていいですね

 

 

 福山城

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

元和5年(1619)、徳川家康の従兄弟である水野勝成が備前10万石の領主となり、

ここ福山に城を築いてから福山の城下町としての歴史が始まったそうです。

明治維新後の廃藩置県に至るまで、福山城が藩治の中心となりました。

 

 天守閣

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

受講生の皆さん、福山城博物館の方の説明を熱心に聞いています。

 

 鐘櫓(市重要文化財)

 

 

筋金御門(重要文化財)

入母屋造り、本瓦葺の脇戸付櫓門で、福山城本丸の正門。

福山築城に際して、伏見城から移築されたと言われています。

 

 御湯殿

 

 

 

月見櫓

 

 

 

 鏡櫓

明治6年、廃城の際に取り壊され、昭和48年に外観復元されました。

福山城博物館の文書館として活用されているそうです。

 

昼食後、鞆の浦へ。

鞆の浦は、国立公園として日本で最初に指定された場所のひとつ、瀬戸内海国立公園を代表する景勝地です

瀬戸内海のほぼ中央に位置し、このあたりで潮の流れが変わることから

古来、潮待ち風待ちの港として栄え、歴史的な事件や様々な伝説が残っています。

今回は、史跡めぐりガイドさんの説明を聞きながら、鞆の浦をのんびりと歩きます。

 対潮楼 入口

 

福禅寺本堂に隣接する「対潮楼」は、江戸時代の元録年間(1960年頃)に創建された客殿で

国の史跡に指定されています。

 

 

対潮楼から見る景色

 

 多くの文人墨客が、この風景を楽しんだことでしょう

 

 

波止場

 

鞆の浦のシンボル的存在常夜燈

 

 太田家住宅

もち米を主原料に、うるち米、焼酎、16種類の漢方薬を使って醸造した薬酒「保命酒」を

江戸時代初めより醸造し、藩から一手に醸造販売権を与えられました。

明治34年、太田家住宅での製造を終えましたが、

酒造業で繁栄した商家の面影をそのままの形で保存しています。

 

 

 

 

 

 

 小さい港町ですが、見所が多い鞆の浦は どこか懐かしいふるさとのような町でした。

 来月の旅は、お隣の高知県。

“高知城”と“いの町紙の博物館”を巡ります。

 

 


寺院と古城から日本文化史を探る ~京都~

2012-09-14 | 野外講座

9月6日 木曜日 からの→!

野外講座「寺院と古城から日本文化史を探る」旅、春夏コースの最終回となる今回は、

京都 上賀茂神社~下鴨神社です。

京都で最も古い神社のひとつで、ともに世界文化遺産に登録されています。

平安時代には王城鎮護の杜とされた上賀茂神社と下鴨神社。

歴史ある壮大な両神社はもちろんのこと、上賀茂神社周辺に広がる社家の街並みや、

下鴨神社 境内の“糺の森(ただすのもり)”など、神社周辺を散策してきました。

 

マリンピア沖の洲 7:20   徳島駅 7:40出発 途中、淡路SAと桂川SAにてトイレ休憩を挟み、

11:30頃 上賀茂神社に到着。

 

二つの鳥居をくぐると、真っ先に立砂と細殿が目に入ります。

 “立砂”は、円錐形の麗しい御神体山である神山(こうやま)をかたちどったもので、

神様が降りられる憑代(よりしろ)だということです

鬼門、裏鬼門に「清めのお砂」をまくのは、この立砂が起源だそうです。

 

 

 

御物忌川(おものいがわ)に架かる「玉橋」

 

 重要文化財「楼門」

 

上賀茂神社の敷地内には明神川、御物忌川などの小川が流れており、

風流な光景が見られます。

上賀茂神社見学・参拝後、昼食。

今回は京都大学の生協にて、皆さん学生気分でトレーを並べてのランチタイムとなりました

13:30頃、下鴨神社へ。

神秘的な空気が流れる“糺の森”を抜けると朱塗りの楼門、その奥に本殿があります。

 

 

 

 重要文化財「楼門」

 

境内のパワースポット“さざれ石” 

 年とともに成長し、岩となると信じられている心霊が宿る石だそうです。

 

もうひとつのパワースポット“水ごしらえ場”は、神様が降臨される場だそうですよ

 

 

「舞殿」

 

 

「中門」 

 

 

 「唐車」

 

 

残暑厳しい中、熱心に説明を聞く受講生。

 

 受講生の皆さんのご協力のおかげで、事故もなく、無事に春夏コースを終了することができました。

来月からは、秋冬コースが始まります。

初回の行き先は、広島県。

“日本100名城” 福山城と、“潮待ちの港” 鞆の浦を巡る旅です。

来期も楽しい旅にしましょう

 

ただ今、平成24年度 秋冬コース募集中

  野外講座 「寺院と古城から日本文化史を探る」

    古代(いにしえ)を偲びながら、ゆったりとした時を過ごしませんか。

     6回分  受講料/12,000円   交通費/36,000円

     講師  徳島近世史研究会会長   三好 昭一郎 先生

       10/4(木)  広島  福山城・鞆の浦

       11/1(木)  高知  高知城・いの町紙の博物館

       12/6(木)  滋賀  永源寺・信楽の里

       1/10(木)  奈良  橘寺・飛鳥寺・大和文華館

       2/ 7(木)  大阪  四天王寺・住吉大社

       3/ 7(木)  京都・奈良  浄瑠璃寺・法華寺他

 


寺院と古城から日本文化史を探る ~滋賀県~

2012-08-28 | 野外講座

 8月2日 木曜日

平成24年度 春夏コース、野外講座「寺院と古城から日本文化史を探る」旅。

第5回目となる今月の行き先は、滋賀県 彦根城・竹生島です

 

マリンピア沖の洲 6:20  徳島駅 6:40出発

行き先が少し遠いので、早めの出発時間となりました。

途中、淡路SAと大津SAでトイレ休憩、11:30頃に彦根市で昼食後、彦根城見学です。

 

 言わずと知れた日本最大の湖、琵琶湖大津SAから臨む

 

天下の名城のひとつに数えられる彦根城は

初代城主の井伊直継(なおつぐ)、2代目 直孝(なおたか)により20年の歳月をかけて建設され、

元和8年(1622)に完成しました。

月明かりに浮かぶ彦根城は美しく、琵琶湖八景の1つに数えられています。

 彦根城の別名「金亀城(こんきじょう)」の名は、彦根城築城前、彦根山上にあった寺院に

“金の亀に乗った観音像”が安置されていたためと言われています。

 

 

 

 

 

 

 

 青空に映える彦根城天守閣

  

みんなのアイドル、ひこにゃんですきゃわうぃ~

 

 

 安政7年(1860)、桜田門外の変により暗殺された15代目、井伊大老の歌碑。

 直弼の死から100年後にあたる1960年に建立されました。

 碑文は直弼の直筆を写したものです。

 「あふみの海 磯うつ波の いく度か 御世にこころを くだきぬるかな」

   大老就任以来、琵琶湖の波が磯に打ち寄せるように難問が押し寄せてくるが、

   その都度、世のために幾度となく全身全霊で心を砕いてきたので悔いは残らない。

 文武を極めた直弼は、自作の和歌集を編纂するほど和歌の道にも秀でていたそうです

 

 彦根城を散策した後、彦根港へ。

 琵琶湖に浮かぶ、周囲2kmの島“竹生島”を目指します。

 

彦根城からフェリーに乗って約40分、竹生島へ到着。 

 

 

 165段の石段を登ります。

 

 

 宝厳寺本堂(弁才天堂)

 本尊の大弁才天は、江ノ島・宮島と並ぶ「日本三弁才天」の中で最も古く、

 開山時(724年) 聖武天皇の勅命を受け、僧 行基が開眼しました。

 

 宝厳寺唐門

 秀吉を祀った京都東山の豊国廟に建っていた「極楽門」を

 豊臣秀頼の命により移築したもので、桃山様式を示す貴重な門です。

 

 

 

 今回は彦根城、竹生島と暑い中、坂道をかなり歩きました。

 受講生の皆さん、お元気ですね~感心します

 

 次回は春夏コース最終回、京都の旅です。

 京都最古の神社のひとつ、世界遺産の上賀茂神社・下鴨神社を訪れます。

 9月ですので少しは涼しくなっているでしょうか。

 

 


寺院と古城から日本文化史を探る ~香川~

2012-02-22 | 野外講座

2月2日 木曜日。ひゅうぅぅぅ (寒 ̄i ̄)彡冷彡冷彡

平成23年度 秋冬コース 2月の「寺院と古城から日本文化史を探る」講座の行き先は

お隣の香川県と、いうことで。

いつもより1時間半ほどゆっくりの出発となりました。

マリンピア出発時には 雪が降っていたのですが、徳島駅に着いたときには

雪もやみ、良いお天気に・・・しかし、この冬一番とも思える寒さです。

津田の松原SAで休憩をとり、琴平へ。

 

金刀比羅宮(ことひらぐう)

こんぴらさんの参道の石段は、御本宮までが785段。

更に奥社までを数えると1,368段の石段が続き、

石段の両脇には、土産物店などがずらりと軒を並べています。

石段を登るのがキツイ方のために、石段駕籠(かご)もあります。(有料)

 

参道口に面して建つ「金陵の里」は、清酒“金陵”の資料館です

江戸時代を基本に、酒造りの作業に従って説明しています。

 

四国八十八箇所霊場の第七十五番、善通寺へ

 

 護摩堂

 

 正覚門

 

五重塔

 

金堂(本堂)

 

回廊

 

続いて、丸亀城へ

 

講師の三好先生と案内人の説明を、皆さん熱心に聞いています。

 

“扇の勾配”と呼ばれる丸亀城の石垣。

内堀から天守閣にかけて、見事な曲線を描いています。

寒風吹きすさぶ丸亀城!((((~~▽~~ ;)))ブルブルブル

・・・から望む、丸亀市内と飯野山(讃岐富士) 

 

 

 

 

 

平成23年度 秋冬コース(10月~3月)の締めくくりとなる来月の旅は、

奈良県 大和郡山城・南都大安寺を巡ります。

歴史ある大和の国、そして刻一刻と近づく春の気配を楽しんで来てくださいね

 

 

平成24年度 春夏コース(4月~9月) 受講生募集中

   野外講座(日帰りコース)「寺院と古城から日本文化史を探る」  

    6回分 受講料/12,000円   交通費/36,000円

    講師    徳島近世史研究会会長   三好 昭一郎 先生  

     ・4月 5日(木)  岡山  津山城跡・津山郷土博物館 他

     ・5月10日(木)  兵庫  須磨寺・清盛歴史館、ドラマ館・湊川神社

     ・6月 7日(木)  愛媛  松山城・子規記念館

     ・7月 5日(木)  奈良  法隆寺・慈光寺

     ・8月 2日(木)  滋賀  彦根城・竹生島

     ・9月 6日(木)  京都  上賀茂神社・下鴨神社 他

 お申込み、お問合せは

     カルチャーセンター徳島 (088)652-4646 まで