5/9(木)
野外講座「寺院と古城から日本文化史」を探る旅、平成25年度 春夏コースの第2回目は
奈良県 談山(たんざん)神社、大神(おおみわ)神社を巡ります
7:00 マリンピア出発 昼には暑くなりそうな良い天気です
11:30 談山神社に到着 駐車場から歩いて神社へ向かいます。
新緑がきれいです
談山神社は、あの「大化の改新」発祥の地。
645年、中大兄皇子・中臣鎌足らが蘇我氏を倒して始めた古代政治史に刻まれる一大改革です。
蹴鞠会で出会った二人は、談山神社の本殿裏山で極秘の談合します。 ヒソヒソ
この談合により蘇我入鹿を討ち、“中央統一国家”及び“文治政治の完成”が成し遂げられたのです
談合が行われた本殿裏山の多武峯(とうのみね)は、後に談峯・談い山・談所が森と呼ばれるようになり、
「大化の改新談合の地」の伝承が残ったということです。
「談山神社」という名前も、これに由来するんですね~
けまりの庭 中大兄皇子と中臣鎌足が出会った場所です
国内唯一の木造十三重塔
拝殿
本殿
楼門
昼食前に、もう一箇所。
12:30~ 日本最古の神社と言われる大神神社へ向かいました。
二の鳥居
荘厳な空気が漂うパワースポットです
拝殿
大神神社のご神体は三輪山そのものということで、
本殿はなく、拝殿から三ツ鳥居を通して山に向かって拝みます。ぱんぱんっ
大神神社での参拝を終え13:20~待ちに待った昼食
三輪そうめん山本にて、冷やしそうめんと柿の葉すしのセットです。
三輪そうめんの細さにびっくり ほそっ!!
「大和三輪素麺、名物なり、細きこと糸のごとく、白きこと雪のごとし、ゆでて太らず、
他国より出ずる素麺の及ぶところにあらず・・・」『日本山海名物図会』(1799)だそうですよ。
たいへん美味しくいただきました
昼食後、近くに箸墓古墳があるので歩いて古墳を見に行きました。
邪馬台国の女王・卑弥呼の墓との説がある箸墓古墳。
最近、初めての現地調査が行われました。
全長約280mの前方後円墳
巨大です・・・
横から見ると、こんな感じ(一部です)
3世紀中ごろに造られたとか.....ほぉ
日本古代史最大のミステリーのひとつとも言える、卑弥呼、そして邪馬台国
箸墓古墳の調査が進めば、その謎が解き明かされるかもしれません。キラーン
“大化の改新”発祥の地、“日本最古の神社”にまつわる様々なお話を聞き、
卑弥呼のお墓を歩き。。。
古代ロマンを満喫し、充実の旅となった奈良県でした
来月は、京都 「高雄山神護寺」と「栂尾山高山寺」を巡ります。