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クロイドンノース

メルボルン郊外のクロイドンノースでの主婦の生活。
息子の言語発達遅滞のことやクロッシェの記録も。

スピーチセラピー: InとOn

2014年04月11日 | 言語発達遅滞

スピーチセラピーでまず最初に取り掛かった文法的な問題は、LHが全く分かってなかった前置詞InとOnの違い。

"IN the bridge"とか、ボキャブにONが出てくるまでにしばらく全てINだけだった時期がありました。
ONがボキャブに現れ始めると、か~な~り適当にINとONと好きなほうを使ってた印象がありましたね。

前置詞は他にもUnder、Behind、With などありますが、我らが頼もしいSPさんによると、
InとOnの違いは"Hard nuts to crack"。
言語発達遅滞の子にはよくある問題で、セラピーの中でも克服までに結構時間がかかるものの一つだそう。

なので、一番最初にセラピー方法を教えてくれたんだと思います。

以前触れたように、息子は視覚優位です。
かくれんぼをしたり、手のジェスチャーを使って視覚的に意味の違いの強調をするよう教えられました。

Inの時は、片手の指を筒状を作ったもう片方の手に入れて言い、Onのときはこぶしをもう片方の手のひらの上にポンポンと置くようにして言う、という風に教えられました。
かくれんぼでは、おおげさに"I think you are BEHIND the couch!"など、わざとらしく言いながら探し、見つけた時にもわざとらしく"There you are! You are UNDER the table!"と言う、などです。

実際、InとOn以外はさらっと覚えたLHですが、InとOnの使い分けは3ヶ月くらいかかったかな。
途中で、InとOnの違いを強調するよりは、InとOut、OnとOffの違いを日常生活に取り入れて強調するように指示されました。

今でも言い間違える時はたまにありますが、これは仕方ない、というような状況です。

英語のINってLHのような子には結構意地悪だったりするのです。

英語表現では、バスに乗ってる時は、"I'm ON the bus"
(多分On board the busという言い方から)だけど、
車に乗ってる時は、"I'm IN the car"。

枕はON the bedだけど、
自分がベッドできちんとお布団に入っていれば、"I'm IN bed"。

今のLHの段階ではまだジェスチャーで説明ができる使い方が多いけど、前置詞だけでなく言葉というのは日常的にはもっと比ゆ的な使い方をされてる場合がほとんど。
In coma、In relationship、On medicationなど…。

まぁ、今は基本をしっかりやっておくしかないですね。

このInとOnの問題が消えたら、今は代名詞I、You、Meなどの問題が出てきています。
Can you help me? と Can I help you? がごちゃ混ぜになって
Can I help me?とかCan you help you?とか言うから、こっちは一瞬考える…。
まぁ、次から次と…。

今現在は他の文法事項と、舌の動きが悪い"L"の発音に取り組んでいるので、
そのことも追々記録していこうと思います。



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