クロイドンノース

メルボルン郊外のクロイドンノースでの主婦の生活。
息子の言語発達遅滞のことやクロッシェの記録も。

子音の発音練習と事柄の順序の理解

2015年04月22日 | 言語発達遅滞

なかなか子音/l/の発音練習でてこずっているので、別のことをしてみようということになりました。

見た通りに舌を動かすことが難しいなどの症状があるDyspraxiaの子を主に対象にした練習方法だそうですが、視覚優位のLHにも楽しく子音の発音練習ができました。


ドラムはdoo doo dooとドラムをたたく音の象徴で子音/d/、ボトルの絵は水がボトルから出てくる音"Glug glug"という音を想像させるためで子音/g/のシンボル、など絵を使った子音の発音練習をしました。

2-3回くらいのセッションに分けて、最初は有声音、次は無声音、そして最終的には全部混ぜて練習しました。


アルファベットや発音記号がなくてもこんな楽しい練習ができるんだと関心しました。

私はどうしてもアルファベットのほうを読んでしまうので、絵を見てもどの子音のことだったか思い出せないことも多々ありましたが、LHが結構簡単に子音と絵の組み合わせを覚えたのにはびっくり。
ビジュアルエイドの力ってすごい。


これはセッションの終わりのほうでちょこっと練習しただけですが、HeとSheの使い分けについて。

ノルウェーだったかな。女性と男性の代名詞の使い分けをやめてジェンダーニュートラル代名詞を取り入れたニュースを読みました。
英語もいつかそうなってくれるといいなと思いますが、今のところLHはHeとSheの使い分けは覚えてもらわなければいけません。

実生活では未だに時々間違いますが、理屈は理解できているので自己修正したり、私から直されたりしております・・・。



BeforeとAfterの言葉の意味の違いを覚えてもらいました。
言語発達遅滞の子にありがちなんだそうですが、Afterの意味は分かりやすくても、Beforeという言葉で混乱しやすいんだそうで、LHも検査の時に混乱しているのがはっきりとわかりました。

例えば、この文:
Before you point at your eye, point at your nose
「目を指差しなさい」の部分は文の最初に発言されているのに、目を指す行為そのものは鼻を指差す行為の後に行わなければいけないところが、ややこしいんだそうです。
説明するほうもされる側もこうやって考えさせられるとややこしいです!

"Before"の練習は動詞の過去形の練習↓の土台となる、とても重要な練習でした。


動詞の過去形は、規則変化の語から。
語の終わりが無声子音の"WALK"でも、強調するために有声で/-d/と発音させて練習しました。

練習シートだけでなく、SPの先生はいつも色々とゲームを持ってきてくれます。
過去形の練習も体を動かすゲームをしながらだったのですが、驚いたことに、無声音で終わる語の過去形も無声音の/-t/と自然に発音できてたりと、効果絶大でした。

難しく考えるとできないことが、遊びながらだと脳に記憶されてた言語情報がポロッと出て来るんだと思いました。


これで2014年のスピーチセラピーは終わりとなりました。

/l/の発音はまだまだダメですが、その他の発音練習や文法事項はスムーズに行ったと思います。

特に過去形を練習できるとは思ってなかったので、私はちょっとホクホク。

Prep生となったLH、2015年もセラピーは続行です。

これからは先生が学校まで訪問してくれることになったので、私はその時間に合わせて行き、今後もセラピーに参加していきます。



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