クロイドンノース

メルボルン郊外のクロイドンノースでの主婦の生活。
息子の言語発達遅滞のことやクロッシェの記録も。

ミュージカル

2014年10月13日 | 日記

ちょっと前になりますが、ミュージカルに行ってきました。

うちのGの会社のシドニー支社に、Gも知らなかった「プロダクション部」というのがあり、
ミュージカルやスポーツをスポンサーすることがよくあるんだそうです。

以前、深夜のキックボクシングの試合を見ていたら、彼の会社がスポンサーになっててびっくりしたG。
「うちの会社の名を語る偽者か?」と心配になってあちこち電話したことがあるくらい、知られていなかったプロダクション部。

今回ミュージカルに招待されたのもシドニー支社の経営者さんが企画したことなんだけど、急にチケットがあまったから人数集めてってGが頼まれたので。

急遽、Gの母上宅に息子LHをお泊りさせることにして、行ってきました。

ドレスコードは、カクテルパーティがあるからスマートカジュアルでとのこと。

なんか、もう・・・、やる気ない疲れた主婦K子。

寒い冬の夜。
カクテルドレスなんて、足の先とお尻が冷えるからヤダ。
ヒールの高い靴も、腰が痛くなる・・・。

暖かい長袖のワンピースに、スウェードのブーツという、父兄参観日の出で立ちに毛が生えた程度の服装で行ってきました。

髪型もばっちり決めてカクテルドレス着てる人が多かったけど、寒かったからみんなコートとか羽織をまとったままで、あんまり私の参観日ワンピースは目立ちませんでした。(と、私は思う。)


会場に着くなり、この↓セレブとシドニー支社の人がおしゃべりしていてびっくり仰天の私とG。


億万長者のジェニー・プラット女史が取り巻きと一緒にいたんです。

この3作連続のシーズンの主催者はプラット女史だったのです。

河童かなにかに見えますが、本人はとってもチャーミングな女性です^^;

旦那さんのリチャード・プラット氏が億万長者だったのですが、亡くなったので奥さんと子供達が遺産相続しました。

プラット氏の死後すぐに、愛人と子供というのが現れて、遺産分与して欲しいと裁判を起こしたスキャンダルは当時かなりマスコミで取り上げられました。

プラット女史は今でもKewという高級住宅街にあるラヒーンという名の大邸宅に住んでいます。


私と億万長者とのかかわりは、ミュージカル前のカクテルパーティーで挨拶しただけで終わりました。


プラット女史はとても小柄で、私が横に立つと彼女の脳天あたりが見えました。
御年・・・80歳代くらいなのですが、シワ伸ばしの整形顔とヘアエクステンションが張り巡らされた頭皮のあたりは、すごいことになっていました。

とにかくとてもチャーミングな女性で、とにかく億万長者なので、彼女に面と向かってそういうことを言う人は絶対いないでしょうけど、鬼女な私はここに書かずにはいられないのです。


私達がこの日見たミュージカルはGuys and Dollsというブロードウェイミュージカル。
ユーモアたっぷりのお話と、ポップな音楽で楽しかったです。

この後、私は家に直行するもんだと思っていたら、成長期でもないのに「腹減った」を繰り返すGの希望でギリシャレストランへ。

彼が平日のランチでもよく来るというStalactiteという24時間営業のレストラン。(スタラクタイト:鍾乳洞の意)
Lonsdale stとRussel stの角あたりにあります。

昼でも夜でも入り口には行列ができるほど人気。
混雑のわりにはサービスはいいです。
食べ歩きのブログやTripAdvisorなどでも多数取り上げられてて、定評のあるお店です。

私はもう夜10時だから何もいらないと言ったんだけど、Gがせっかくきたんだし、ここのはおいしいからと言ってスーヴァラーキ(オージー風に言うとスーヴァ!)をガッツリいってしまいました。
腹減ったと言っていたGのほうが残してました。
「なんかもう冷たくなってる」とか超わがままな理由で。


次の日の昼頃、息子LHを迎えに行くと、あまりにもGの母上宅でのお泊りが楽しかったのか、「帰りたくナーイ」みたいな感じで^^;
初めてのお泊りでしたが、問題ナシでした。


さらにこの数週間後、またチケットがまわってきたので、シリーズ二つ目のミュージカル
Show Boatを見てきました。

ショー前のカクテルパーティではたいしたフィンガーフードも出ないしで、Gが他に招待したカップル2組とパブで腹ごしらえしてから行きました。

プラット女史はこの日は、オーストラリアンルールフットボール界では有名な元監督ミック・モルトハウス一家を招待したようで、私達の席から数列前に一緒に座っていました。

ミック・モルトハウスは記者会見でキレるので有名な監督なのですが、フットボール界では知られたドケチでもあります。

昔、自分のチームのクラブハウスの食堂からあまった食パンを家に持ち帰ってたとか、選手達を招待してBBQしたのはいいけど、一人$5分くらいの経費を請求したとか。

無料でミュージカルに招待されたら、全く興味なくても来るだろうね、なんてボソボソと話してた私とGですが、うちも自腹ではないので・・・。


ミュージカルのShow Boatはクラシック作品。
有名なOl' Man Riverという歌を聴くことを楽しみにしていた私ですが、先にYoutubeで伝説的に有名な歌手が歌っているバージョンを見てしまっていたので、今回初めて生で聴いたほうはちょっと物足りなかったです。

それに、古い作品でも今の時代の私達の暮らしと共鳴できる事柄があれば良かったんだけど、それもあまりなくインスピレーションに欠ける感じでした。

でも、最近はこうしてGの接待関連の事がないと、私は子ナシで外出なんて全然してなかったので、前回のミュージカルの時と同様、久しぶりの息抜きにもなってよかったです。

ショーの後は、同行していたカップル2組とサウスバンクの酒バーへ繰り出しました。
ショーがあったHamer Hallのすぐ裏手のSake Restaurant & Barへ。




夜景が素敵でした。

一緒にいたカップルの奥さんも久しぶりの夜の外出で、サウスバンクの夜景にものすごく感動していました。

「日本にもこういう夜景のきれいな場所ってある?」って普通に疑問みたいな感じで聞かれたのですが・・・、日本は夜に電気灯さないとでも思ったの???
質問の意図がわからない!

東京など大きな都市はすごくきれいです、と言っておきましたが。

このあと、一組が帰宅し、私とGと残った一組とでカジノへゴー。
もう夜中の12時をまわってるから私は帰りたかったんだけど、招待した側だからこっちから先に帰るとは言えないし。
カジノへはギャンブルしに行ったのではなく、食べに・・・。

同行のカップルの旦那さんもGも成長期でもないのに腹減った腹減ったということで、カジノ内のレストランがお目当て。

もう眠くて眠くて、レストランの名前も覚えてません。
閉まってるお店ばっかりだったし。

カジノ内は、お金を持ったアジア系のお客さん一色ですごかったです。

この晩は、Gの親父殿がうちに泊まりに来て息子LHのお世話をしてくれました。
小さい子との遊び方を全く知らない親父殿なので、LHは(つまんないから)置いてかないデーと泣きましたが、なんとかなったようです。

これからもLHを置いて外出することがあるんだから、私はLHをお世話してくれるだけでなく遊んでもくれるベビーシッターが欲しいです・・・。


さて、ミュージカルはもう一作ありますが、もう終わったのか、終わってなければ行くのか行かないのか、わかりません。