ましくふ~気ままに福島 見聞録~

発見!福島県の名所・旧跡・観光・文化・自然など、地元に根ざした独自の視点で紹介。「旬」の福島を探訪。

三穂田町山口に見る今の新安積疏水(郡山市)

2008-01-12 01:11:05 | 新安積疏水
新安積疏水は、国営新安積疏水土地改良事業により1941年(昭和16年)~1965年(昭和40年)にかけて造成されたが、昭和20年代に完成した新安積幹線用水路は老朽化が激しいため、1997年(平成9年)から大規模な国営新安積農業水利事業が着工され、現在も改修作業が行われています。 また、自然環境への配慮から「新安積地区環境配慮検討委員会」を設置し、4名による学識経験者で構成された環境委員(農業土木(景観)、植物、水棲生物、哺乳類)による助言・指導を受け、環境配慮を行っているとのことです。 ※例えば、既設トンネルにおいてコウモリの生息が確認されたので、改修後のトンネル坑口を全て閉塞せず、コウモリが出入りできるよう坑口を一部開放したり、山間部の開水路部では、哺乳類・ヘビやカエルなどの小動物が水路に落下して溺死しないように開水路の改修に当たりコンクリート板による蓋を設置し、蓋の上に一部覆土し左右岸の動物の往来を可能にするなどです . . . 本文を読む

安積町牛庭に見る今の新安積疏水(郡山市)

2007-12-22 23:49:28 | 新安積疏水
新安積疏水は1941年度~1966年度(昭和16年度~41年度)の国営新安積土地改良事業及び、1970年度~1982年度(昭和45年度~57年度)の国営安積疏水土地改良事業で造成されました。そのうち昭和20年代に完成した新安積疏水は長年の年数の経過に伴い老朽化が著しいため、順次改修が続けられています。 新安積疏水仁井田幹線は三穂田町守屋で本線から分岐し安積町牛庭において安積疏水と交差する場所が2ヶ所あります。正に新旧一体の場所が存在します。 . . . 本文を読む

逢瀬町多田野に見る今の新安積疏水(郡山市)

2007-12-03 01:09:54 | 新安積疏水
新安積疏水は、1941年(昭和16年)に従来の疏水路ではカバーしきれなかった地区に対する開田の必要性により計画されました。猪苗代湖に面した湖南町浜路に新たな取入口を予定していましたが、戦争激化による資材不足のため止むなく事業は一時中止されました。その後、1945年(昭和20年)に再開されましたが、当初の浜路ルートから旧安積疏水の上流部を利用する計画に変更されました。(猪苗代町田子沼にて分岐しています) ただし、浜路取入口からは飲用水専門の水路が1979年(昭和54年)に完成し、郡山市民の飲み水として利用されています。 1970年(昭和45年)からの国営安積疏水農業水利事業に伴い、ほ場整備事業として深田調整池や多田野第一頭首工が新設されました。 . . . 本文を読む