ましくふ~気ままに福島 見聞録~

発見!福島県の名所・旧跡・観光・文化・自然など、地元に根ざした独自の視点で紹介。「旬」の福島を探訪。

舞鶴城の別名をもつ三春城2(三春町)

2008-07-06 05:29:04 | 名所・旧跡
標高407メートルの大志多山(大志田山)に築城された三春城は別名「舞鶴城」と呼ばれた城山です。何でも城下町から見上げると鶴が舞うように見えたとのことですが、確かに頂上からはこぢんまりとした三春の町内が一望できそうなので、町の人からはそのように言われていたのでしょう。また、事戦国時代に伊達政宗の正室愛姫(めごひめ)の実家である田村氏が築いた拠点としてもあまりにも有名です。 . . . 本文を読む

舞鶴城の別名をもつ三春城(三春町)

2008-07-06 03:52:39 | 名所・旧跡
三春城は戦国時代の永正年間に田村義顕(よしあき)が守山城(現郡山市)より三春城に本拠を移し築城したのが始まりと伝えられています。以来、田村氏・松下氏・秋田氏などの大名の居城となり、明治維新後廃城となりました。現在城跡は公園として整備されており、一部に残る石垣が当時を忍ばせる位のようです。訪ねてみて頭に浮かんだのがあの「兵ども」の芭蕉の句でした。 今から20年ほど前に三春町の人たちによってこの地に一夜城が再現されました。町の人々が半年がかりでベニヤ板2,000枚に城を描きました。再現された時は本当にお城があるように見え、町中が大混雑したそうです。 . . . 本文を読む

県指定天然記念物 大善寺のフジ(郡山市)

2008-07-03 19:56:55 | 名所・旧跡
田村町大善寺の大藤稲荷神社境内に拝殿を取り囲むように三隅にある藤。昭和31年9月に福島県指定天然記念物に指定される。根回りは2メートルにも達し、境内の杉に複雑に絡まりうっそうとしている。5月の新緑の時期は、県内のあちこちでも自然のフジが咲き誇る姿が見られるが、ここの開花時期はさぞかし見事であろう。(磐梯熱海の五百川に架かる橋から見る藤も立派ですヨ) . . . 本文を読む

こっちは奥州街道 境の明神(白河市)

2008-01-30 01:31:47 | 名所・旧跡
奥州街道だった国道294号沿いの福島県と栃木県の県境には、かつての国境に祀った一対の明神があります。国境の内側に女神を、外側に男神を祀るそうで、関東から見れば内に当たる下野(栃木県)側は玉津島神社、外に当たる奥羽(福島県)側は住吉神社となり、白河側から見ると男神と女神に位置関係が逆になるそうです。(なんとも不思議!祀事に支障はないのであろうか?) また、ここが「白河の関跡」と提唱している岩田孝三氏により、道を挟んで「白河二所ノ関址」碑が建てられています。でも、奥の細道で有名な松尾芭蕉や弟子の曾良は、白河の関跡を訪ねるために、ここから先の「旗宿の古関蹟」まで足を伸ばしています。(境の明神と白河の関は、違う場所にあったと考えていたようです) その100年後に当時の白河藩主・松平定信が旗宿を「白河の関跡」としました。今では白河神社が建ち、男神の中筒男命(なかつつおのみこと)女神の衣通姫(そとおりひめ)が祀られています . . . 本文を読む

気になる遺跡 神成横穴古墳群(須賀川市)

2008-01-10 18:10:13 | 名所・旧跡
須賀川市から郡山市へ横断する「県道木ノ崎本宮線」のちょうど市境、ここはゴルフ場の東都郡山カントリー倶楽部から続く丘陵地になっており、その南斜面にそって神成横穴古墳群(かんなりよこあなこふんぐん)があります。 この遺体埋葬用の穴の中からは、副葬品として鉄鏃(てつぞく)・釘(くぎ)・土師器(はじき)・須惠器(すえき)の他に、中世の板碑(いたひ)も発見されたことにより、7世紀後半の古墳時代後期(約1,300年前)から14世紀にかけての長い期間、利用されていたことが分ったそうです。 そもそも、この場所の地下を通した新安積疏水仁井田幹線工事に伴って発掘調査され、1963年(昭和38年)に須賀川市の指定史跡となりました。 . . . 本文を読む