楽園の泉

自転車とかカメラとかのブログ、たまにねこ。

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2014-08-20 | 雑記帳
…ここでブログを始めてから、これだけの日数が過ぎたそうです。当初2台だったバイクも倍に、移動する距離もそれまでとは比べ物にならないくらい増えました。



・先日(というよりひと月近く前)のこと、ロード車を手に入れたSさんと話をしていて「ああ、そうか」と思ったこと。

『バイクには黄金比がある』

…言葉そのものは自分で作ったものです。

自転車はタイヤの大きさが決まってます。そこに乗る人間の体格を考えてフレームを作って組み付けるのですが、大きな人の場合はフレームも大きく作る必要があり、相対的にタイヤが小さくなって、全体的に間延びして見えてしまいます。逆に小さいとホイールが走ってるみたいに。

今のロード車みたいにトップチューブがスロープしてたり、変わった形をしていると目立ちませんが、鉄でできている往年のバイクだとそういう小細工も効きません。自分の知っているうちの3人は、その体の寸法のせいで「大きなフレーム」になってしまい、「特にヘッドチューブが長いのがねぇ…」と。

ロード車を見始めた頃には気付きませんでしたが、フレームだけ見たときに「シートステーがやけに立ってるなぁ」と感じたバイクは、大柄の選手用のフレームだったに違いない。

それぞれの美感によりますので具体的な寸法はあげませんけど、朝びらき丸は個人的にスタイルが良いな、と思ってます(結局はソコか、というツッコミは置いておいて)。写真を撮る腕のほうはさておき、自転車単体で見たときに「絵にしやすい」という印象がありますね。グラフィックも単純だからという理由もあります。そして「自分が乗っている所は写真に入っていない」のが自画自賛できる一番の理由w

STIレバーを使わなかったりケーブルをハンドルに這わせたりしなかったのも、個人的にはポイントの高い所。古典的なスタイルを貫きながら、サドルが"ISM"なのが、またリヤの"貧脚仕様(7s;11T-28T)"が瑕疵といえば瑕疵です。サドルはともかく、そろそろオリジナル(7s;13T-23T)に戻してもいいかなぁ、と頭の片隅にあります。

最近撮ったお気に入り。"出航前"って雰囲気を出したかったけど…



・境川サイクリングロードを走ってて思ったこと。これは以前、日曜日の多摩川サイクリングロードを走っていても感じたことと同じでしたが。

サイクリングロードって「自転車に乗る人のための道」だから、それぞれの移動速度の差って車道よりも大きい。つまりママチャリでのんびり走る人も(あるいは徒歩で散歩している人も)いるわけで、競技や練習のための設備とは違うんですよね当たり前のことながら。

こっちのほうが速度も出るし航続距離も圧倒的に長く、この狭い道では強い存在なので、そうじゃない自転車(とか)にはちょっと優しくありたいなぁ、とか何となく思ったのでした。

川沿いのサイクリングロードって堤の上に作られているので、見晴らしも良くて突っ走るのは勿体ないとか思うのは、チャリダー的な感覚なんでしょうか。


4 コメント

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>>ぐりおさま; (さくらなみき)
2014-08-26 20:52:49
ようこそお越しいただきました。"素敵な"と言われるとちょっとこそばゆいですが、自転車道楽の片隅を齧ってます。

お察し頂いた通り、TTのC-Cは530です。
HPが短いのはレーシーに過ぎると言うか、ヤル気満々なところがちょっと肩が凝りそうで、こんな古典的なスタイルのほうが落ち着きます。いわゆる「平均的なサイズ」に生んでくれた両親に感謝してます。

走りのキレが悪くなりますけど、次回は25サイズのタイヤを履かせて、もうちょっとクラシックな路線を追いかけても良いかな、と考えてます。

>5cmほど…
…撮影の時だけシートを上げる、ってコソクな手がw

今後とも宜しくお願いします。
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こんにちは (ぐりお)
2014-08-24 21:23:22
さくらなみきさま、お初にお邪魔します。
先日、そして以前にもコメントいただいた方がこのブログの方だと気付きませんでした(汗
とっても素敵な自転車ライフを送られてますね。
かなり共感できる部分も多く「うん、うん」と読ませて貰ってます。

「自転車の黄金比」なるほどな~と。
確かに大きすぎると小径車みたいになっちゃいますし、小さくてTTとDTがHPでくっつくのもまたいまいちになっちゃいますよね。
このフレームはトップ530くらいですかね?
自分のも同じくらいで、やっぱこれくらいがバランスいいなと思ってます(結局そこかよw)
まあ欲を言うともう5cmほど脚が長くてその分シートポストが突き出るという事ないんですが・・・
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>>六浦っ子さま; (さくらなみき)
2014-08-22 18:32:19
ロード車の場合は、部品点数が少なく各々のパーツが小振りなことも相まって「フレームのスタイルの良さをいかに上手く引き立てるか」を頭の片隅に意識してました。一番難しかったのはブレーキのワイヤーの長さでしたね。

ランドナーについては「総合力」が問われていると思いました。自分の場合は出来合のモデルを輪行しやすいように加工しましたが、オリジナルの状態がやはり一番スタイルが良く、できればほぼその状態で輪行できるように作り直したい希望はあります。

で、この2台で身につけたバランス感覚を投影したのが、実はウチのフォルダだったりするのです。Jaguar Mk.2 を3頭身化した車がありますが、あれに近い感覚です。

>チェーンホイール
…自分も"アウターは52T"は譲るつもりはないのですが、インナーについては38Tとしました。規定があるわけではないので、使える範囲で楽しめれば、それが一番良いんだと思います。でも、オリジナルに戻す機会が来ればいいな、とは思ってます。
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Unknown (六浦っ子)
2014-08-20 21:53:08
黄金比! この世界にハマると大変なことになってしまいますね。
・ハンドルポストやシートポストの突き出し
・ハンドルの角度
・ハンドルの幅
・Wレバーの移動角度
・フレームのスケルトン
・スポーク組み
・ブレーキワイヤーの長さ…etc
これがランドナーになるともっと大変!
・泥除けとタイヤのクリアランス
・泥除けの長さ ステイの角度
・フェンダーヘッドの位置…
これがまた、様々絡み合って異常な世界になっちゃいます。もう、夜も眠れません。

先だって、Royal Nortonロードのチェーンホイールを50×40に変更しました。ロードレーサーのチェーンホイールは52×42が一番美しい!と30年以上信じておりましたが、年齢のせいかとても回せなくなりました。黄金比を守るには多少の犠牲は必要なようです。

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