先日自分の不注意で、競走馬に例えれば「安楽死案件」となったレ・マイヨさん。ばらしたところ、
ここが顕著ですが
トップチューブも曲がっていた。その他にヘッドチューブにも影響が出ていて、ハンドルを切るとある一カ所でハンドルが止まるようになっていました。フロントフォークから力が入ったときに、ヘッドチューブが最初に押されて玉受けが歪みそこからダウンチューブとトップチューブに力が伝わり、恐らくバテットの厚みが薄くなる境の辺りに力が集中して曲がった、と自分なりに考えたところです。
何度か降りている段差だったのですが、だから降りるタイミングがツイてなかった、と思いました。
レーサーは扱いやすさから通用車代わりになっているのは先日も話した通り。なるべく早く使えるようにしたい、という思惑もあったのですが、次期機種選定のガイドラインとして
・そこそこ安く、でも素性の良いフレーム(または個体)
・クロモリ・ホリゾンタル・ダブルレバー
でした。
とりあえず目星をつけていたのは
・Panasonic の鉄
・ブリジストンの”鉄ダック”(ハイブリッドではなくクロモリのがある)
でしたが、結局見出し画像のものにしました。
到着です。
『検査官』登場。
入念な検査の上…
無事に合格しました。
PC-700X。出品者に寄れば80年代のモデルでオリジナル塗装のまま。
クロモリ、ダブルバテットチューブ。多分TANGEのだと思う。
レーサーの証。(余計なダボ穴が無い)
この辺が「’80年代」っぽい。ケーブルで擦れるのが気に入らなかったので、組むときに
こういう細工をして
こうなりました。
集合ラグじゃなかったのは気に入らなかったけど、贅沢言ってられないし。
レ・マイヨさんのエンド幅は130mmでした。これは’80年代ということもあって126mm。リヤハブはSHIMANO外しした際に126mm化したので、これでフレームへの負担も軽減できる。
(そしてスプロケは SUNTOUR WINNER 20T-13T)
とりあえずドロップハンドル仕様で完成。
このフレームはボトルゲージ用のダボ穴はひとつだけなので、夏に走りに行くときはサドル後ろに増設しないと厳しい。それとインフレータを吊るための細工も無いので、AIRBONEのインフレータをボトルゲージの脇にちょこんと付けた。
一緒に出掛けている時間が一番長く、あのカラーリングのイメージが強いからか「見慣れるまでのしばらくは、いても気付かないかもw」とのうわさが流れている。
レ・マイヨさんは「自転車の基本の基本」を学んだ車体で、結果的に思い入れも一番あるモデルだったので、処分するのは本当に忍びないですね。「だれかに使ってもらえる」のではないから、余計に辛い。
行動が速いですね。
じっくり作り上げて行くかと思いきや…早くも完成とは、恐れ入谷の鬼子母神ですねー(^。^)
たまにauctionで見かける機種ですが、レマイヨはオーダーで此方は量産型とか、そんな感じでしょうか?
レマイヨで形は出来ていたでしょうが、早く馴染むと良いですね(^_^)ノ
じっくり育てようと準備しているのはユレの「チャレンジャー」前後セットで、こっちはなかなか芽が出る気配がありません。オール・フレンチで組みたいのですが、そもそもその時代のパーツの流通も少なく且つお値段もちょっとイイので、なかなか即席栽培というわけにはいかなくて
f(^_^;)
レ・マイヨに比べると10年近く年代差があるので(PC-700Xは'80年代)、オーダー機ということのほかにも、その辺りの差もあると思います。で、'80年代のフレームということなので密かに Cyclone Mk-2 復活、それと追々「上出し」になると思います。
で、レ・マイヨと同じ形のフレーム(及び完成車)は、かなりイイ値段になるんですよね。運が良い買い物だったと改めて感じました。
あと、RADAC に「鉄仕様」のモデルがあることも初めて知りました。
どこかで使わせていただきますw