2ちゃんトップページに 中国軍の「射殺映像」 (J-CAST)
2ちゃんねるのトップページに「中国軍がチベットの巡礼者を撃ち殺す映像」という、ユーチューブへのリンクが突然出現した。当初はスレッドも盛り上がりに欠けていたが、産経新聞がこの映像を「中国の人権蹂躙映像が世界へ」と報じたのがきっかけで、アクセスが殺到している。一方、中国政府は「正当防衛だ」としている。
この「事件」について日本のメディアが初めて報じたのは2006年10月14日。朝日新聞と産経新聞が国際面のベタ記事で、「9月30日、中国チベット自治区の国境地帯で、ネパールに亡命しようとしていた約70人の集団に中国当局が発砲、死傷者が出た」などと報じた。2ちゃんの「見出し」にある巡礼者ではなく、亡命者だったようだ。
ルーマニアの民放テレビ局が放送
同日、AP通信は、もっと踏み込んで「ルーマニアの登山家がこの発砲の様子を撮影しており、ルーマニアの民放テレビ局が放送した」と報じた。テレビ局のウェブサイトではこの動画が公開され、動画共有サイト「ユーチューブ」にも転載された。氷河の上を並んで歩く約30人の行列の、先頭を歩く人が撃たれて倒れる様子が写っていて、AP通信によると、この動画は、列から約1キロ離れたところから撮影されたという。
2ちゃんねるにスレッドが立ったのは、報道から3日後の10月17日。18日夕方になって、「ゴルジ体@どうやら管理人」と名乗る、2ちゃんねるの管理人・ひろゆき氏とおぼしき書き込みがスレッドに登場、「すげー」と、話題に関心を示し出した。23時半過ぎには「トップページから動画にリンクを張った」旨の発言をし、「社民党とか朝日とか騒いでくれそうなところに、見解を聞いてみる人募集」などと書き込んだ。スレッドの中には、元々英語だった動画に、日本語の字幕をつけてユーチューブにアップロードする「職人」もおり、この画像に対しても同様に、トップページからのリンクが張られた。
こうして、少しずつ、動画の存在がネット上で知られていく中で、10月22日、産経新聞が1面に「中国の人権蹂躙映像が世界へ 亡命少年僧ら射殺」という見出しの記事を掲載、「少なくとも2人が死亡した事件の映像が世界中で国際社会を騒然とさせている」と報じた。同記事中ではユーチューブに動画が掲載されていることを紹介した上で、動画の内容を詳しく紹介している。
「違法越境者に抵抗されたため発砲」と中国側
この報道をきっかけに、「事件」に対する関心はさらに高まり、ユーチューブの動画(英語)へのアクセスは、10月25日17時現在、40万を超えている(現在この動画を見るためには、ユーチューブにログインすることが必要)。
ということで、今日の真相画像トップページでは、ログインなどの煩わしさもなく『日本語字幕付き』で中国の虐殺映像を鮮明に見られます。
ただし、いつまで見られるか補償はできません。
視聴は、お早めに。
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