横浜の建築設計事務所 コア建築設計工房のブログ

建築のこと、 横浜のこと、保育や福祉施設のこと、介護のことを表現します。

足摺海底館@高知県土佐清水市

2021年05月11日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の田中です。

GW期間中に諸事情で高知県に外出してまいりました。
1週間近く滞在しましたが、唯一外出してきた珍しい建物をご紹介いたします。

高知県土佐清水市にある足摺海底館という建物は海岸からブリッジで海の中にある建物にアクセスし、階段で海底まで降ります。
海底GLに到達しましたら、そこに多くの小窓がある一室の部屋があり、そこから海中遊泳している天然の海洋生物を観察できます。

▼海底館のHPです。
http://www.a-sea.net/


▲ブリッジで海底館に向かう。(当日は感染症対策で人数制限をしながらの入場となりました。)


▲土佐の長閑な景観。中央に映っている建物は前回ご紹介させていただいた高知県立足摺海洋館、竜串ビジターセンターとなります。(クリックすると該当ブログを閲覧できます。)


▲館内の避難経路図(断面)。中央のダブル螺旋階段(一方通行)を降りてきます。


▲小窓から覗いた海底の様子。高知県は海洋生物がかなり多く、海や川も綺麗ですので何かしらの生物は観察できます。


私が子供の頃から知っている施設でしたが、訪れたのは今回が初めてとなりました。
また近隣には上記で紹介した海洋館の他に、グランピング施設(施設の設計は隈研吾さん。高知県の木造建築を多く手掛けております。)もあり、アウトドアには打ってつけの場所となっております。


地域に根差し、地域の特性を捉えた素晴らしい建物でした。
私もこれから設計していく建物の地域のことをよく学び、建物×まちのバランスが取れた建物を設計できる様、精進してまいります。






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さざえ堂~福島県会津若松市~

2020年03月10日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の田中です。

先週末、福島県は会津若松市にあるさざえ堂に行きました。
さざえ堂は国の重要文化財で江戸時代に建設された木造建築物で、らせん状のスロープで空間が構成された非常に珍しい建物です。


▲外観 内部のスロープが外観の意匠にもなっているのが面白いです。


▲外観 建物もさることながら、細かい意匠なども見どころの一つです。


▲内部上り スロープに踏込用の木が設えられてます。


▲頂点 中央の天井が少しくぼみ上がっていて、象徴的な場所として表現した意図を感じます。


▲内部下り 入口から出口まで一方通行で、2019年の研修旅行で訪問したリボンチャペル(設計:中村拓志)を彷彿とさせました。
該当ブログ:研修旅行2019 ~エレテギア・リボンチャペル @広島県尾道市~

 
▲内部中央 中央部から反対方向にも行けるようになってます。


さざえ堂は一級建築士の計画の問題にも出題されますので、運よく訪れられてよかったです。


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建築家坂茂氏の講演会に行ってきました

2019年05月30日 | セミナー・講習会

おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の井下です。

先日、神奈川県建築士会主催による、建築家・坂茂(ばんしげる)氏の講演会に行ってきました。

▲講演会の案内、写真は静岡県富士山世界遺産センター

建築家を目指していた学生時代の話から、近年の作品紹介、被災地での活動の話と、冗談をまじえながらも勉強になるお話をたくさん聞かせていただきました。
その話の中でも、木を自由自在に操る木造建築の建築家として、そのアイディアの源泉となるお話をご紹介します。

東洋の伝統的な竹編みの技術を駆使した頭にかぶる笠の写真が会場のスクリーンに映し出されました。
六角形と小さな三角形が組み合わさった幾何学的な模様の一見複雑な構造に見えるその組み方なのですが、部材の接点は全て2つの部材のみによって接合されています。


▲笠の写真が無かったので竹編みのカゴの写真で代用します。120°ごと回転した平行線が六角形と三角形の組み合わせを作っています。

実に建築的であると感じた坂さんは、さっそく建築に応用されました。


▲ポンピドー・センター・メス(フランス・2010)画像は坂茂建築設計HPよりリンクにて引用しています


▲ラ・セーヌ・ミュジカル(フランス・2017)画像は坂茂建築設計HPよりリンクにて引用しています

フランスの国土の形は六角形に近いため、フランス人にとって六角形は国のシンボルでもあるそうです。 
東洋の伝統工芸の要素がフランスの国家的プロジェクトである建築に採用されていることに誇らしい気持ちになりました。


↓当日の講演会でのお話の内容と近いインタビュー記事がありましたのでリンクします。↓
1970年代、建築家には仕事が無かった 住宅建築をきっかけに才能を羽ばたかせた日本人たちの記録

↓高校時代までラグビー部で花園出場を果たしている坂氏はラグビーのインタビューも受けていらっしゃいました。↓
W杯だ!ラグビーを語ろう 「ラグビーはカッコいい 花園で大敗、建築に進路を絞る」

↓紙の建築によって、世界各地の被災地の仮設建築に携わっていらっしゃる坂氏の作品で、ストリートビューにて内部に入ることができます。↓
仮設とは思えない荘厳さ、是非リンクをご覧いただき、一歩前にすすんでみてください!
クライストチャーチ大聖堂(ニュージーランド)

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木材利用促進

2018年12月06日 | 展覧会・アート・本

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の森です。

先日、木造準耐火建築の見学会に行ってきました。


▲横浜市内 用途:保育所

平成22年に公共建築物等木材利用促進法が施工されてから徐々に住宅以外の
建物でも木造化が進み、準耐火・耐火建築物でも木造で行うことが増えてきました。
弊社でも保育園を中心に多くの建物を木造で設計してきました。

近年では平成30年の建築基準法の改正により、木造の1時間耐火構造の告示仕様が
でき木造耐火建築物は4階建てまで一般的な告示で対応できるようになりました。
構造面でも耐力壁の仕様が追加され高倍率の耐力壁が利用可能に、CLT(直交集成板)も
床、屋根でより薄いものが使用可能になり、木造での意匠の幅も広がって来ています。

法整備はだいぶ追いついてきた印象がありますが、まだ材料の木材に関しては国産材、県産材
の流通量は少なく、コストも高いというお話をよく聞きます。木材の流通が活発になり、
多くの木造建築が増えることで、日本の林業が活発になり、森林資源が守られる良い
サイクルができればと思っております。

 

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木造建築「上棟」

2018年11月05日 | 工事監理

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の小川です。

現在監理をさせていただいている、木造軸組工法で増築をしている現場があります。
先日、建物が上棟いたしました。(上棟を11月上旬予定にしていましたので工程的
には順調に進んでいます)上棟式は行いませんでしたが、保育園の関係者の方々と
工務店の代表、大工の棟梁とでお清めと、現地にて乾杯を行いました。


幣串(へいぐし)を取付けました。昔は大工さんが1本、1本作っていたそうですが
 今は上棟セットという物で組み立てるだけというものが一般的なようです。


現場先日ブログでも触れました、金物はまだついていない状態のものですが、
やはり建物が立上がってくると、図面だけでは説明しづらい部分が、理解して
いただき易くなります。


▲正式な筋違等が入るまで仮筋(かりすじ)を入れておきます。

この後、屋根の工事をして、筋違、構造用面材、構造用金物を取付け金物検査を
行う予定です。


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金物検査

2018年10月22日 | 工事監理

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の小川です。

現在監理をさせていただいている、木造軸組工法で増築をしている現場があります。
11月上旬には上棟をする予定で現場が進んでいます。
上棟から数日で金物検査を行います。
これは、柱脚、柱頭に適切に金物が取り付けれれているかの検査がになります。
構造の計算書により指定された柱に指定された金物を取付けます。



▲金物リスト

金物は取付けるだけでなく、使用する金物によって釘やビスの種類や本数も決まっているので
そのあたりもチェックも行います。


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ホールダウン金物

2018年10月09日 | 木造・木質化の設計

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の小川です。

主に木造軸組工法で使用する、補強金物のひとつにホールダウン金物というものがあります。
この金物はは地震時や台風時に柱が土台や梁から抜けるのを防ぐために必要不可欠な金物で、
柱脚(柱の下部)と柱頭(柱の上部)の両方に取り付けるものです。

法律的には建築基準法建設省告示1460号(平成12年5月31日)「木造の継手及び仕口の構
造方法を定める件」に従って取付けるものになっています。

一般的には建物の四隅に設置されている事が多いですが、設置の条件としては柱に引抜の
力が働く部分に設置しますの必ずしも四隅にくるわけではありませんが、街中で見かける
木造の基礎などを見ていると四隅に設置されているのを良く見かけます。
金物の位置を決めるのは、その柱が関係している耐力壁の位置と強度が関係しています。


▲基礎工事の配筋検査の時に設計の通り、金物が正確に入っているかチェックをしていきます。
(赤丸がホールダウン金物、青丸がアンカーボルトになります。)

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広葉樹と針葉樹

2018年09月25日 | 建築材料・設備・工法

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の小川です。

木造建築に限らず、仕上げに木を使用することは多いです。
その中の選択肢として材種を選択する時に広葉樹と針葉樹で分ける
ことが出来ます。

広葉樹は繊維の目が詰まっていて、一般的には硬い木が多いです。
使用用途も家具や床材などが多いですが、稀にケヤキは木造の梁に
使われたりすることがあります。
材料としても高価なものが多いです。
目が詰まっている分、床材に利用した場合には、ひんやりと感じる
ことがあります。
主な材種としてはタモ、クリ、ケヤキ、サクラ等があります。


▲ケヤキの木

針葉樹は広葉樹に比べ軟らかい木が多いです。
使用用途としては構造材から仕上げ材まで使うことは可能ですが、
床材や家具に利用する際には、キズが付き易い、くるいが大きい
事を建築主に説明して理解してもらうことが重要です。
キズは付き易いものの、床材に利用した場合には、あたたかみを
感じます。
主な材種としてはヒバ、スギ、ヒノキ等があります。


▲ヒノキの木


材種の選択の際に部屋の用途によってどのような材料、
材種が適しているか提案していきたいと思います。

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大壁と真壁

2018年09月10日 | 木造・木質化の設計

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の小川です。

木造軸組工法では仕上げの方で大壁と真壁に分ける事が出来ます。大壁は
柱や梁を石膏ボードなどのパネルで覆い仕上げる工法。
真壁は柱や梁など軸組が見えてくる工法になります。現在ほとんどの場合は
大壁が主流になっています。

大壁は柱や梁が隠れるの全体的にスッキリしたイメージやモダンなイメージに
なります。


▲大壁の場合

真壁は柱や梁、塗り壁などからなっており、真壁は構造材が見えてくる事で
木の暖かみや香りを感じることができます。


▲外部の真壁の場合

以前に紹介した木造建築の燃えしろの設計を利用して構造体を見せる真壁の
大規模な木造の建築物を設計する事が出来ます。

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木造の可能性

2018年08月31日 | セミナー・講習会

こんにちは。神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の伊部です。

今日は、CLTの講習会に行ってきました。
CLTとは、3センチくらいの厚さの板を平行に並べてくっつけて、それを直行方向に交互に重ねて接着プレスすることで作られる
木質構造材です。
近年木造建築の変化は目覚ましく、以前では考えられなような中高層建築物や大スパン建築物、耐火建築物が建てられています。

ちょっと話はそれますが、わが国の国土の7割は森林なのに国内木材自給率は3割程度。
7割は輸入しています。
年間1憶㎥の木が成長しているそうで、健全な森林を持続していくためには、やはり伐採も必要なのです。
木造の推進は国を挙げての取り組みでもあるわけです。

東京オリンピックのメインスタジアムもそうですね!

個人的にも木の質感、温かみは大好きです。
木造の新しい可能性、継続的に学んでいこうと思います。



 


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木造建築

2018年07月30日 | 木造・木質化の設計

おはようございます。

神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の小川です。

このところ、行政などでも施設を建設する際に木質化を推奨しています。
ただし、木造建築物や木質化建築ではRC造や鉄骨造に比べて劣化への
注意が必要になってくると思います。

木材の劣化の劣化の表れやすい条件としては、
・木材が土に接する部分
・木材が雨ざらしになっている部分
・常に水がかかる部分
・湿度の高い部分
・通風の悪い部分

などがあげられると思います。列挙してみますと実際に建物を計画する際に
心掛ける事によりある程度は防ぐことができそうです。

設計、建築の部分で劣化について設計、工事を行ない、施設の運営者
住居の住まい手の方々に定期的な点検をお願いをする事になります。
この定期的な点検については、RC造、鉄骨造、木造等どの構造に
ついても必要不可欠なものになります。


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大規模な木造建築物②

2018年07月17日 | 木造・木質化の設計

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の小川です。

前回のブログでは大規模な木造建築物の耐火性と実際には木材は
一般的なイメージよりも燃えづらいものだということを書いてみました。
そして「燃え代の設計」により実際に耐火、準耐火建築物を建築すること
が可能になりそのためには、柱や梁を太くすることが必要になることに
ふれました。
現場ではかなり大きな断面の構造材を使用して工事がおこなわれています。。
ただ、1本の木からというわけではなく「構造用集成材」を利用する事により
安定して大きな断面の構造材が利用されています。
「構造用集成材」は所要の耐力を目的として等級区分した、ひき板を集成接着したものであって、
所要の耐力に応じた断面の大きさと安定した強度性能を持ち、大スパンの建築物の建設も可能です。
木質構造の耐力部材として柱、梁、桁などに使用されます。
国土交通省告示に基づいて材料強度が定められていますので構造の設計の際にも強度の安定した
ものと考えられます。


▲2階の床組 集成材で構成されています


▲単板積層材 使用する場所によっては別の種類の集成材を使用します



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大規模な木造建築物

2018年07月02日 | 木造・木質化の設計

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の小川です。

最近では木造建築物の大規模化が進んでいます。
「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」という
法律も平成22年に制定されています。

木材のイメージとしては一般的に燃えやすいというイメージが
がありますが、鋼材とは違い火災の時の加熱による強度の低下は緩やかで
木材は燃えると表面が炭化して断熱材の働きをし火災の進行を遅らせます。

火災時にその炭化する部分を除いて許容応力度計算を行ない、表面部分が
燃えても構造上支障がないことを確かめる方法「燃え代設計」により、
通常より柱や梁を太くすることにより木材により耐火、準耐火建築物を建築
することが可能になっています。
現在も、色々な公共建築物で木造の大規模な建築物が建築されています、
今後も色々な施設で木造建築物が増えていくと思われます。


▲みなみひの保育園 子育て支援ホールの化粧梁


新大船幼稚園ナーサリールームCiao 遊戯室の化粧梁


▲燃え代設計の概念


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2018年5月29日付の 日刊木材新聞 に「新大船幼稚園ナーサリールームCiao」が掲載されました

2018年06月05日 | メディア

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の井下です。

2018年5月29日付の 日刊木材新聞 にて、非住宅の木造建築特集で、「新大船幼稚園ナーサリールームCiao」が掲載されました。



▲日刊木材新聞「新大船幼稚園ナーサリールームCiao」の掲載ページ






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大規模木造建築 見学会

2015年04月21日 | セミナー・講習会

先日、竹中工務店主催の大規模木造建築見学会に参加しました。

この4月竣工の横浜商大高校実習棟です。

 

厳密には、RC造と木造の混構造です。

ガラスカーテンウォール部分が2層吹き抜けで大断面の木造柱、梁でできています。

木造での大空間と耐火構造を実現しています。

コスト面ではまだまだ高価なようです。

 

横浜市でも公共施設の木造化を推進しています。

今年度、私共での設計がスタートしている保育園4園とも、木造で計画しています。

 

 

 

木造の見学会なのですが、コンクリート打放しのきれいさもお見事でした。

 

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