人間は、高いところに登りたい・低いところへ降りたい というDNAを持っていることが、クワイエットスポーツを体感するとよくわかる。トレッキングは、高いところを歩き、フライフィッシングは谷底を歩くのだ。その意味では、登山に対するカヤッキングもそうだし、パラグライダーなどスカイスポーツの対極にあるスキューバダイビングに至っては、海底への旅である。
NPOのサイクリストたちと、掛川のシンボルヒル“粟ヶ岳”を目的地に、自転車でのヒルクライムを試みた。お馴染みのスロースタイル&ガイドツアーである。“高いところへ自転車で登りたい”沼津から浜松までのサイクリストが集った。
このシンボルヒルへは、自転車でスローにアクセスする方法とルートを積極提案したい。標高532m。決して険しい山ではない。眺望は見事だ。東麓には東山という掛川の一大茶園がひろがり、西麓の倉真に温泉もある。掛川市街地からのアプローチには、写真のような里山の民家の間を抜ける魅力的な路地も残り、プロセスを愉しむサイクルツーリズムの価値に溢れている。