掛川ライフスタイルデザインカレッジのフライフィッシングプログラムでは、年に一度、必ず大井川源流へ遠征することを決めている。今年は7月に予定していたものの、台風のため催行できず、9/16-17に延期した。
受講生・講師・コーチ・スタッフを合わせると、なんと16名という大規模の釣り集団。なんとか分散して入渓し、参加者全員が、自分のフライにイワナが出てくるさまを目の当りにすることができた。もちろん、初めてイワナを釣った方もいる。大きなイワナをフッキングできたが、足元でバラした方もいる。
4月からスタートし、キャスティング、タイイング、自然観察、マナー、アプローチ、プレゼンテーション、フッキング、リリース、といったフライフィッシングの思想と技術を体得していった受講生たち。ヤマトイワナは、彼らをキチンと迎え入れてくれた。
静岡県の中央部が北に尖った地図を思い出して欲しい。この地に暮らしながら、いったいどのくらいの人があの地に足を踏み入れたことがあるだろう。南アルプスの清冽な水とヤマトイワナに出会う旅は、人間の中にある自然を呼び覚まし、自然に対する作法を確かめる旅でもある。