主役はブエナビスタだ。宝塚記念で2着に敗れたが、勝ったナカヤマフェスタが凱旋門賞2着に好走したように、悲観する結果ではない。ここ目標に十分に乗り込まれ、先週もCWコースで6ハロン80秒5と意欲的な調教を消化。休み明けでも仕上がりは万全だ。落馬負傷の横山典騎手に替わり、フランスの名手クリストフ・スミヨン騎手との新コンビでGI5勝目を狙う。
アーネストリーは宝塚記念3着の後、GII札幌記念を完勝。本格化の域に達しており、今ならばGI制覇に手が届いて不思議はない。休み明けの産経賞オールカマーを制したシンゲンは使った上積みがあり、東京コースも得意で侮れない。毎日王冠で古馬を破ったアリゼオ、その毎日王冠では出遅れて5着も、3歳馬でトップレベルの力を持つペルーサ、前走で朝日CC連覇を決めた皐月賞馬キャプテントゥーレ、天皇賞春秋制覇を目指すジャガーメイルなども上位をうかがう存在だ。