今週28日は、東京競馬場で国際招待レースのジャパンCが行われる。30回目の節目にふさわしく、英国、フランス、アイルランド、イタリア、カナダから8頭の外国馬が来日し、久しぶりに国際色豊かになった今年、注目は世界最高峰のGI凱旋門賞で僅差2着に健闘したナカヤマフェスタだ。
日本中の競馬ファンが手に汗を握った凱旋門賞から2カ月弱。英国ダービー馬ワークフォースと頭差の接戦を演じたナカヤマフェスタが、早くも日本でその勇姿を披露する。
「みんなが150%の努力をしてくれた結果。勝ちたかったけれど、いい競馬はできたと思う」
二ノ宮敬宇(よしたか)調教師(58)はレース直後にこう振り返った。残り600メートルの勝負どころでゴチャつく不利がなければ、という内容にも「これも競馬。凱旋門賞とはそういうレース。本当によく頑張ってくれました」と蛯名正義騎手(41)がすがすがしい表情で語ったように、その走りは世界でも驚きと賞賛をもって迎えられたほどだった。
今回は大事な帰国初戦。2カ月に及ぶフランス滞在から10月6日に帰国し、1カ月の検疫&着地検査を経て茨城県の美浦トレセンに入厩したのが今月3日だった。激戦の疲れを癒すには時間的な余裕はないが、それはジャパンCに参戦する外国馬と条件は同じ。歴史的名騎手だった岡部幸雄さんが「名馬に絶好調はいらない」としばしば話したように、強い馬は普通の状態であれば、十分力を発揮するということだ。ナカヤマは17日に予定していた1週前追い切りこそ、軽い咳が出たため翌日に延期したが、その18日は坂路で4ハロン(800メートル)48秒8という猛時計をマーク。「すごい動きでした。こちらが考えている以上に、やれば動いてしまいます」と二ノ宮師は調教で不安を一蹴した愛馬に驚きを隠しきれなかった。
近年では珍しく、今年は外国馬が8頭も参戦し、国内のメンバーも充実。今年一番の熱い戦いになるのは間違いない。そして、最大のライバルが天皇賞・秋を圧勝してGI5勝目をマークした女傑ブエナビスタだ。しかし、唯一の直接対決だった宝塚記念では先に抜け出したブエナを差し切り、今回のレーティングでもブエナの121ポンド(性差を考慮すると実質125ポンド)に対して127ポンドと上回り、出走予定18頭中のトップに立っている。
「チャンスがあれば来年も凱旋門賞に挑戦したい。ここからが新たなスタートです」
二ノ宮師は早くも先を見据える。世界が驚いたその脚を今度は東京で-。半年に満たないうちに世界のトップクラスの仲間入りを果たしたナカヤマフェスタ。そのサクセスストーリーの第2章は、このジャパンCから始まる。(柴田章利)
【JC】フェスタがトップ評価…データ解析・SAN 2010.11.23 05:04
今回JCでは頑張って欲しい1頭ですね~
オッズは何倍ぐらいになるかな~?
惨敗後 有馬記念で馬券になるのでしょうか・・
気になる一戦です。
凱旋門賞 出走馬の日本からの出迎えだけの1戦だけでは終わってほしくないですね^^
しかし調教が良いので突き抜けるのでは・・