クレスコグランド（石坂）は初体験の長距離輸送を無事にクリアした。約６時間の輸送を経て、午後４時前に到着。テンションも上がらず冷静そのものだ。担当の浜名助手は「思った以上に落ち着いている。道悪は苦手だとは思うけど（重馬場の２走前も）崩れることなく勝ってくれた。ノーチャンスじゃない」と期待した。
コティリオン（橋口）はＮＨＫマイルＣ（２着）に続く東京輸送。蒔田厩務員は「スムーズだったし落ち着いている」とホッとした様子だった。「マイルＣはイレ込んでいたからね。それと比べると落ち着いている。ただ雨は良くないと思う」と天候を気にしていた。
デボネア（中竹）は輸送も慣れたものだ。これで５戦連続の長距離輸送。何事もなかったかのように馬房へ入った。担当の伊藤助手は「何度も経験してますからね。落ち着いてます。枠も内と外を見ながら行けるいいところ。あとは百戦錬磨のジョッキーに任せるだけ」と世界の名手にバトンを託した。
３年連続勝利中の１番枠に入ったウインバリアシオン（松永昌）は、落ち着いた様子で馬房へ。与えられたカイバをすぐに口にした。竹邑厩務員は「車の中でカイバは食べないが、到着してからはよく食べるからね」と話す。幸運の最内枠に「トレセンで着ける特殊ゼッケンも１番で、レースのゼッケンも１番。着順も１番といけば」と笑顔を見せた。
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