《日本馬》
◆重賞V必須 連対18頭中17頭が重賞ウイナー。唯一の例外は01年のブレイクタイムだが、2着止まりだった。重賞実績は重要だ。牝馬はさらに厳しく、GI勝ちが必要。今回の対象はアパパネだが、GIウイナーなので問題なし。
◆芝マイル以上でV 17頭に芝マイル以上でV実績。うち14頭は芝千八以上でV。タフな東京だけに、長い距離もこなすスタミナがあれば有利。
◆コース実績も必要 14頭に東京で重賞V、もしくはGI連対歴。
◆3歳苦戦 朝日杯FS2着、皐月賞&NHKマイルC3着、さらに重賞2勝のメイショウボーラが04年11着。この時期は世代トップレベルでも厳しい。
◆ステップは様々 連対各馬の前走は様々だが、15頭がクリアしているオープン特別、または重賞で5着以内が目安。ローテーションに関しては、今年の登録馬はすべて問題ない。
《外国馬》
◆国際GIで2度以上連対 外国馬の連対は2頭で、ともに香港馬。昨年もスプリンターズSで10番人気のウルトラファンタジーが勝つなど、香港馬の日本での活躍はめざましい。今回出走予定の外国馬2頭も、ともに香港馬で注意が必要だ。実績の目安は国際GIで2度以上の連対となり、ビューティーフラッシュは昨年の香港マイル優勝の1回、サムザップは09年のQEIIC3着が最高だが、前者はマークをしておきたい。
★結論
アパパネがトップ評価。5冠の実績は、過去参戦した牝馬の中でもトップレベル。もちろん、今回のメンバーでも抜けた実績で、V濃厚だ。一昨年のNHKマイルC優勝馬ジョーカプチーノも怖い存在。昨年の覇者ショウワモダン、香港馬ではビューティーフラッシュが上位。(データ室)
(紙面から)