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ランベリ鮮やか逃げ切った/AR共和国杯  <NI

<アルゼンチン共和国杯>◇8日=東京◇G2◇芝2500メートル◇3歳上◇出走18頭

 11番人気のミヤビランベリ(牡6、栗東・加藤敬)が、まんまと逃げ切った。吉田隼人騎手(25)の絶妙なペース判断で、有力各馬の追撃を完封。5月の目黒記念、7月の七夕賞に続き今年3つ目の重賞制覇を飾った。2着には4番人気アーネストリー、3着には10番人気ヒカルカザブエが入り、3連単は92万2600円の大波乱となった。

 最後はミヤビランベリの意地だった。ラスト200メートル地点。アーネストリーに前へ出られたところで、持ち前の勝負根性に火がついた。1000メートル通過は62秒0。まだ余力はある。吉田隼騎手のゲキに呼応してグイとひと伸び。きっちり差し返した。「調教師からは『気分よく走らせるように』との指示。ハナにはこだわらなかったが、折り合ったし、しぶとい脚を使えるのは分かっていたから」と笑顔を見せた。

 前走札幌記念(14着)は10キロ増の太めが敗因。トモが甘く坂路調教ができない中、Cウッドとポリトラックを併用して乗り込んだ。テンションを上げすぎずに体を絞る。その成果が6キロ減に表れ、驚異の粘りとなった。今後について加藤敬師は「レース間隔をあけなければならない馬。ジャパンCはどうかな。様子をみてからでしょう」。JCか有馬か。今度はG1で波乱を起こす。【高橋悟史】

 [2009年11月9日8時3分 紙面から]

【AR共和国杯】ランベリ“快逃乱馬”V  <DA

 激しい先頭争いを繰り広げるアーネストリーとミヤビランベリ(右)=東京競馬場
 激しい先頭争いを繰り広げるアーネストリーとミヤビランベリ(右)=東京競馬場

 「アルゼンチン共和国杯・G2」(8日、東京11R)

 底力を見せつけた。11番人気の低評価をあざ笑うかのように、ミヤビランベリが逃げ切りV。トップハンデ馬として9年ぶりとなる勝利を収めた。これで重賞4勝目。今後は初のG1舞台を見据えていくことになり、年内出走なら有馬記念(12月27日・中山)が有力だ。2着はアーネストリー、3着はヒカルカザブエで3連単は92万円馬券の波乱に。1番人気のジャガーメイルは5着に完敗し、またしてもタイトル獲得はならなかった。

  ◇  ◇

 パンパンの良馬場、トップハンデの57・5キロ。それでも強さは変わらない。春に目黒記念を不良馬場で制したミヤビランベリが、同じ舞台のハンデG2で再び激走した。

 「先生(加藤敬師)から“馬の気分に任せて”と言われていました。いいスタートを切ったのでハナに行こうと。折り合いもついていましたよ」

 初コンビながら絶妙に呼吸を合わせて独り旅で運んだ道中を、吉田隼は笑顔で振り返った。残り100メートルでアーネストリーに並ばれたが、慌てない。「しぶとい馬だと分かっていた。あきらめずに追いました」と力強く1馬身差し返す。これで自身は4年連続のJRA重賞V。またランベリは昨年の七夕賞を兄の吉田豊で制しており、兄弟による同一馬での重賞制覇というおまけもついた。

 一方、今年重賞3勝目と6歳にして本格化したオペラハウス産駒に、トレーナーは目を細める。「落ち着いていた。イレ込まなかったね」と精神面の成長は顕著。3歳夏に右前脚を骨折し、今でもボルトが入っている。「その影響で、以前は左回りで外側に走っていく感じだった」と振り返るが、今は全く不安点が見られない。その骨折時に1年4カ月もの休養を要した分、馬もまだ若い。

 4度目のG奪取に「もうハンデ戦の重賞は使えないね」と苦笑い。このあと目指すのは初のG1ステージだ。「距離の長いG1を探したい。ただ、間隔をあけないといけない馬」。そうなると、年内に出走するなら有馬記念が有力となる。骨折を乗り越え、完成期を迎えた6歳馬が、いよいよひのき舞台へと駒を進める。

 

【AR共和国杯】ランベリ快逃!重賞4勝目   <SAN

2009.11.9 05:08
【AR共和国杯】ランベリ快逃!重賞4勝目
目黒記念に続く東京芝2500メートル重賞を逃げ切ったミヤビランベリに吉田隼騎手も思わずガッツポーズ=東京競馬場(撮影・佐藤雄彦)

 重賞未勝利馬が上位人気に支持された東京芝2500メートルの消耗戦は、同舞台の目黒記念など重賞3勝のミヤビランベリが地力の違いで快勝。11番人気の低評価を覆し、57.5キロのトップハンデを克服して4つ目のタイトルを獲得した。

 「ハナにはこだわってなかったが、いいスタートが切れたのでそのまま行かせた。道中もいいリズムでこのまま行ければと思っていた」

 殊勲の吉田隼人騎手が振り返る。前半5ハロンの通過タイムが62秒0。この時点で後方待機組には厳しい展開。後続に脚を使わせながら、自身は勝負所で上手に息を入れて直線へ。ランベリは、いったんはアーネストリーに前へ出られたが、残り1ハロンから粘りを見せて内から差し返す。ゴールでは1馬身差をつけ格の違いでねじ伏せた。「(ランベリが)しぶといのは分かっていたし、最後は根性で差し返してくれた。きょうは馬のおかげです」。吉田隼はパートナーに労いの言葉をかけた。

 芝2500メートルは初勝利の中京戦を含めて3戦3勝。東京はいずれもGIIで連勝だ。デビュー3戦目を前に右前肢の繋部を骨折。患部にボルトを埋め込んだまま力走するランベリに関係者も頭が下がる思いだ。

 「きょうは随分落ち着いてイレ込みもなかった。骨折があって本格的に競馬をし始めたのが5歳だから馬はまだ若い。今までの経緯からも間隔を十分開けた方がいいので、使うならJCよりも有馬記念(12月27日、中山、GI、芝2500メートル)。とりあえず1、2週間ほど状態を見てから考えたい」と加藤敬二調教師はグランプリ挑戦も口にした。

 晴雨兼用で左右の回りも馬場状態も不問のミヤビランベリ。暮れのGP決戦に体調を整えて出てくれば、怖い1頭になりそうだ。(片岡良典)

 

 

【アルゼンチン共和国杯】見くびられたランベリ見返した  <SP

<アルゼンチン共和国杯>レースを制したミヤビランベリ。鞍上の吉田隼人騎手はゴール後「NO・1」ポーズ
<アルゼンチン共和国杯>レースを制したミヤビランベリ。鞍上の吉田隼人騎手はゴール後「NO・1」ポーズ 

 8日、東京競馬場で行われたハンデG2「第47回アルゼンチン共和国杯」は、6歳馬ミヤビランベリが逃げ粘り、重賞4勝目をもぎ取った。

 重賞3勝の看板はダテではなかった。スタートを決めたミヤビランベリは前半、余裕の独り旅。直線でアーネストリーの猛追を受け、いったん前に出られたが、そこから伸び返し、1馬身のリードでゴールした。ジャガーメイルを筆頭に1~4番人気を重賞未勝利馬が占める中、前走・札幌記念の大敗(14着)が嫌われて11番人気。低評価に反発するように、堂々のトップハンデでライバルたちに格の違いを見せつけた。

 「先生(加藤敬師)から馬の気分に任せて行けとの指示があった。ハナにはこだわらなかったけど、いいスタートが切れたので自然とハナへ行けた」。初騎乗できっちりと責任を果たした吉田隼は、してやったりの表情。「道中もリズム良く折り合った。ゴール前は根性で差し返してくれた。馬のおかげです」とパートナーの踏ん張りを称えた。

 「直線でかわされて終わったと思ったが、よく頑張ってくれた」。目黒記念、七夕賞に続いて今年3個目のタイトルを獲得した6歳馬に、加藤敬師も感心しきり。「以前に比べて落ち着きが出たのが結果につながっている。本格的に競馬し始めたのは5歳以降。まだまだ成長している」。3歳5月の遅いデビューだが、2戦目に右前脚を骨折。復帰まで約1年半を要した。骨折部位には、固定するボルトが入ったまま。医療技術の進歩と陣営が粘り強く成長を促した成果が、今年の快進撃へとつながった。

 「ここまで来たらハンデ戦は厳しい。G1しか選択肢がなくなってきた」と加藤敬師は、うれしい悩みを口にした。レースの反動が出やすいタイプで、中2週となるジャパンCは見送る構え。馬の状態次第だが、有馬記念(12月27日、中山)を視野に入れている。骨折を克服し、確実に力を蓄えてきたミヤビランベリ。暮れの大一番で、その集大成を見てみたい。

 ◆ミヤビランベリ 父オペラハウス 母アステオン(母の父ホリスキー)牡6歳 栗東・加藤敬厩舎所属 馬主・村上義勝氏 生産者・北海道新ひだか町原武久氏 戦績20戦7勝 総獲得賞金2億7367万4000円 [ 2009年11月09日 ]

 

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【AR共和国杯】ランベリ攻め強化13秒1   <SAN

2009.11.5 05:10

 札幌記念14着以来のミヤビランベリはCWコースで単走。直線はビッシリ追われラスト1ハロン13秒1(6ハロン83秒9)。前走は滞在調整でプラス10キロと太めが残ってしまっただけに、今回は十分に乗り込んできた。「動きは少し重い感じ。ただ、前走時よりも馬体は締まっている。上がりがかかる流れになれば」と加藤敬調教師は、同じ舞台だった目黒記念に続くGII2勝目に意欲を見せた。



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