アプリコット 武豊で桜へ! <HO
クイーンCを快勝して、牝馬クラシックの有力候補となったアプリコットフィズ(牝3歳、美浦・小島太厩舎)は、新たに武豊騎手を鞍上に迎え、桜花賞(4月11日、阪神)に向かうことになった。28日、小島太調教師が明らかにした。
同馬は、GI3勝馬マンハッタンカフェのめいで、これまで3戦2勝の成績を挙げている。新馬戦、クイーンCとも、蛯名騎手の騎乗で優勝したが、同騎手は、昨年の暮れの阪神JFを制したアパパネの主戦も務めており、最優秀2歳牝馬とのコンビを継続することが決定。アプリコットフィズのパートナーに、過去、桜花賞で5勝をマークしている武騎手に白羽の矢が立った。
小島太調教師「経験豊富な素晴らしいジョッキーが乗ってくれるので、気を引き締めて仕上げたい」
アプリコット重賞初制覇/クイーンC <NI
<クイーンC>◇20日=東京◇G3◇芝1600メートル◇3歳牝◇出走16頭
蛯名騎乗の1番人気アプリコットフィズ(美浦・小島太)が重賞初制覇を飾った。勝ち時計は1分34秒4。好位からの積極策で、直線坂を上がって先頭に立つとそのまま押し切った。10番人気の伏兵プリンセスメモリーが後方から追い込んで2着、3着には2番人気のテイラーバートンが入った。
馬連(9)(10)は6240円、
馬単(9)(10)は9040円、
3連複(1)(9)(10)は6970円、
3連単(9)(10)(1)は4万5020円。
(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合して下さい)
[2010年2月20日17時36分
【クイーンC】関東からまた逸材!アプリコット楽勝! <SP
クラシックを見据えた3歳牝馬たちが参戦したG3「クイーンC」(芝1600メートル)は20日、東京競馬場で行われ、アプリコットフィズ(牝=小島太)が楽勝し、1番人気に応えた。勝ち時計は1分34秒4。
2番手を楽に追走。持ったままの手応えで府中の長い直線へ。残り2ハロンから追い出されると一気にリードを広げて、2着に2馬身差をつけたところがゴール。2歳女王アパパネをはじめ、層の厚い関東勢からまた楽しみな1頭が現れた。
ゴール直前で豪快な末脚を繰り出したプリンセスメモリーが2着、2番人気テイラーバートンが3着に入った。
◆アプリコットフィズ 3歳牝馬、父ジャングルポケット、母マンハッタンフィズ。北海道千歳市の社台ファーム生産、馬主は社台レースホース。戦績は3戦2勝、重賞は初勝利。獲得賞金は5977万9000円。 [ 2010年02月20日 16:29 ]
【クイーンC】蛯名アプリコット「追ったらすごいと思っていた」 <SP
蛯名はアプリコットフィズの能力を信頼しきっていた。「この馬の力が出せれば、いい競馬をしてくれると思った」。2番手から馬なりのまま直線の坂へ向かった。「新馬の時に強い競馬だったので、きょうも期待していた。追わないでも、あれだけ強かったから、追ったらすごいと思っていた」。ゴールまで残り2ハロンを切ったところから追い出されると、大器の片リンをのぞかせた。一瞬の加速で2馬身引き離し快勝した。
阪神JFをアパパネが、フェアリーSをコスモネモシンが制し、同世代の牝馬限定重賞はこれで関東勢の3連勝。“西高東低”と言われて久しい中央競馬の構図が、今年の3歳牝馬世代では逆転しているようだ。「関東からいい馬がどんどん出てきてるんで盛り上げていきたい」。クラシック戦線の主役アパパネの主戦も務める蛯名にうれしい悩みが増えた。 [ 2010年02月20日 19:05 ]