今回は去年の暮れに手に入れた変なジャケットのご紹介です。
これを見たらわかる方はすぐにわかったかと思います。そう・・・かの有名な米軍ジャケット M65フィールドジャケットです。
しかも襟元ジッパー及び胸ジッパーがアルミ製で肩にはエポレットがついていることからセカンドモデルということがわかります。残念ながらタグが欠損しているので詳細は不明です。
さてこのジャケットのどこら辺が変なのかといいますと・・・
まず襟元のジッパーですがアルミ製YKK社の物なんですがセカンドモデルのM65はアルミジップではあるのですがYKK社のジップを使用しているのは見たことがありませんでした。(サードモデルとか後期の一部のモデルではYKK社のジッパーが正式に採用されているようです)
しかも丸みを帯びたデザイン・・・
こちらは写真上:サードモデルの襟元ジップでブラス製でスコビル社の物です。写真下:今回の物と同じセカンドモデルのアルファー社製M65で民間に流されたものの襟元ジップでアルミ製のスコビル社の物です。
比べてみると材質はさておき形状が角ばったクラシカルなデザインに対して今回の物は丸みを帯びていて今風?なんです(笑
次の変な部分は・・・
ドローコードです。私の記憶が確かならば腰のコードは綿?なのですがこの年代のM65のすその部分は伸縮性のコードだったはずなのですが・・・今回の物は腰、裾ともに綿っぽいコードがついています。まぁこの辺は脱落しやすいものですので前のオーナーさんが付け替えられた可能性も考えられます。
さらに変なところ・・・
袖口 M65ジャケットの袖口は手の甲を保護するフードがついていて必要ない場合には織り込んで使います。今回の物もその形状は備わっていますし袖口の絞りもベルクロで調節できるいたってM65らしい造りで問題ないのですが・・・なんとなくフードがとんがってる気がする(爆
さらに変なところ
写真は次回UPしようと思うのですが襟に入っているフードですが通常のM65は襟元に伸縮性の素材が縫い付けられそこへフードがつながっていますので若干ではありますが襟からフードがビヨーンってなります。
これは体型に合わせてフードの装着位置(フィット感を)調整できるようにと考えられた仕組みだと思います。しかし今回の物は・・・フード直付けです!
さらに変なところ
胸側のジッパーアルミ製はいいとしてこれまたYKK社の物です。しかもジップもジップがついてる台地もピカピカのほぼ新品?ってな綺麗な具合なんです。写真でも見て取れると思いますが本当にきれいなんです。
もうここまでくれば偽物?復刻版の類ジャネ?って思っちゃうところなのですが・・・・
そうであればM65ジャケット本物と偽物?ってな記事名にするところ、別に普段着や作業着としてガンガン着られるパチモンってことでべつに気にもしないのですが・・・
偽物といいきれない部分がいくつかあるんです。
要因①タグの位置
まずはタグがついていたであろう部分ですが、本来、首のところと年代や製造会社によっては写真右の右裾と首元に分けてタグがついてることがあるようなのですが、今回の物は首元だけ・・・これはまぁ本物でもあることなんですが・・・
首元のタグがついていたであろう痕跡をよーく見てください。
ライナーを取り付けるためのボタンが服に対して左右シンメトリーでついていますので、タグ位置は中心より右にオフセットしていますよねー・・・わたくし所蔵の本物M65フィールドジャケットでもみられる特徴の一つで、当時の物は裏地の首元にタック?フリーツ?があるためだと考えられます。(割と新しいM65の場合にはど真ん中にタグがあるものもあるようです)
要因②ドットボタンの製造メーカー
分かりにくいかもしれませんがスコビル社製のドットボタンが使用されているんです。スコビル社といえば昔から米軍へボタンやジッパーなどを納入している会社でもちろんM65フィールドジャケットのジップやドットボタンでもド定番の会社なんです。軍への納入品以外で民間へ流している衣類で同社のボタンが使われているのを見たことも聞いたこともございません(私が知らないだけ?)もちろんM65は各社が製造販売しており軍以外へも数多く販売されています・・・・しかしM65タイプやパチモン、復刻版で正規納入メーカーの部品が使われるとは考えにくいんです。もちろん大手メーカ^のアルファー社などM65を正規で軍へ納入している会社の本物のM65で単に民間へ販売したモデルという本物ではあるが民間向け品というものには使われていると思います。
要因③ドットボタンとジップの位置関係
写真の通りジップの台地に被ってドットボタンがついているんです。残念ながら私が所有する他の本物であることがわかるM65は被って取り付けられていないため比較できませんし、今回のようにジップ生地と被さってドットボタンが取り付けられた本物M65が存在するのかどうか?B品ということで民間へ転用されたような経緯の物がある金津不明なのですが・・・写真を見ながらよーく考えてみてください。
この位置ということはジップを服へ取り付けた後からドットボタンを取り付けないとあり得ないんです!意味が分かりにくいかもしおれませんがドットボタンへジップの生地が被さっておらず、逆に生地の上からドットボタンが留められているということです。
さてさて・・・ジップはアルミ製のYKK社の物 品質的にきれいすぎて偽物っぽい要因の一つでした。 ドットボタンはブラス製でスコビル社の物 本物を製造しているメーカー以外にはまず出回っていないと思しきパーツです。
?????
ココが最大の謎かもしれません・・・偽物?復刻版?パチモノ?に後から本物のパーツを撃つことはまずないでしょうし・・・この年代の正規メーカーでセカンドモデルを復刻版で作ってるメーカーでスコビル社のパーツを使ってるところなんて聞いたことがありません!(ロスコやターコイズ・リアルマッコイズなど復刻版やコピーを製造しておりますが正規品のタグまで忠実に再現して話題になったメーカーもあるようですが、基本的にドットボタンやジップなどの場合正規納入メーカーは軍正規納入メーカー間以外には部品を出さないと思うんですよねー・・・復刻版作るから当時のボタンくれって言っても無理でしょw
以上のことから各所に偽物くさい点と本物に見られる特徴や本物製造メーカーしか入手できなさそうな部品が混成している不思議なジャケットなんです。
まぁ・・・それだけなら単に謎のジャケットとして紹介してたんですけどね・・・・・極めつけの部分があるんですよ~
そーれーはー
こちらっ・・・わっかるかな~?M65の右襟首あたりの写真なのですが、上:アルファー社製M65フィールドジャケットのサードモデルで軍に正規納入された物 下:アルファー社製M65フィールドジャケットのセカンドモデルの民間へ流された物
どちらも軍へ納入か民間へ納入かの違いはあるものの正真正銘軍正規納入メーカーが製造した本物のM65フィールドジャケットです。
写真をよく見ていただけるとわかるんですが、ライナーを取り付けるためのボタンの上のところに内側向きのドットボタンが1個あるんです。用途は不明です。(フード?マスク?か何かの脱落防止ストラップをくっつけるとこ?よく知りませんです
(^-^;)があるんですが~~~~
今回の物にはないんです!
念のため近くの古着屋さんへ行ってサードモデル以降のウットランド柄の物ですがM65フィールドジャケットを12点ほど試着のふりして同部分を確認してまいりました(^Λ^)/
全部ついてた・・・・・・・・・・・・(Φ_Φ;) 僕の物 偽物なの?・・・
いゃ・・・だってさぁ・・・スコビルのドットボタンついてるし・・・
・・・・・・・・・・ドットボタンの取り付け位置?タイミングもYKKジップの後出し・・・・
タグが付いていたであろう位置もオフセットしてるし・・・ぽっけの位置も胸ぽっけと比べて腰ぽっけが外側におふせっとしてるし~・・・
エッ・・・・本物というには根拠が弱いって?・・・・・はいっそーですよーだぁ・・・・
フンっだ・・・(Φ∀Φ)いいもーん どっちだって好いもん 気に入っていれば良いんだもん!
私はここに宣言いたします。このジャケットは正真正銘米軍のM65フィールドじゃkジェットモドキですっ!!
以上 報告終わり・・・・
これを見たらわかる方はすぐにわかったかと思います。そう・・・かの有名な米軍ジャケット M65フィールドジャケットです。
しかも襟元ジッパー及び胸ジッパーがアルミ製で肩にはエポレットがついていることからセカンドモデルということがわかります。残念ながらタグが欠損しているので詳細は不明です。
さてこのジャケットのどこら辺が変なのかといいますと・・・
まず襟元のジッパーですがアルミ製YKK社の物なんですがセカンドモデルのM65はアルミジップではあるのですがYKK社のジップを使用しているのは見たことがありませんでした。(サードモデルとか後期の一部のモデルではYKK社のジッパーが正式に採用されているようです)
しかも丸みを帯びたデザイン・・・
こちらは写真上:サードモデルの襟元ジップでブラス製でスコビル社の物です。写真下:今回の物と同じセカンドモデルのアルファー社製M65で民間に流されたものの襟元ジップでアルミ製のスコビル社の物です。
比べてみると材質はさておき形状が角ばったクラシカルなデザインに対して今回の物は丸みを帯びていて今風?なんです(笑
次の変な部分は・・・
ドローコードです。私の記憶が確かならば腰のコードは綿?なのですがこの年代のM65のすその部分は伸縮性のコードだったはずなのですが・・・今回の物は腰、裾ともに綿っぽいコードがついています。まぁこの辺は脱落しやすいものですので前のオーナーさんが付け替えられた可能性も考えられます。
さらに変なところ・・・
袖口 M65ジャケットの袖口は手の甲を保護するフードがついていて必要ない場合には織り込んで使います。今回の物もその形状は備わっていますし袖口の絞りもベルクロで調節できるいたってM65らしい造りで問題ないのですが・・・なんとなくフードがとんがってる気がする(爆
さらに変なところ
写真は次回UPしようと思うのですが襟に入っているフードですが通常のM65は襟元に伸縮性の素材が縫い付けられそこへフードがつながっていますので若干ではありますが襟からフードがビヨーンってなります。
これは体型に合わせてフードの装着位置(フィット感を)調整できるようにと考えられた仕組みだと思います。しかし今回の物は・・・フード直付けです!
さらに変なところ
胸側のジッパーアルミ製はいいとしてこれまたYKK社の物です。しかもジップもジップがついてる台地もピカピカのほぼ新品?ってな綺麗な具合なんです。写真でも見て取れると思いますが本当にきれいなんです。
もうここまでくれば偽物?復刻版の類ジャネ?って思っちゃうところなのですが・・・・
そうであればM65ジャケット本物と偽物?ってな記事名にするところ、別に普段着や作業着としてガンガン着られるパチモンってことでべつに気にもしないのですが・・・
偽物といいきれない部分がいくつかあるんです。
要因①タグの位置
まずはタグがついていたであろう部分ですが、本来、首のところと年代や製造会社によっては写真右の右裾と首元に分けてタグがついてることがあるようなのですが、今回の物は首元だけ・・・これはまぁ本物でもあることなんですが・・・
首元のタグがついていたであろう痕跡をよーく見てください。
ライナーを取り付けるためのボタンが服に対して左右シンメトリーでついていますので、タグ位置は中心より右にオフセットしていますよねー・・・わたくし所蔵の本物M65フィールドジャケットでもみられる特徴の一つで、当時の物は裏地の首元にタック?フリーツ?があるためだと考えられます。(割と新しいM65の場合にはど真ん中にタグがあるものもあるようです)
要因②ドットボタンの製造メーカー
分かりにくいかもしれませんがスコビル社製のドットボタンが使用されているんです。スコビル社といえば昔から米軍へボタンやジッパーなどを納入している会社でもちろんM65フィールドジャケットのジップやドットボタンでもド定番の会社なんです。軍への納入品以外で民間へ流している衣類で同社のボタンが使われているのを見たことも聞いたこともございません(私が知らないだけ?)もちろんM65は各社が製造販売しており軍以外へも数多く販売されています・・・・しかしM65タイプやパチモン、復刻版で正規納入メーカーの部品が使われるとは考えにくいんです。もちろん大手メーカ^のアルファー社などM65を正規で軍へ納入している会社の本物のM65で単に民間へ販売したモデルという本物ではあるが民間向け品というものには使われていると思います。
要因③ドットボタンとジップの位置関係
写真の通りジップの台地に被ってドットボタンがついているんです。残念ながら私が所有する他の本物であることがわかるM65は被って取り付けられていないため比較できませんし、今回のようにジップ生地と被さってドットボタンが取り付けられた本物M65が存在するのかどうか?B品ということで民間へ転用されたような経緯の物がある金津不明なのですが・・・写真を見ながらよーく考えてみてください。
この位置ということはジップを服へ取り付けた後からドットボタンを取り付けないとあり得ないんです!意味が分かりにくいかもしおれませんがドットボタンへジップの生地が被さっておらず、逆に生地の上からドットボタンが留められているということです。
さてさて・・・ジップはアルミ製のYKK社の物 品質的にきれいすぎて偽物っぽい要因の一つでした。 ドットボタンはブラス製でスコビル社の物 本物を製造しているメーカー以外にはまず出回っていないと思しきパーツです。
?????
ココが最大の謎かもしれません・・・偽物?復刻版?パチモノ?に後から本物のパーツを撃つことはまずないでしょうし・・・この年代の正規メーカーでセカンドモデルを復刻版で作ってるメーカーでスコビル社のパーツを使ってるところなんて聞いたことがありません!(ロスコやターコイズ・リアルマッコイズなど復刻版やコピーを製造しておりますが正規品のタグまで忠実に再現して話題になったメーカーもあるようですが、基本的にドットボタンやジップなどの場合正規納入メーカーは軍正規納入メーカー間以外には部品を出さないと思うんですよねー・・・復刻版作るから当時のボタンくれって言っても無理でしょw
以上のことから各所に偽物くさい点と本物に見られる特徴や本物製造メーカーしか入手できなさそうな部品が混成している不思議なジャケットなんです。
まぁ・・・それだけなら単に謎のジャケットとして紹介してたんですけどね・・・・・極めつけの部分があるんですよ~
そーれーはー
こちらっ・・・わっかるかな~?M65の右襟首あたりの写真なのですが、上:アルファー社製M65フィールドジャケットのサードモデルで軍に正規納入された物 下:アルファー社製M65フィールドジャケットのセカンドモデルの民間へ流された物
どちらも軍へ納入か民間へ納入かの違いはあるものの正真正銘軍正規納入メーカーが製造した本物のM65フィールドジャケットです。
写真をよく見ていただけるとわかるんですが、ライナーを取り付けるためのボタンの上のところに内側向きのドットボタンが1個あるんです。用途は不明です。(フード?マスク?か何かの脱落防止ストラップをくっつけるとこ?よく知りませんです
(^-^;)があるんですが~~~~
今回の物にはないんです!
念のため近くの古着屋さんへ行ってサードモデル以降のウットランド柄の物ですがM65フィールドジャケットを12点ほど試着のふりして同部分を確認してまいりました(^Λ^)/
全部ついてた・・・・・・・・・・・・(Φ_Φ;) 僕の物 偽物なの?・・・
いゃ・・・だってさぁ・・・スコビルのドットボタンついてるし・・・
・・・・・・・・・・ドットボタンの取り付け位置?タイミングもYKKジップの後出し・・・・
タグが付いていたであろう位置もオフセットしてるし・・・ぽっけの位置も胸ぽっけと比べて腰ぽっけが外側におふせっとしてるし~・・・
エッ・・・・本物というには根拠が弱いって?・・・・・はいっそーですよーだぁ・・・・
フンっだ・・・(Φ∀Φ)いいもーん どっちだって好いもん 気に入っていれば良いんだもん!
私はここに宣言いたします。このジャケットは正真正銘米軍のM65フィールドじゃkジェットモドキですっ!!
以上 報告終わり・・・・
Fin
掲載されていた画像のタグを見るとコントラクトナンバーが記載されていませんでした。
ジャケット全体とジップ、タグのアップのみでフードの画像はありませんでしたが、
フロントのジップはこちらのYKK製ジップとそっくり同じ?です。
ちなみに、cab clothing社はM51やM65のレプリカも作っているそうで
フライトジャケットのメーカーとしてはけっこう有名みたいですね。
説明できないし。何なんでしょうね〜
以前、こちらの記事を読んでM65モドキの事が気になっておりました。
少し前にYKK製アルミ?ジップのM65が某個人売買サイトに出品されていまして
こちらのM65モドキと似ており同じモデルでは?と思った次第です。
掲載されていた数枚の画像だけでの判断ですので絶対とは言い切れませんが…。
ちなみにタグには「cab clothing ○○ inc」(○○はタグがおれて解読不能)と書かれていてタグの位置も右にオフセットでした。
その世界では有名な特徴というか・・・定番の見分け方ってあるじゃないですか?たとえばアルファー社の物は1970年代くらいから民間向け製品は3本ラインで軍へ納品するものは1本線と区別されています。こんな感じでそのアイテムごとに年代や本物偽物の見分け方で定番的な部分があると思うのですが・・・その特徴をある意味両方保有する個体と出会うとうさん臭くてもついつい手が出ちゃうんですwまぁそういう場合ほぼ偽物なんですが・・・というのも
もし本物であれば偽物と判別できる特徴を保有しえないからって考えるのですが・・・1942年までは特定の理由でそういった特徴を保有した納入品も存在してたとかって特殊なケースもありますから・・・我々のコレクションジャンルはそういった意味で出所不明、由来不明なぶぶんをひめてますからね~(苦笑い
そこがたのしいところでもありますねww
M65に関して…と言うより米軍衣料に詳しくない私としましとはサッパリ分かりません(^_^;)
なのでfoxさんの今後の調査結果を待ちます…