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農家民宿 「椀de縁」 シェアハウス・ゲストハウス (バックパッカー、ライダー寝袋持参、自炊可)

漆器、茶事、田舎暮らし(河和田型グリーンツーリズム)
うるしの里で、面白いことしよっせ!

今日も真っ黒黒スケ?クモ助?!

2014-02-20 | 我流茶々

以前にも書きましたが、茶道の点前には、炭点前がありまして、
その炭点前用の炭が入手困難になってきました。
よい菊炭が入らなくなったし、高騰してるのよね。

他所様の社中のお稽古は、どんなんかわかりませんが、
師匠宅では、基本、炭点前、濃茶、お薄、つまり茶事の後半(後座)
の稽古してます。
業躰先生がいらっしゃる時は、茶事か茶通箱付花月か、炭付花月です。
なぬし、茶事と花月の稽古に徹してます。

いつもの稽古は1~2人で、初炭、後炭してると、もったいないなあと思ってました。
しかも、稽古用でも1回の稽古料金より炭代のほうが、かかってしまってたのよねェー。

そして、お点前で使う、お茶碗も、楽とか、萩とか
織部とか、美術館に展示するような作品の写しが
ほとんどなんだそうです。
知りませんでした。
任清とか、不二とか、むき栗とか、なんのこっちゃで
すごしてきたけど、少しづつ勉強せなあかんのね。
師匠は、季節ごとに茶碗を替えて水屋に
ズラ~~っと並べてあり、
稽古の時、好きに選んで使わせて頂いてます。
知らないって恐ろしいとは言ったもんです。
黒楽とか、赤楽とか、筒茶碗とか、お雛様や、馬の絵が描いてある、
京焼きのちゃわんら、スクラップブックに姉弟子たちと纏めてるところやったわ。

どこに何があるか、皆で整理して、自分1人でも道具出せるように
しときなさいと言われてるのです。
でも、次から次、道具がでてくるから大変。

あっ、私も自宅で、茶飯釜で、茶事風にお食事提供するなら、
先代萩の話しでも、覚えなあかんね。

ホントお茶って、知れば知るほど恐ろしいのね。
まだまだ、かじっただけで何も知らないから、
知らぬが花のままがいいかな?

あら、また話しが、ぞれましたね。


それで、お稽古用は菊炭でなくても、これでいいんじゃ!で、、





今日も、師匠と稽古用の炭切ってました。
長さは、どうにか揃えられるけど、太さは、いたしかたないわね。

またまた、師匠と顔見合わせて、大笑い!

だって鼻先が真っ黒黒スケなんだもの(笑)











炭点前用の炭が・・

2014-01-16 | 我流茶々


今まで、師匠が仕入れていた、お茶用の菊炭(池田炭?)が手に入らなくなった。
さて困った。以前から、炭点前用の炭、自分で作れたらいいねえ~なんて
言ってたのですが。そう簡単に出来るはずなく。
どこぞの団体が炭焼き小屋作ったけど、作っただけで、稼働してない。
大変難しいらしい。
師匠、くぬぎ植えようかしらって・・んなぁ、

あちこち、道の駅ドライブしながら、地域おこしの参考になることないか捜してました。
偶然、炭焼きで生計をたてている方と出会うことができました。
主にバーベキュー用の炭を焼いてました。

10年ほど前までは、茶道用の炭も焼いてたそうです。
でも、菊炭作るのは大変難しく材料となる、くぬぎの木の確保が難儀になったのです。
10~20年ものの木、それも枝でなし元木です。その木を切った後の、新芽を鹿が食べて
しまうので、木を育てるのにも大変なのです。
で、炭焼き職人さんは、「練習用で使うから多少の誤差はいいから、作って・・」
と頼まれ、作って、茶道教室に卸していたそうです。
それでも、クレームが多くて。もう作らなくなったとのこと。

ちなみに、炭点前は、お茶を点てる湯を沸かす点前です。
美味しいお茶点てるをのには、湯加減が第一です。
懐石、濃茶、薄茶と進行するにしたがって、炭の熾り具合が大事なのよね。

胴炭・長さ16.5㎝、径8㎝。丸管・長さ16.5㎝、径3㎝。ぎっちょ・長さ8㎝、径6.5㎝。
点炭・長さ8㎝、径5㎝。香合台・長さ6.5、径6.5.

・・ね、こんな規定決まってたら、木1本で1回分の炭点前しかできないですわ。
茶事がお高いのも、うなずけます。
ちなみに、師匠宅では本物の菊炭つかってるので、初炭後炭で、炭代だけで1回3000円位かかるそうです。
お稽古、1回2000円じゃ師匠、割あわんやろに・・
だいたい、毎回、炭点前、濃茶、薄茶点前してます。

クレームばかりだから、茶炭は作ってない。でもあるもので良かったら
持っていけばよいよと。
今ある炭より、ましなのでもクレームが多かったとのこと。
本当にいいんですか?と。
よほど、厳しい茶道の先生だったのでしょうね。
月謝?お高いんだろうなあ、そうゆう茶道教室。
うちは、先生、生徒と言うより、師匠、弟子?って
感じかなあ。



・・で、分けていただきました。






今日は、半日、炭を切ってました。長さはどうにか合わせますが、径がねえ~。
師匠も私も、顔見合わすとお互い煤だらけで大笑い!
クモスケみたい。カッパ、軍手の完全防備でしたのに。
今日の稽古は、炭切りでした。そしてお昼ご飯ご馳走になり終了。
まるで、「六祖載竹」みたいでしょ(笑)

まっ、利休さんは、「炭置くは、たとい習ひに背くとも、湯のよくたぎる、
炭は炭なり・・」って言ってるので・・

クズ炭がたくさんできてくるので、囲炉裏が欲しくなってきた、今日この頃。

田舎暮らし体験したい方、遊びにいらっしゃいな。

あっ、お茶事やってみたい方も、いっしょに練習しましょう。



出ろ?入ろ??

2014-01-03 | 我流茶々

あけまして、おめでとうございます。
このユルユルブログにねばってお付き合いくださってる皆様、今年もヨロシク


昨秋の師匠宅での業躰先生のお稽古・・・
茶通箱付花月を基本に、炭付にしたり、茶事にしたり、朝~夕まで
みっちり稽古です。

「あなた達には出来ないでしょう、一生かかっても無理です」と言われながらも
何度も何度も、茶通箱付花月のくりかえし。業躰先生も根気良く教えてくださいます。

無理と言いながらも、初めてお茶を習う新弟子に
「あなた、茶事習いなさい、亭主に向いてるわ」とも・・


「私が言った言葉の、一言だけ覚えていきなさい・・」
ああ、何回か、お稽古つけて戴いてるのに、もう頭の中は、スッカラカンです。
備忘録で、これからは記していこっと!

師匠曰く「あなた達みたいな、幼稚園児(入門?)レベルが、業躰先生に習ってるって、言っても
誰も信じないわよ!あの方は、茶道の教授陣、業躰になる方々を教えてらっしゃるのよ」

そう最近まで、「ギョウテイ」って意味すら知らなかったのです。

・・で、前回、先生がおっしゃってた意味不明の言葉
「でろ」「いりろ」???
何回も説明してたけど、チンプンカンプンでした。

「入炉・いりろ」・・点前畳に切った炉
「出炉・でろ」・・点前畳に接する畳に切った炉

店の四畳半を、茶室に見立てて色々やってみることに・・





出炉、四畳半切り本勝手(これが一般的な茶室の切り方)





出炉、台目切り本勝手





入炉、隅炉





入炉、向炉



点前をする亭主の右側に客が座るが、本勝手。左側に座るが逆勝手。
前記の炉が逆になり、あわせて八炉。

今回は、八炉のお勉強でした。

店での、点前のレパートリーがふえました。
って、まだ習ってないのでわかりません。
これからね・・








暮れに降った雪も、穏やかなお陽さまのおかげで、大分消えました・・

今年は、「甲午」 はたして穏やかにいきますかねぇ~~~?













まだヒヨっ子なのに、いいんかいな??

2012-08-11 | 我流茶々

お茶の道に弟子入りして、まだ2年もたってないのですが・・・

お茶のお稽古というより、茶事の稽古に徹してます。(毎回懐石食べてる訳じゃないですよ)
普段の稽古は、食事を抜かした、茶事の流れでしてます。

・掛け軸とお花の用意
・灰型 (炉に使う湿し灰作りは、私はまだやったことない)
・炭点前
・濃茶点前
・薄茶点前

きっと皆さんがイメージしてるお茶、茶道の稽古は、目にされるのは、濃茶と薄茶点前、茶筅でシャカシャカやってるシーンが主だと思います。

茶事は「日常茶飯事」の茶の部分ととらえてみてはどうでしょう。
普段なにげにしてる。「食」というものに、「文化」が入っただけなんだと。
お茶を飲みに来てくださる方の、おもてなしの形が色々あるということです。

本来の茶懐石は、自分の畑で採れた野菜(地元で採れた魚や食材)を自分で
心を込めて調理し、お客様に呈する(地産地消)ものであって、
豪華絢爛な「会席料理」とは別物と考えると、とても気楽にできると思うのです。

極端な話ですが、芋の煮っ転がしと、きゅうりの酢の物でも、立派な茶懐石料理に
なるんですよ。お芋を丼いっぱいドーンと出せば、只の田舎料理ですが、
朱塗りの漆器(伝統工芸品)の小皿とかに(今でしたら、竹で編んだ小ぶりのコースターでもいいですね)
1~2個チョンと載せてお出しすれば、また雰囲気もグッとレベルUPします。

我が町に、人がいらした時、この茶事(風でかまいません)のおもてなしの心を
頭の片隅において、歓迎できたらいいなと、思っています。

「私お茶なんか、ならったことないしぃ~~!」
「堅苦しそう~~」
いえいえ、分相応でいいんですよ。

例えばね、お皿がなかったら、葉っぱでもいいんです。
笹の葉っぱに、地元で採れた「コシヒカリ米」のおにぎりに、自家製の梅干しでも、漬物でもちょっと添えて、
桃源清水のお水で入れたお茶(番茶でも、冷たく冷やしたお水でも)で一服してもらう。

ねっ、ねっ?これなら、田舎のオバちゃんでも普通にできるでしょ?
それに、+αの演出でいいんですよ。


ほんの一寸、ほんのちょっとのヒネリ?をいれて「漆文化」と「食文化」で「河和田」を
アピールできたらいいなあ~って、日々思うのです。


ただ今摸索中・・・





掘りごたつが、炉に・・

2012-02-05 | 我流茶々
2月も立春を過ぎてしまいました
ご無沙汰しておりました。皆様お元気だったでしょうか?
インフルエンザが流行っております、手洗いうがいは必須です。

突然ですが、、とうとうやりました~
我が家の8畳間と、店の4畳半に「炉」を入れました。
というか正確には、コンクリートの掘り炬燵?でしょうか?
(
コンクリートではなかったです
石をくり貫いたものでした。



こんな感じ・・

昔ここに、炬燵櫓を乗せ、布団を被せ足突っ込んで寝てたそうです(笑)
北国の方は想像できるでしょうが、私のような関東出身者は見たことないとおもいます。


炉壇の外径45センチ、内径35センチ。炉の代用になりますよね。
早速、畳と炉縁を作ってもらうことに。
でもね、家と店の炉と畳と厚みが微妙に違うの。
炉縁の高さが、5.5㎝と6.5㎝と1㎝も違う!
どうしましょう~心配ご無用、さすが漆器の町、木地屋さんが特別作ってくださるとのこと。
それもAh価格で(笑)ありがたいことです。


灰はこの中に入ってたものや、火鉢のを利用。
5~60年も経ってる灰は篩にかけて小麦粉のような手触りに・・いい感じ
湿灰はしばらく師匠にわけてもらうことにして、
雪がとけたら、湿灰の作り方を教えてもらおっと。

炭を熾した時は、お抹茶は茶釜のお湯で点ててさしあげられたらいいなあ~

少しずつ、理想に近づけたら幸せ。
理想と現実はなかなか逢うことはないが、努力は惜しまず捻出したい。


師匠に弟子入りして1年が過ぎました。

初めての茶事の稽古で水屋、
2回目の稽古で、亭主役で、茶飯釜の茶事をさせていただいた。
この茶飯釜にはまってしまい、我が家でもしたいがために炉を
切ったようなもの(笑)

昨年秋に、入門の証を頂戴しました。
入門したので、1回1000円の稽古料が1500円になりました(笑)

炭手前して、濃茶手前して薄茶点前して、お詰めは、「一保堂」ですよ。
時間があるときは、和菓子もつくります。
時間があるときは、後炭手前もします


お正月稽古は、茶通箱付花月や、濃茶付花月でチンプンカンプンだった・・
投扇興も付いてました(笑)

あっ、今は台子の稽古ですが、チンプンカンプンです。