環境ブログ:
12月18日のBS1きょうの世界で、12歳の時に貧困にあえぐ世界の子ども達を救いたいと思い立った信念を行動に移して、同級生達とNGOを立ち上げたカナダ青年、クレイグ・キールバーガーさんの活動が紹介されました。
活動を始めたきっかけは12歳の時目に留まった、ある同じ12歳のパキスタンの少年が過酷な労働からやっと脱出したものの、後で殺されてしまったという新聞記事でした。強いショックを受けたクレイグ少年は。自分とパキスタン少年はいったい何が違うのか、児童労働の実態を調べようと両親を説得、7週間にわたって南アジアを旅をして、奴隷のように働かされる子ども達の現状を目の当たりにしました。帰国後、クレイグ少年はクラスメイト達と相談、賛同した仲間と一緒に子どもによる子どものための国際協力団体”Free the children”を設立したのです。
このほど来日したクレイグ青年(27歳)に、番組の市瀬キャスターがインタビューしました。当初は、自分で活動するとは思はなかったそうですが、既存の慈善団体に支援を依頼しても、大きくなるまで待てとか、政治家になればできるなどと言われてとても待っていられず、自分達で放課後に活動を始めたそうです。クレイグ少年はその後、様々な国を訪れて世界の著名人達とも面会したそうです。最も刺激を受けたのはマザー・テレサだったとそうで、「全員を助けることができないのに、どうして献身的に死んでゆく人たちのために働けるのか」との問いかけに、「人生では偉大なことは直ぐにはできません。でも愛があれば小さなことから始めることができるのです」と答えてくれたそうです。
“Free the Children”は、アジアやアフリカなどの途上国で子どもを過酷な労働から解放し、教育を受けられるよう支援する活動に取り組んでおり、その主体は18歳以下の子ども達です。募金を集め途上国で500以上の学校を建設し、貧しい農村での清潔な水や医療を提供や、農業技術の支援にも取り組んでいるそうです。これらの活動は慈善としてではなく、現地の人々とのパートナーシップに基づいて行っているそうです。”Free the Children”の活動は43カ国に広がり、日本では10年目にあたり、300人の子ども達がスタッフとして活動しているそうです。このほどフリー・ザ・チルドレン・ジャパンが開催した10周年記念行事の模様も紹介されました。
インタビューの中でクレイグ青年は、若者を未完成と捉えず、社会に貢献する一員と考えるべきであり、ある調査によれば若いころからボランティアに関わると、その後も長く続ける可能性が高く、若者を後押しするには教育の役割を考えなおさなければならないとして、「読み書きや計算を教えるだけでなく、若者が思いやりを持ってコミュニティーや世界の問題に目を向けるよう支援するカリキュラムが必要です」と語ったのが印象に残りました。
追:クレイグさんの著書「世界を変える!みんなの力」Me to We(佐光紀子訳)が、2009年12月に柏書房から出版されています。(定価 1995円)
12月18日のBS1きょうの世界で、12歳の時に貧困にあえぐ世界の子ども達を救いたいと思い立った信念を行動に移して、同級生達とNGOを立ち上げたカナダ青年、クレイグ・キールバーガーさんの活動が紹介されました。
活動を始めたきっかけは12歳の時目に留まった、ある同じ12歳のパキスタンの少年が過酷な労働からやっと脱出したものの、後で殺されてしまったという新聞記事でした。強いショックを受けたクレイグ少年は。自分とパキスタン少年はいったい何が違うのか、児童労働の実態を調べようと両親を説得、7週間にわたって南アジアを旅をして、奴隷のように働かされる子ども達の現状を目の当たりにしました。帰国後、クレイグ少年はクラスメイト達と相談、賛同した仲間と一緒に子どもによる子どものための国際協力団体”Free the children”を設立したのです。
このほど来日したクレイグ青年(27歳)に、番組の市瀬キャスターがインタビューしました。当初は、自分で活動するとは思はなかったそうですが、既存の慈善団体に支援を依頼しても、大きくなるまで待てとか、政治家になればできるなどと言われてとても待っていられず、自分達で放課後に活動を始めたそうです。クレイグ少年はその後、様々な国を訪れて世界の著名人達とも面会したそうです。最も刺激を受けたのはマザー・テレサだったとそうで、「全員を助けることができないのに、どうして献身的に死んでゆく人たちのために働けるのか」との問いかけに、「人生では偉大なことは直ぐにはできません。でも愛があれば小さなことから始めることができるのです」と答えてくれたそうです。
“Free the Children”は、アジアやアフリカなどの途上国で子どもを過酷な労働から解放し、教育を受けられるよう支援する活動に取り組んでおり、その主体は18歳以下の子ども達です。募金を集め途上国で500以上の学校を建設し、貧しい農村での清潔な水や医療を提供や、農業技術の支援にも取り組んでいるそうです。これらの活動は慈善としてではなく、現地の人々とのパートナーシップに基づいて行っているそうです。”Free the Children”の活動は43カ国に広がり、日本では10年目にあたり、300人の子ども達がスタッフとして活動しているそうです。このほどフリー・ザ・チルドレン・ジャパンが開催した10周年記念行事の模様も紹介されました。
インタビューの中でクレイグ青年は、若者を未完成と捉えず、社会に貢献する一員と考えるべきであり、ある調査によれば若いころからボランティアに関わると、その後も長く続ける可能性が高く、若者を後押しするには教育の役割を考えなおさなければならないとして、「読み書きや計算を教えるだけでなく、若者が思いやりを持ってコミュニティーや世界の問題に目を向けるよう支援するカリキュラムが必要です」と語ったのが印象に残りました。
追:クレイグさんの著書「世界を変える!みんなの力」Me to We(佐光紀子訳)が、2009年12月に柏書房から出版されています。(定価 1995円)
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