においのプロに聞く、「においがMAXになる条件と対策法」(マイコミフレッシャーズ) - goo ニュース
2011年4月18日(月)17:00
イケメンだと思ってそばによったら、に、におう……この人の汗ニオウヨ! おかげでイケメンの印象は「汗くさい人」になってしまいました。つくづくにおいって大事。人の印象をこんなにも決定付けてしまうんだもの……。
「自分のにおいに気付かなくても、相手からすると実はにおっていたりするものです」と指摘するのは、消臭スプレー「リセッシュ(花王)」の開発担当者である高橋さん。「僕、高校生のころは剣道部だったので、防具や道着がくさくて大変でした。あのころの自分にリセッシュを教えてやりたいですね」と遠い目で過去を見つめる高橋さんに、においが気になりやすいシチュエーションについて聞いてみました。
■約4割の人が、自分のにおいに気づかない?
自分のにおいって気が付かないものなんですか?
「弊社の調査では、自分のにおいを気にしている人は全体の6割程度。それ以外の人は、自分のにおいに関心がない、つまり自分のにおいを把握していないんです。たとえば、人の家に遊びに行くと、その人の家独特のにおいってありますよね。しかし本人に指摘してみても気付かないことがほとんどです。それくらい、自分のにおいって気づいていないものなんですよ」
(注:「自分のニオイを気にしている」6割のうち、さらに約6割が「自分で自分のニオイに気付いた」と回答しています)
イヤなにおいを指摘してくれる人ってなかなかいないですよね。一人暮らしの人は親からも指摘されることがないので、なおさら危険かも。では、中でも一番におうタイミングってありますか?
■においを強く感じるタイミング
・湿気の多いとき
・気温が高いとき
・室内と室外の温度差が大きいとき
「湿気が多い場所では、空気中に水蒸気の分子が多いため、においの分子が分散しにくく、においをより強く感じやすくなります。温度が高いと、におい分子が揮発しやすくなります。寒い場所から急に湿度の高いところへ行くと、それまでなんともなかったのに、急ににおってくることもありますね」
外でデートしているときはなんてことなかったのに、彼の部屋にあがった瞬間に「きみ……なんかにおう」なんていわれたらショックです……。ちなみに、においがつきやすい服ってありますか?
■服とにおいの組み合わせ
・コットン×汗
・ウール×焼肉
「コットンは乾きにくいため、特に部屋干しなどをした後は菌が繁殖しやすくなります。汗はもともと単体ではにおわないのですが、衣服の菌と結びつくと、菌が汗に含まれる皮脂などを分解して、においが発生する仕組み。そのため、コットンの服を着て汗をかくとにおいやすくなるんです。
一方、ニットなどに使用されるウールは、油と結びつきやすい素材なので、特に焼肉など油っぽいにおいがくっつきやすい性質があります。そんなときには携帯用リセッシュを使ってほしいですね」
どんなタイミングで使うと効果的ですか?
■消臭スプレーを「シュッ」とするタイミング
・洗濯物を室内干しする前
・外出や運動の前
・焼肉を食べた後、タバコを吸った後
「基本的にはいつ使っても効果があるのですが、よりいいタイミングは上記のとおり。においが付いてから消臭しようとする人が多いと思いますが、外出したり運動したり、汗をかきやすいシチュエーションの場合は、前もって『シュッ』っとしておくのが効果的ですよ。においのもとになる衣服に付いている菌を除菌してくれるので、汗をかいてもにおわなくなります。室内干しも同様で、菌が繁殖する前に『シュッ』っとしておきましょう。逆に、焼肉やタバコなど、菌とは関係のないにおいに対しては、事前にしてもあまり意味がありません。においがついた後で『シュッ』してすっきり消臭するのがオススメです」
汗をかいてからあわてないためにも、前もって『シュッ』しておけばいいのですね。携帯用リセッシュをバッグに入れておけばとりあえず安心かも。
■ひとことアドバイス
「においには相性があって、嫌なニオイもいい香りと組み合わせることで別のいいにおいになることもあります。ちなみにくさ~い足のにおいには、青草の香りを足すと、みずみずしいバナナのいい香りになります」
もうすぐ春。暖かくなるにつれて、出会いも多くなり、そして体臭もにおいやすくなる……。新しい出会いの折に、「(あなた)はじめまして」「(相手)はじめまして(こいつ、くさっ!)」なんて悲劇を生まないためにも、“においケア”を万全にしておきたいものですね。
(プレスラボ)
においは「匂い」にもなれば、「臭い」にもなりますよね。