cobatchの独り言

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聖教新聞(2011/10/ 1) スタートライン

2011年10月11日 18時15分25秒 | コラム・ルポ

SEIKYO online (聖教新聞社):スタートライン 若者たちの明日を開くヒント 20代で使ってはいけない言葉

「次代創造館」代表 千田琢哉さん

 数々の著作で、ビジネスパーソンの心を揺さぶる言葉を発信する千田琢哉さん。近著『人生を最高に楽しむために20代で使ってはいけない100の言葉』(かんき出版)には、ドキッとする“NGワード”が並んでいる。ちょっとダメ出しされた気分になるが、これも未来の成長のため。さあ、あなたもチェックしてみては?

 

 「20代の過ごし方で、その後の30年が決まる」――千田琢哉さんは、20代の生き方に熱いメッセージを発信している。その思いは?

 

 私は経営コンサルタントとして、1万人のビジネスパーソンと関わって、話をしてきました。社会人のスタートの段階では、それほど能力の差もないのに、若い時の仕事の姿勢や生き方のちょっとした違いが、後々、驚くほど大きな差になっていくのを目の当たりにしてきました。だから、独立して真っ先に取りかかったのが、20代に贈る言葉でした。

 

 今の若者をどう見ている?

 

 30代後半の私の世代と比べても、競争で勝ち抜こうというモチベーションは下がり、「周りから嫌われたくない」「平均的で安定しているのがいい」という空気が強まっています。ソーシャルネットワークの世界で、自分だけ浮いてしまって、村八分になるのが怖い。合コンなどでも傷つくのが嫌だから、1番人気の人は避け、第2、第3志望を選ぶ。喜怒哀楽の感情の幅も、どんどん狭くなっていると感じます。

 

 そうした若者に期待したいことは?

 

 一度の人生、第1志望に挑む人生を選んでもらいたい。第1志望に集中する生き方だと、決断が早くなり、自分の時間も生み出せるようになる。反対に、第2志望以下だと常にほかと比べて迷うから、言い訳や愚痴が出たりして、結局、自分が損をしてしまう。

 

 千田さんの20代は?

 

 私は大学1年の秋までマンガしか読めないのがコンプレックスでしたが、ある日、ビジネス本を立ち読みしてから読書にはまり、大学時代、1万冊の読書をしました。就職した会社では、最初は雑用ばかりでしたが、「偉くなる人は雑用こそ芸術的に仕上げる」と何かで読んだ通りに実践しました。すると、その後の転職先を含め、のべ3000人以上の経営者と仕事をさせてもらい、それらの対話を通じて薫陶を受けることができました。

 

 「人生は出逢った言葉の質と量で決まる」という千田さんの持論も印象的だ。言葉のもつ影響力とは?

 

 結局、人間は自分が発した言葉どおりの人生を歩んでいくもの。だからこそ、20代はたくさんの良い言葉のシャワーを浴びておくことが大事だと思う。一方で、自分の成長を止めてしまうような口癖ばかり言っていると、気づいたらそのようにしか生きられなくなっているので要注意。

  今回、出版した『20代で使ってはいけない100の言葉』では、若者にとって耳が痛い言葉をあえて並べさせてもらいました。これらの言葉を念頭において自らを鏡に映すつもりで、幸せな人生をつかむキッカケにしてほしいという思いからですので、ご容赦ください。

 

「教えてもらっていません」

 20代は分からないことだらけが当然だが、上司や先輩から詰められた時、「そんなの教えてもらっていません」とふんぞり返る人がいる。上司はあなたから授業料をもらっている訳ではない。逆に、あなたは給料をもらっているのだから、自分から質問していかなくては何も始まらない。

 

「上がバカでやってらんない」

 このせりふが出たら、20代でも立派なオヤジの仲間入りだ。昔から、上司の頭が柔軟だったためしはない。上の頭が固いからこそ、あなたが成長して活躍するチャンスがあるのだから感謝しよう。もし上が切れ者で、付け入る隙が一分もなかったら、こんなにつらい環境はない。

 

「あー、忙しい、忙しい。時間がない」

 「時間がない」という人に限って、何でも安請け合いして「できれば、やっておいた方がいいもの」ばかりをやって、「これをやらないと始まらない」ことから逃げている。「忙しい」と連呼する人はチャンスを失っていく。「いつでもどうぞ」と言えるようになろう!

 

「ねぇちょっと、聞いて」

 女性に多いのだが、上司に提案を却下されるなど気にくわないことがあった時、「聞いて、聞いて」と周囲を集め、ヒソヒソ話をする人がいる。否定されることに慣れていない。本気で提案を通したいならば、愚痴を言うエネルギーを、次なるチャレンジに変えよう!

 

「もう一度ゆっくり検討してみます」

 世の中のサラリーマンは「検討中」ばかりだ。ゆっくり検討する人は、必ずしも時間をかけて考えている訳ではない。意気地無しで決断できないか、断ることができないから先延ばしにしているだけだ。人生は決断力。断る場合も、即、断った方がかえって信頼される。

 

「電車が遅れまして」「今、やるところです」

 言い訳の中でも、一番、聞き苦しいのは、遅刻の際の「電車が遅れまして」。ギリギリで行動している側に非があることは明白だ。また、上司から仕事が終わったかどうか聞かれた時に「今やるところです」と答えるのも筋違いで失礼な話だ。言い訳する前に、まず「申し訳ありません」と謝罪することだ。

 

「やっぱダメですよね。これじゃあ」

 男性に多い言葉。上司に提案を断られるのに慣れてしまって、受け入れられそうになっても、いざ自力でやるとなると怖くてブレーキをかけてしまうのだ。恋愛でも、告白した相手が結論を出していないうちから、「冗談、ダメだよね」と言ってしまう。相手の「NO」を正々堂々と聞ける人の方が、チャンスは倍増する。  

 

「所詮…」「別に…」「どっちでも…」

 これらは最も使ってはいけない言葉だ。「所詮」と言い続ける人は、自分が所詮の人生しか生きられない。「別に」と言った瞬間に、周囲とのコミュニケーションは成り立たなくなる。「どっちでも」と言って決断から逃げていると、人生の重大なことも決められなくなる。

 

エールへの感想はこちらへwakamono@seikyo-np.jp

■プロフィル
 せんだ・たくや 「次代創造館」代表。愛知県生まれ、岐阜県育ち。東北大学卒業後、損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。現在、執筆・講演活動のほか複数の組織で社外顧問を務めている。ベストセラーとなった『死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉』(かんき出版)ほか著書多数。


 20代に限らず、たまに自分も言ってしまいますよね。 


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2 コメント

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感動しました (たーし)
2016-04-12 02:36:12
初めましてわたしは障害者(脳梗塞)
左半身マヒ車椅子
障害者のアパート生活をしています
聖教新聞のなかにあなたを見つけ感動したのです
なぜだかわからないどうしてだかわからない
とにかく感動を覚えたのです
わたしもあなたのように強くなりたい
返信する
Unknown (cobatch)
2016-04-14 22:23:18
コメントありがとうございます。

しかしながら、ずっと記事の更新がされていないことからもお分かりのように、このブログは今後も更新されることはありません。いろいろ諸事情がありまして…。

1年近くが経ち、そろそろ閉鎖しようかとも思っていましたが、ここのところ閲覧数が予想外に多いので、今しばらくはこのままにしておこうかと考えているところです。 
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