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聖教新聞(2015/ 4/ 1) 社説 「きょうから新年度 先輩もマナーと姿勢を見直す好機」

2015年04月11日 23時50分47秒 | コラム・ルポ

 聖教新聞(2015/ 4/ 1) 社説

きょうから新年度 先輩もマナーと姿勢を見直す好機

 「電話口 『何様ですか?』と 聞く新人」(第26回サラリーマン川柳)。青空に桜が映える春を迎えるたび、新入社員のことが話題になる。職場の先輩の期待が膨らむ半面、予想だにしない反応に驚きもあろう。

 新人を生かせるかどうかは先輩次第である。どんなに優秀な素質を持った人も仕事については全くの未経験。仕事の手順や哲学はもちろん、社内外で必須のマナーを一から教えるのは先輩の務めである。

 社会人になると、自身の立ち居振る舞いを通して、取引先や顧客から会社を評価されることが多くなる。来客対応から、メールや電話応対、服装や言葉遣いに至るまで、マナーは仕事に欠かせない基本である。例えば名刺の交換前と後に、相手とアイコンタクトを取るだけでも、与える印象は随分違う。

 企業内研修を手掛ける古谷治子氏は、マナーについて語る。「相手への気配り・心配りを具体的に形に表すことであり、周囲はもとより、お客様からの『安心』と『信頼』を得る人間力に他なりません」(『知識ゼロからの最新ビジネスマナー入門』幻冬舎)。心配りがマナーに現れてこそ信頼が醸成され、ビジネスの成果につながる。仕事は信頼関係で成り立つからだ。

 後輩と接する際、気を付けたいことがある。上司世代がよく戸惑うのは、若手をきつく注意すると、反発したり、落ち込んだりすることだという。

 『上司の常識は、部下にとって非常識』(クロスメディア・パブリッシング)の著者で心理学博士の榎本博明氏は、「世代による感受性の違いを踏まえておく必要がある」と。“厳しく鍛える”から“褒めて育てる”に世の中が変わったことが背景にある。褒めるべきを褒めてから注意するなどの工夫、具体的なアドバイスも求められよう。以前は通用していた言い方や態度がパワハラやセクハラと認定されるケースも増えてきた。

 十分な時間は割けなくても、新人を温かく迎え、仕事から健康面まで気遣う努力があれば、新人を伸ばし、組織の活性化につなげることができる。“新人のかがみ”として、自身のマナーや姿勢を見直す契機ともなろう。

 日本を代表する実業家、松下幸之助氏の言葉が今も新鮮だ。

 「新入社員を迎えると、会社にも個々の職場にも新鮮な雰囲気が生まれてくる。先輩の人びとも、自分の初心を改めて思い起こし、そこにみずから心機一転の思いを持つ」(『松下幸之助「一日一話」』PHP研究所)


歳を重ねていくと考え方が凝り固まってしまうから、新しい力は、そんな頭をリフレッシュさせるのに最適ですよ。 



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