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cobatchの独り言

感じたり考えたことを個人の主観でグダグダと書いています。
コメントをいただいても返信しないことが多いです。スイマセン。

「北斗星」臨時で存続か しかし期待できない大きな理由

2014年12月05日 17時36分25秒 | 乗り物

「北斗星」臨時で存続か しかし期待できない大きな理由(乗りものニュース) - goo ニュース

乗りものニュース2014年12月5日(金)11:04

「北斗星」臨時で存続か しかし期待できない大きな理由
(乗りものニュース)

寝台特急「北斗星」が2015年3月で廃止されるとの見通しが伝えられています。そこには合わせて「希望」も伝えられているのですが、期待することは難しそうです。また「北斗星」廃止と共に、消えていくものがあります。

30年から40年前に製造された車両

 上野~札幌間を結ぶ寝台特急「北斗星」が2015年3月で廃止される方向だと、共同通信が伝えました。

 寝台特急「北斗星」は1988(昭和63)年3月13日、本州と北海道を結ぶ青函トンネルの開業に合わせて登場。個室寝台やフランス料理を提供する食堂車などを備えた「豪華寝台特急」として注目を集めました。

 1988年の登場当初、1日あたり定期2往復、臨時1往復の「北斗星」が運転されていましたが、翌1989年には臨時の1往復が定期列車になり、毎日3往復の「北斗星」が上野~札幌間を結びました。

 しかし1999(平成11)年、上野~札幌間に新たな豪華寝台特急「カシオペア」が登場したことにより、「北斗星」は1日2往復に減少。さらに2008(平成20)年には、津軽海峡区間で北海道新幹線の工事時間を確保するため、1日1往復とさらに減少。そして2015年3月、、誕生から27年で廃止ということになります。

 廃止の理由としては、車両の老朽化や北海道新幹線の工事、走行試験時間の確保が伝えられています。

 「北斗星」に使用されている車両は、客車が24系25形というものです。実際にいつ製造された車両が「北斗星」に使用されているのかは日によって異なるため一概にはいえませんが、この24系25形という車両形式自体は、1973(昭和48)年から1980(昭和55)年まで製造されました。

 また「北斗星」の客車をけん引する機関車は、上野~青森間がEF510形電気機関車500番台、青森~函館間がED79形電気機関車、函館~札幌間がDD51形ディーゼル機関車です。

 このうちEF510形500番台は2009(平成21)年から制作された新しい車両ですが、ED79形は1971(昭和46)年から製造されたED75形電気機関車の改造車で、「北斗星」に使用されているタイプのDD51形は1966(昭和41)年から製造されたものです。

残るかすかな「希望」は期待薄か

 しかし報道では、かすかな「希望」も合わせて伝えられています。2015年3月に廃止されたのちも、観光シーズンに臨時列車として走る可能性があると伝えられているのです。

 ただこの「希望」について、あまり期待はしないほうが良さそうです。

 その大きな理由として、青函トンネル区間で使用される機関車の問題があります。青函トンネルは現在、北海道新幹線仕様に改造している最中です。そして青函トンネルが北海道新幹線仕様になると、同区間で現在「北斗星」の先頭に立っているED79形電気機関車が使えなくなります。つまり近い将来、青函トンネルで「北斗星」をけん引する機関車が無くなってしまうのです。

 貨物列車については、北海道新幹線仕様になった青函トンネルでも走れるEH800形という電気機関車が開発されましたが、旅客列車の新機関車については、特にJRからの発表はありません。

 現状のままでは、2016年春が予定されている北海道新幹線の新青森~新函館北斗間の開業に伴い、「定期」「臨時」以前に「北斗星」は物理的に運転できなくなります。そのため2015年3月に定期運転が終了したのちの「北斗星」臨時運転は、行われたとしても短期間で終了する可能性が高く、過度の期待はできないというわけです。

「北斗星」廃止で消えていくもの

 2015年3月には、大阪~札幌間を結ぶ寝台特急「トワイライトエクスプレス」の廃止が決まっています。「トワイライト」と「北斗星」が廃止されると、北海道へ向かう寝台特急は「カシオペア」だけになりますが、この「カシオペア」についても青函トンネルの機関車がないという懸念があるのは同じであるため、今後の動向が注目されます。

 また「北斗星」の廃止(臨時化)により、定期運転される青い客車の寝台特急、いわゆる「ブルートレイン」はすべて姿を消します。1970年代、「ブルートレインブーム」が起こり東京駅などにカメラを持った子供たちが大勢集まりましたが、それも完全に過去のものとなります。

 「北斗星」廃止(臨時化)後に定期運転される寝台特急は、東京~出雲市間の「サンライズ出雲」、東京~高松間の「サンライズ瀬戸」のみになります(「カシオペア」は臨時列車)。

 ちなみに「北斗星」廃止(臨時化)で、定期運転される上野駅発の夜行列車も消滅します。


ええっと、貨物列車は残るわけで、EH800形がブルトレを牽引するわけにはいかないのかなぁ。

せっかくクルーズトレインが注目されているわけで、往年のブルトレとはいえ、需要は掘り起こせるんじゃないの? 


運転経路を当日に突如変更 豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」に何が?

2014年11月03日 18時57分49秒 | 乗り物

運転経路を当日に突如変更 豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」に何が?(乗りものニュース) - goo ニュース

乗りものニュース2014年11月2日(日)09:19

運転経路を当日に突如変更 豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」に何が?
(乗りものニュース)

大阪~札幌間の豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」の運転経路が突如、当日になって変更されました。はたして何があったのでしょうか。実際にその運転経路が変更された「トワイライト」に乗車してきました。

湖西経由が湖東経由に

 大阪駅と札幌駅を結ぶ豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」。2014年10月27日(月)に運転された大阪発札幌行きの同列車で、その運行経路が当日に突如、変更されました。

 この列車は通常、以下のルートで運転されます。

大阪《東海道本線》山科《湖西線》近江塩津《北陸本線》直江津《信越本線》新津《羽越本線》秋田《奥羽本線》青森《津軽線》中小国《海峡線》木古内《江差線》五稜郭《函館本線》長万部《室蘭本線》沼ノ端《千歳線》白石《函館本線》札幌

 しかし10月27日の札幌行き「トワイライトエクスプレス」は、次のルートで運転されました。

大阪《東海道本線》米原《北陸本線》近江塩津(以後同一)

 つまり京都駅の隣にある山科駅から、琵琶湖の西岸を行く湖西線ではなく、米原駅を経由し琵琶湖の東岸を迂回する形で北陸へ向かったのです。

 突然行われた「トワイライト」のルート変更。湖西線で何か事故でもあったのだろうか、と思うかもしれませんが、実はそう珍しいことではなかったりします。

近畿に「木枯らし1号」が吹いたその日

 冬型の気圧配置になると、琵琶湖の北西側にそびえる比良山地から琵琶湖へ向け「比良おろし」と呼ばれる突風がしばしば発生。琵琶湖の北西側を走る湖西線は、この影響を受けて徐行運転や運転見合わせになることが珍しくありません。2013年には17回、強風のため運転見合わせになっています。

 そこで20kmほど遠回りになりますが、京阪神と北陸方面を結ぶ特急列車を、湖西線を避けて米原駅経由で運転することがあるのです。その迂回ダイヤもあらかじめ考えられています。

 2014年10月27日の札幌行き「トワイライト」の経路変更も、風の影響でした。当日は西高東低、冬型の気圧配置。近畿地方では「木枯らし1号」が吹いています。そうした気象状況を考慮しJR西日本は「湖西線では本日強風が見込まれる」として、「トワイライト」を米原駅経由で運転したのです。同様に当日は、通常なら湖西線経由で近畿と北陸を結んでいる特急「サンダーバード」も米原駅経由で運転されています。

 このようにしばしば「比良おろし」の影響を受ける湖西線では近年、防風柵の設置といった対策が進行中です。現在は志賀~比良間でその整備が行われており、JR西日本によるとそれが完成した場合、同区間における運転見合わせ時間がおおむね3分の1以下になると見込んでいるそうです。

貨物列車に道を譲った豪華寝台特急

 迂回運転を行った10月27日の「トワイライト」は、次の時刻で走りました。

京都 12時31分発
河瀬 13時11分着/24分発
米原 13時36分着/39分発
近江塩津 14時05分通過
敦賀 14時19分着

 京都駅を、本来の湖西線経由のダイヤから6分遅れて発車。13分停車した東海道本線(琵琶湖線)の河瀬駅(滋賀県彦根市)では長浜行き新快速、名古屋貨物ターミナル行き貨物列車、和倉温泉行き特急「サンダーバード」19号に追い抜かれています。そして近江塩津駅で湖西線と合流して本来の経路に戻り、敦賀駅には33分遅れで到着しました。

 筆者はこの日の「トワイライト」に乗車しており、河瀬駅で列車の通過待ちをしていた際、レストランカーにいました。すると周囲から聞こえてきた「特急(トワイライト)が新快速に抜かれた!」「貨物にまで抜かれた!」と笑いながら話す女性たちの陽気な関西弁。約1500kmという日本一長い距離を22時間かけて走行し、1分1秒を急ぐ旅ではない豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」らしい風景かもしれません。

 さて実は、この10月27日の札幌行き「トワイライト」と風の関係は、これで終わりではなかったりします。日付が変わって午前0時過ぎの秋田県内、日本海のすぐ近くを走る羽越本線羽後亀田~道川間で強風のため徐行運転。終点の札幌駅に到着したのは、定刻より56分遅れの10時48分でした。

 また札幌駅に到着したのち、「トワイライト」のきっぷを持って同駅の改札口を通ったとき、JR北海道の駅員さんは言いました。

「列車が遅れまして大変申し訳ございませんでした」

 自然現象なので誰が悪いわけでもないですし、JR北海道管内に遅れの原因があったわけでもありませんが、北海道の旅が気持ちよく始まりました。


トワイライトエクスプレスって、廃止されるんだったっけ?

今までに乗った寝台列車は『はくつる』と『あけぼの』…だったかな?…だけしかないんだよなぁ。


北陸新幹線で消えるちょっと怖い鉄道の名所

2014年11月03日 18時54分44秒 | 乗り物

北陸新幹線で消えるちょっと怖い鉄道の名所(乗りものニュース) - goo ニュース

乗りものニュース2014年11月3日(月)12:02

北陸新幹線で消えるちょっと怖い鉄道の名所
(乗りものニュース)

来春の北陸新幹線金沢延伸で盛り上がるなか、ちょっと怖い鉄道の「名所」が消えていきます。そのショッキングな風景を動画で撮影してきました。

毎日暴風に見舞われる駅

 いよいよ来春に迫った北陸新幹線の金沢延伸。2014年11月1日には長野、新潟、富山、石川県の知事が集まり「北陸新幹線沿線知事サミット」が開催されるなど、その日に向けて期待が高まっています。

 しかしその裏で、ある「名所」が消えていきます。新潟県十日町市にある北越急行の美佐島駅です。

 美佐島駅は全長約10kmの赤倉トンネル内に存在。この赤倉トンネルは線路がひと組しかない単線で、断面が狭くなっています。また北越急行を走る特急「はくたか」は、最高速度160km/hで在来線最速です。そうした断面の狭い赤倉トンネルに「はくたか」のような高速列車が突入すると、はたしてどうなるでしょうか。

 この場合、トンネル内部に猛烈な風が発生します。つまりトンネル内にある美佐島駅は、非常に危険なのです。

 そのため同駅のホームは頑丈なステンレスの扉で仕切られており、停車列車が到着したとき以外、ホームに入れないようになっている、のですが、それでも「はくたか」が高速で通過したときの様子が恐ろしいとして、鉄道ファンのあいだで有名だったりします。

美佐島駅に鳴り響く不安な旋律

 「はくたか」が美佐島駅に接近すると、トンネル内の気圧変動で「サー」という音が聞こえ出します。動画の冒頭に聞こえる音です。ノイズではありません。列車通過後にその音が消え、静かになっているのと比べれば分かりやすいと思います。

 そしてチャイムが鳴り、「まもなく下り電車が高速で通過します。危ないですからホームに出ないでください。下り電車が高速で通過します。ご注意下さい」というアナウンス。くり返される「高速で通過します」に、どれだけスゴイのだろうかと期待と不安が入り交じるそのときです。次に響く警報音がまた「緊急地震速報」のように、聞くからに不安になる音階。子供なら泣き出しそうな、この心理的圧迫感。わざと不安にさせているようにしか思えません。実際、そうなのですけれども。

 落ち着かない警報音と、くり返される「まもなく高速で電車が通過します。大変危険です。ホームには絶対に出ないでください」の声。そして轟音と共に特急「はくたか」が通過すると、扉の隙間から空気が漏れる「ピューーーーーーーー」という音が列車通過後、およそ1分も鳴り止みませんでした。

強風でガラスが割れたことも

 ちなみに美佐島駅の防風扉は、このホームと通路を仕切るもの以外にもう1枚、通路と外に出る階段を仕切るものがあります。「ホーム|通路|階段」という形をイメージしてください。そしてホームの扉が開いているときは、階段の扉は逆に閉まるようになっています。

 なぜかというと、美佐島駅に列車が到着してホーム側の防風扉が開いているとき、トンネルに特急「はくたか」が進入してくると強風が発生。それが開いている美佐島駅ホーム側の防風扉から漏れ出し、階段を伝って地上の駅舎を破壊してしまうからです。北越急行の開業前、防風扉を開けたまま列車を通過させたところ、風圧で駅舎にある待合室のガラスが割れたことがあります。

 特急「はくたか」は越後湯沢駅で接続する上越新幹線と連携し、首都圏と北陸地方を結ぶ役割を持っています。そのため2015年3月14日に北陸新幹線が金沢まで延伸すると、この特急「はくたか」は廃止される予定です。よって美佐島駅でこのような光景が見られるのは、あとわずかしかありません。「はくたか」廃止後も同駅を通過する快速列車が存在し、同様の状況は発生すると思われますが、最速160km/hで走る特急「はくたか」の強烈な風圧は来春で見納めになります。

 北越急行によると美佐島駅について「不思議な駅ですので、機会をみて一度下車してみてはいかがでしょうか」とのこと。北陸新幹線の金沢開業で盛り上がっていますが、その影で消えていく風景にも要注目です。


新潟県に住んでいながら、知らなかったなぁ。

旅行貯金がてら、ちょっと行ってみようかな。 


【レポート】鉄道ニュース ピックアップ 2014年6月 - 豪華列車と新車・新駅情報が続々!

2014年07月15日 23時35分45秒 | 乗り物

【レポート】鉄道ニュース ピックアップ 2014年6月 - 豪華列車と新車・新駅情報が続々!(マイナビニュース) - goo ニュース

マイナビニュース2014年7月12日(土)07:30

【レポート】鉄道ニュース ピックアップ 2014年6月 - 豪華列車と新車・新駅情報が続々!
(マイナビニュース)

2014年6月の鉄道ニュースはJR東日本の田町~品川間新駅と豪華列車の発表でスタートした。JR西日本は新型車両227系を、JR北海道は北海道新幹線の新駅名「新函館北斗」「奥津軽いまべつ」決定を発表するなど、未来へ向けたJRグループの話題が多かった。

○ついに正式発表! 山手線・京浜東北線に新駅

6月3日、JR東日本は田町~品川間の新駅設置計画を発表( http://news.mynavi.jp/news/2014/06/03/413/ )した。広大な車両基地を縮小し、新たに生まれた広大な敷地を再開発する。新駅はその新しい町の中核となる。「2020年の東京オリンピックに向けて暫定開業」とJR東日本が発表したため、新駅はオリンピック関連事業という見方も多い。しかしこの計画は国鉄時代からあった。

東海道本線と東北本線がつながれば、車両基地は郊外に移転できる。空いた土地を売却することで、累積赤字の解消に寄与するという目論見だった。2000年、運輸省(当時)の諮問機関「運輸政策審議会」が、「東北縦貫線(上野東京ライン)を2015年までに整備すべき」と答申している。こうした経緯から、田町~品川間の新駅は1980年代後半から何度も噂されては立ち消えになっていた。港区や東京都が先行して周辺の整備計画を策定している。その間もJR東日本は新駅設置を公式発表しなかった。今回の発表は、上野東京ラインの開通が確定的になったからだろう。

JR東日本は新駅の駅名について、「公募も検討する」という。付近には泉岳寺駅がある。京急電鉄の起点であり、都営地下鉄浅草線と接続する駅だ。乗換えの便利さから考えると同名が良さそうだ。しかし、駅名の由来となった泉岳寺が、駅名として使わないよう裁判を起こした経緯がある。裁判は決着し、泉岳寺駅の駅名は残った。さて、「泉岳寺」を決着済みとして使うか、それとも避けるか、どちらだろう? 「芝浦駅」「芝浜駅」などいくつか声も上がっており、しばらくは新駅の話題が続きそうだ。

○JR東日本もクルーズトレインを発表、3社競演時代へ

6月3日はもうひとつ、JR東日本のニュースがあった。2017年から運行開始予定のクルーズトレイン( http://news.mynavi.jp/news/2014/06/03/484/ )だ。その車両の概要が発表された。昨年の同時期に発表されたクルーズトレイン構想を、車両設備面で具体的に説明する内容となっている。今回の発表は車両の外観と室内イメージについて。10両編成で先頭車は展望エリアとし、7号車のラウンジ車両にエントランス機能を持たせる。6号車は天井の高いレストラン。客室はスイートと2種類のデラックススイート。まるで横長のリゾートホテルという趣だ。

昨年発表された内容( http://news.mynavi.jp/news/2013/06/05/028/ )をおさらいすると、この車両は電化区間と非電化区間に対応した「EDC方式」とされていた。運行区間は東日本エリアを中心とし、「季節やテーマに合わせて日本列島を巡り、これまでにない感動を味わう旅行プラン」となる予定。JR東日本は震災復興を絡めた東北地方太平洋側の観光列車に力を入れてきた。新しいクルーズトレインは、いままでにないルートとして、日本海側や東北内陸部も走りそうだ。非電化区間対応とのことで、五能線や飯山線などの景色の良い路線の走行に期待したい。なんとか只見線を復旧させて、秋の紅葉シーズンに走らせてもらいたい。

JR東日本に先駆けて、JR西日本も5月21日に豪華寝台列車構想を発表している。運行開始時期は2017年と同じ。すでに走り始めたJR九州のクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」と合わせて、日本のトレインクルーズがますます楽しくなりそうだ。なお、JR東日本は7月2日、クルーズトレインの公式サイト( http://www.jreast.co.jp/cruisetrain/ )をオープンしている。今後の情報発信に期待しよう。

○北海道新幹線の駅名決定、運行開始へ準備着々

6月11日、JR北海道は2016年春に開業予定の北海道新幹線の駅名を発表( http://news.mynavi.jp/news/2014/06/11/319/ )した。当面の終着駅は「新函館北斗」、青函トンネルの北側は「木古内」、南側は「奥津軽いまべつ」となった。駅名が決まったため、駅周辺の計画が仮称から正式名称に変わった。今後は駅を軸にした開発計画が加速すると思われる。

この新駅名のうち、「新函館北斗」の決定についてはかなり難航した。函館付近だから仮称は「新函館」だった。しかし設置場所は函館市ではなく北斗市。そこで北斗市は駅名に「北斗」を入れてほしいとはたらきかけていた。新幹線利用者にとっては「函館に行くための駅」。しかし地元の意見も尊重すべし。新駅名は折衷案として、両方の都市名が入ることになった。ちなみに設置場所は函館本線の渡島大野駅付近で、新幹線に合わせて改称される予定だ。

ところで、「新函館北斗」の「新」の文字は必要だっただろうか? 「新」がなくても、「北斗」があれば現在の「函館」とは区別できる。駅名の文字数が多いと、時刻表や駅の発車案内、車両側面の案内表示の文字が小さくなってしまって良くないような……。「奥津軽いまべつ」のほうが長いけど、こちらは行先に表示されないからいいのかな?

それはともかく、4月にはJR北海道側の新造車両「H5系」も報道発表されている。いよいよ開業までのカウントダウンが始まったと感じる。

○ネコ顔!? JR西日本が広島地区向け新型電車発表

6月19日、JR西日本は新型電車227系を発表( http://news.mynavi.jp/news/2014/06/19/424/ )した。広島地区に投入され、山陽本線・呉線・可部線で運行する予定。今年度は43両を投入。2018年までの3年間で3両編成64本、2両編成42本の計276両を投入するという。外観はアクセントカラーとして赤を採用。広島県の厳島神社の大鳥居、広島県の木もみじ、広島東洋カープのイメージとのこと。

広島地区で活躍する国鉄形電車は濃黄色の単色塗装への変更が進み、一部の鉄道ファンから、「末期色」などと揶揄(やゆ)されていた。227系はそのイメージを払拭した外観だ。ところで、先頭車のデザインを見ると、ヘッドライト部分を目として、なんとなくネコの顔を連想する。その両側に飛び出した板と合わせて、「いないいないばぁをするネコ」だ。

この両側の板は乗客の安全のために設置されている。先頭車同士をつないで中間車となったときに、連結部でホームから乗客が落下しないように配慮されている。それにしても、先頭になったときは折りたたんで格納するとか、取外し可能にするとかしないのだろうか?

227系はJR西日本が開発してきた「新保安システム」の営業車両の採用第1号となる。「新保安システム」は地上側の設備も必要なため、広島地区で試験が行われていた。新型車両が主力の京阪神地区ではなく、広島地区に投入される理由のひとつだ。もちろん広島地区に残る旧型車両の置換えという意味もある。あの「末期色」も見納めが近い?

○今年も発売「青春18きっぷ」消費税分の値上げ

6月17日、JRグループ旅客各社は「青春18きっぷ」の夏季用と冬季用の発売を発表( http://news.mynavi.jp/news/2014/06/17/256/ )した。価格は消費税率引上げ分が反映され、350円アップの1万1,850円となった。

5回分セットでJRグルーブ各路線の普通列車自由席に乗り放題。東北地方のBRT、瀬戸内のJR西日本宮島フェリー、特例区間で特急列車自由席に乗車可能、青い森鉄道の通過利用も可能など、諸条件は継承されている。2014年夏季用の利用期間は7月20日から9月10日まで、冬期用の利用期間は12月10日から年を越して1月10日まで。もともとは夏休みで通学需要が減るために考案されたきっぷで、現在はシニア層にも人気。海外向けの日本旅行ガイドブックや情報サイトにも記載されているそうだ。

「青春18きっぷ」はかつて、春に1年分の販売日程が発表されていた。しかし近年は発売都度の発表という形になっている。これがいつもの「青春18きっぷ廃止」の噂の根拠となっていたようだけど、結果としては東北新幹線延伸やBRTなどの状況に対応したからだった。「青春18きっぷが値上げでも鉄道ファンは大歓迎」という記事が散見されるけど、鉄道ファンの歓迎は「発売された」だ。「値上げ」は歓迎していないと思う。

……と、いろいろ思うところはあるけれど、発売されるからには利用しよう。関東では吾妻線が八ッ場ダム工事の進捗で線路が付け替えられる予定で、日本一短いトンネルを見たいならこの夏がラストチャンス。烏山線ではこの春、新型車両EV-E301系「ACCUM」がデビューした。6月1日には、常磐線広野~竜田間が運転を再開している。JR西日本も、7~8月にかけて山口線・三江線・山陰本線の災害不通期間が復旧し、「SLやまぐち号」も運転再開される予定だ。この夏は「青春18きっぷ」で消える路線、復旧する路線を旅しよう。

JR山手線・京浜東北線の新駅については、首都圏のみならず全国的な話題になったようだ。新駅予定地付近には高速路線バスの品川バスターミナルがある。品川駅はリニア中央新幹線の計画があり、羽田空港に直結する京急線の電車も停車する。その北側の再開発となれば、国内外の企業にとってオフィス需要も期待できるだろう。

この地域に関しては、JR東日本に「羽田空港アクセス線」の計画もある。大井埠頭から田町駅付近までの貨物線を再利用し、大井埠頭から南の貨物線は天空橋付近から羽田空港ターミナルまで新トンネルを掘る。JR東日本は田町駅から上野東京ラインに乗り入れたい意向だけど、田町駅付近の貨物線と東海道本線の間に新幹線が横たわる。この問題を解決するために、新駅付近の路線計画に新たな動きがあるかもしれない。

6月はその他にも、JR西日本の北陸新幹線用新型車両W7系が公開され、JR四国の新型特急電車8600系がデビューした。富士急行の新「フジサン特急」の外観イメージも発表されるなど、「新」なニュースが目立ち、景気の良い話題が続いている。中でもJR西日本の227系は、国鉄時代から通算して30年ぶりに広島地区へ投入される新型電車となる。

また、5月に発表されたJR西日本の豪華寝台列車に関して、鳥取県とJR西日本が7月1日にプロジェクトチームを発足させている。6月初旬に発表されたJR東日本のクルーズトレインと合わせて、今後も新情報に期待したい。
 

 
こういった話題は夢が膨らむなぁ。
 
鉄道旅に出たいなぁ…と、ここで何回書いたことやら…。 

消える幻の貨物新幹線残骸 摂津の高架橋、「謎」のまま撤去へ

2014年01月20日 18時09分48秒 | 乗り物

消える幻の貨物新幹線残骸 摂津の高架橋、「謎」のまま撤去へ(産経新聞) - goo ニュース

産経新聞2014年1月20日(月)15:25

消える幻の貨物新幹線残骸 摂津の高架橋、「謎」のまま撤去へ
(産経新聞)

 大阪府摂津市の東海道新幹線をまたぐ“謎の高架橋”をご存じだろうか。巨大なコンクリート製の構造物は、半世紀前に建設された「幻の貨物新幹線」の残骸だ。かつて東海道新幹線に高速貨物列車を走らせる計画があったことを示す貴重な「遺構」だが、JR東海は高架橋をすべて撤去する方針を固めた。実現していれば、物流の歴史が変わっていたかもしれない壮大な計画。その名残をとどめる遺構は、列車が通ることのないままひっそりと姿を消す。(大竹直樹)

 ◆半世紀「気づかず」

 「言われるまで気づかなかった。建設途中にも見えるが、長年あのまま放置されているよ。無駄だね」

 新幹線の鳥飼車両基地(摂津市)に近い住宅街。近所の久保強志さん(74)が遺構を見上げた。貨物新幹線の遺構であることを示す記念碑などはなく、地元住民は誰も気にも留めてこなかったという。

 JR東海によると、遺構は高さ約15メートルに位置するコンクリート製の高架橋。東海道新幹線の線路をまたぐ形で、もともと長さ約90メートルあったが、既に撤去工事が進み、今では長さ約40メートルに。近い将来、すべて撤去する方針だ。

 ◆計画破綻も日々点検

 昭和34年の国鉄資料によると、貨物新幹線は東京-大阪間を5時間半で結ぶ計画だった。夜間に最新鋭の高速コンテナ列車が走行。38年の国鉄パンフレットには、コンテナ車のイメージ模型も紹介されている。

 しかし、39年10月の新幹線開業時に高速コンテナ列車が華々しくデビューすることはなく計画は幻に終わった。

 一説には、貨物新幹線は、新幹線建設のため世界銀行から融資を受ける目的で立案されたもので、もとより実現の見込みはなかったともいわれる。

 だが、摂津市に残る遺構の存在がそうした見方に異を唱える。貨物新幹線の高架橋は、東海道新幹線から分岐し、付近に計画されていた新幹線貨物駅に向かう計画だったとみられる。新幹線貨物駅の建設用地は現在、JR貨物の大阪貨物ターミナル駅となっている。

 遺構は「無用の長物」と化していたが、JR東海は62年の国鉄民営化以降、耐震補強工事を施し、日々の点検も欠かさず行ってきた。ただ、同社の担当者は「これまで残してきたのは、『遺構』だからというわけではない」という。

 遺構の真下には、最短3分間隔で1日に336本の新幹線が通過。高架橋の撤去工事のために新幹線を止めることができなかったのが主な理由だ。

 JR東海は「安全に撤去できる工法が確立できたため、撤去することにした」としている。

 ◆「どうでも」「感慨」

 部活帰りの女子中学生の集団が近くを自転車で通りかかった。

 「トンネルか駅かなんかだと思った」「取り壊されてもどうでもいい」と反応はさまざまだが、半世紀前の貴重な遺構と知ると「せっかくの記念だから、残しておいてもいいのでは」と惜しむ声も。

 昭和の鉄道史に詳しい作家の小牟田哲彦さんは「新幹線の建設当初は貨物輸送の可能性を構想していたことが分かる遺構。半世紀を経て撤去されるのは感慨深い」と話している。


鉄道ネタは面白いね。 


【江藤詩文の世界鉄道旅】ドイツ鉄道(2)優雅なはずの一等車で…いきなり始まった“どんちゃん騒ぎ”

2013年11月09日 21時49分36秒 | 乗り物

【江藤詩文の世界鉄道旅】ドイツ鉄道(2)優雅なはずの一等車で…いきなり始まった“どんちゃん騒ぎ”(産経新聞) - goo ニュース

産経新聞2013年11月9日(土)19:28

【江藤詩文の世界鉄道旅】ドイツ鉄道(2)優雅なはずの一等車で…いきなり始まった“どんちゃん騒ぎ”
(産経新聞)

 ピーヒャラピー。プッ、プッ、プゥー!

 真っ昼間の12時19分。シュトゥットガルト中央駅を定刻ぴったりに発車した列車が、12時37分にビーティヒハイム・ビッシンゲン駅を出発すると。静まり返っていた車内で、突然、調子っぱずれのピアニカが鳴り響いた。続いて携帯スピーカーから大音量で、重低音がずんどこ響くラップミュージック。ピアニカとまったく噛み合わず、お世辞にも音楽のセンスがよいとは思えない。

 チップ目当ての演奏か。ポケットのコインを探ったが、回収に来る様子もない。

 ここが南米なら、乗客も参加してたちまちダンスが始まるだろう。しかし、ここはドイツ。乗り合わせているのは、スーツをぴしっと着て新聞を広げたビジネスマン、iPadに向かう学生、ペーパーバックに目を落とすマダム。シートに靴をはいたまま足を投げ出すことも、食べかすをぼろぼろこぼしながら何かを食べることもなく、いたってマナーがよい。

 騒音の主たちは、車両後部にたまっていた。目が合うと仲間に加われ、と手招きする。彼らはシュトゥットガルトに住むドイツ人。聞けばチップが目的ではなく、単に楽しむために、車内でしょっちゅう音楽を鳴らしているそうだ。ビールの小瓶が次々あく。

 検札にやってきた車掌は、注意するでもない。振り返ると、もの静かな大人たちは、粛々と車両の移動をはじめていた。「あちらの車両には空席があり、静かですよ」。ペーパーバックのマダムが、ひっそりとそう言い置いた。

取材協力/ドイツ観光局

 ■江藤詩文(えとう・しふみ) 旅のあるライフスタイルを愛するフリーライター。スローな時間の流れを楽しむ鉄道、その土地の風土や人に育まれた食、歴史に裏打ちされた文化などを体感するラグジュアリーな旅のスタイルを提案。趣味は、旅や食に関する本を集めることと民族衣装によるコスプレ。現在、朝日新聞デジタルで旅コラム「世界美食紀行」を連載中。


日本でやったら、確実に批判の嵐でしょうが…なんか、ホッコリするニュースですね。 


ブルートレイン:廃止へ…JR3社、北海道新幹線開業で

2013年11月07日 22時12分42秒 | 乗り物

ブルートレイン:廃止へ…JR3社、北海道新幹線開業で(毎日新聞) - goo ニュース

毎日新聞2013年11月7日(木)01:06

ブルートレイン:廃止へ…JR3社、北海道新幹線開業で
(毎日新聞)

 2015年度末の北海道新幹線開業を控え、JR東日本と北海道、西日本の3社がブルートレインをはじめ、客車を使った寝台特急を廃止する方向で調整していることが分かった。

 運行開始から30年以上経過して車両が老朽化したことに加え、航空機との競争で乗車率が低下。さらに北海道新幹線開業により、利用客減少が予測されることが背景となっている。

 JR関係者によると、現段階でブルートレイン「あけぼの」(上野-青森間)が来年3月のダイヤ改正で廃止されるほか、14年度末に最後のブルートレインとなる「北斗星」(上野-札幌間)、15年度末には「カシオペア」(上野-札幌間)と「トワイライトエクスプレス」(大阪-札幌間)も姿を消す見通し。「北斗星」は年末年始やお盆期間中に限って臨時運行する。

 電車方式の寝台特急「サンライズ瀬戸」と「サンライズ出雲」(東京-出雲市・高松)はしばらく運行を継続する方針。【斉藤正利】
 

 
無くなると聞けば、やはり寂しい思いはありますよね。
 
ずっと憧れの対象でしたし…。
 
とはいえ、「じゃあ乗るのか?」と聞かれれば、なかなか利用する機会はありません。
 
「七つ星」とかいう豪華列車がもてはやされる一方で、消えていく庶民派の客車列車。
 
郷愁がまたひとつ消えていくんですね。 

海底駅:青函トンネルの2駅廃止へ 国内から姿消す

2013年08月02日 23時31分23秒 | 乗り物

海底駅:青函トンネルの2駅廃止へ 国内から姿消す(毎日新聞) - goo ニュース

毎日新聞2013年8月2日(金)19:33

海底駅:青函トンネルの2駅廃止へ 国内から姿消す
(毎日新聞)

 JR北海道は2日、青函トンネルにある海峡線・竜飛(たっぴ)海底駅(青森県外ケ浜(そとがはま)町、海面下134メートル)と吉岡海底駅(北海道福島町、同149.5メートル)を来春廃止する方針を明らかにした。2016年春に開業する北海道新幹線・新青森-新函館(仮称)間の建設工事のためで、国内の海底駅は姿を消すことになった。

 両駅は元々、保守車両の待避所と機材基地だったが、1988年の青函トンネル開通と同時に、見学用の海底駅として世界で初めて開設された。

 竜飛海底駅には青函トンネル工事の様子を伝えるパネルなどがあり、ピーク時の89年度は約4万人が訪問。現在も1日2本の見学用特急が運行しているが、昨年度の見学者は約4300人に落ち込んでいた。見学用特急の運行は11月10日が最後で、海底駅としての機能を事実上終える。

 吉岡海底駅はドラえもん海底列車が運行され、人気を呼んだが、新幹線工事のため、06年8月に運行が取りやめとなっていた。

 海峡線には計5駅があるが、知内駅(北海道知内町)も来春で廃止する方針で、木古内(北海道木古内町)と津軽今別(青森県今別町)の2駅だけが残る。【千々部一好】
 

 
いつかは行ってみたいと思っていましたが、結局は行けずじまいとなるのでしょうかね。 

だんご鼻200系、きょう引退=国鉄時代の新幹線姿消す―JR東日本

2013年03月15日 22時03分51秒 | 乗り物

だんご鼻200系、きょう引退=国鉄時代の新幹線姿消す―JR東日本(時事通信) - goo ニュース

時事通信2013年3月15日(金)06:04

 東北新幹線と上越新幹線を30年以上駆け抜けたJR東日本の200系新幹線が15日、定期運行から引退する。初代0系に似ただんご鼻の先頭車両の形状で親しまれたが、これで国鉄時代に開発、製造された新幹線車両が全て姿を消すことになる。

 200系は東北、上越新幹線が開業した1982年にデビュー。豪雪地帯を走行するため、線路上の雪をはね飛ばす翼状の「雪かき」を先頭車両に装備したのが特徴だ。最高時速は240キロ。

 2004年の新潟県中越地震では、時速約200キロで走行中だった上越新幹線の10両中8両が脱線した。初の新幹線脱線事故だったが、車輪と床下にある装置の隙間にレールが挟まり横転を免れ、けが人はゼロ。この教訓から脱線してもレールから大きく外れないようにする「逸脱防止ガイド」が開発された。

 200系は11年11月に東北新幹線から撤退。以降は上越新幹線のみで運行されてきた。

 15日の最終列車は、午後8時12分東京発新潟行きの「とき347号」で、見送りイベントを開催。来月14日の団体臨時列車「さよなら200系号」を最後に、現存する30両は順次廃車となる。


これも世代交代ですね。ご苦労様でした。 


寝台列車「ななつ星」に予約殺到、海外でも注目

2013年02月03日 17時18分14秒 | 乗り物

寝台列車「ななつ星」に予約殺到、海外でも注目(読売新聞) - goo ニュース

読売新聞2013年2月3日(日)16:52

 

 JR九州の豪華観光寝台列車「ななつ星in九州」が、10月の運行開始を前に“快走”している。

 1人分の基本料金が最高55万円と高額にもかかわらず、昨年10月の最初の募集では、定員の7倍以上の乗車予約が殺到。首都圏での注目度も高く、今も応募が相次いでいる。人気は海を越え、今春にも欧州やアジアで販売を始める計画だ。

 「九州でしか楽しめない世界一の旅を提供します」。さいたま市の鉄道博物館で1月23日に開かれたイベントで、JR九州の仲義雄クルーズトレイン本部次長(37)は旅行会社の担当者約100人を前に熱弁を振るった。

 ななつ星の最大の売りは車両の豪華さだ。新幹線1編成に匹敵する約30億円をかけて機関車と7両の客車を製作。計14の客室は「和と洋の融合」を表現し、木造の壁やテーブル、障子窓をあしらう。ピアノバーで九州の焼酎を楽しめ、食事用車両では九州の野菜を使った料理も味わえる。

 さらに、乗務員には大分県由布市の有名旅館で接客術を学ばせ、観光地巡りに使う専用豪華バスも用意するこだわりようだ。

 第1期(10~12月運行分)は定員の平均7・27倍の応募があり、地域別では関東が最多の35%を占めた。第2期(来年1~3月運行分)も1月4日の募集開始から半月で3倍に達し、第1期を上回る勢いを見せている。

 JR九州は海外からの誘客も見据える。昨年6月に中国・上海、同12月に仏カンヌで富裕層向けの旅行商談会に参加したところ、「日本への旅行経験がなくても行きたくなる」などと評判は上々だった。香港や台湾、韓国などアジアの旅行会社約10社や英国の仲介業者と交渉を始めており、来年4月以降の運行分から海外でも販売したい考えだ。


豪華な列車に乗ってクルーズ。…うらやましいな~。

やっとフルムーンパスを使える年齢になりましたから、まずはそこからですね、自分たちは。 


駅・定点観測 気になるあの特急の行き先 赤城駅

2013年01月21日 17時22分55秒 | 乗り物

駅・定点観測 気になるあの特急の行き先 赤城駅(産経新聞) - goo ニュース

産経新聞2013年1月20日(日)14:19

駅・定点観測 気になるあの特急の行き先 赤城駅
(産経新聞)

 過日、前橋支局に出張する機会があった。新人時代に配属された懐かしの職場だ。当時、初めて支局にあいさつに行く際に東武線・上毛電鉄に乗って前橋を訪れものだった。現在、記者は東武線沿線に住んでいることもあり十数年ぶりに、再び東武の特急に乗り赤城駅経由で前橋を目指すことにしてみた。(溝上健良)

 浅草からの東武特急は日光・鬼怒川温泉行きと、赤城・太田方面行きとに大別される(他に東武宇都宮行きなどもありますが)。日光や鬼怒川温泉といえば「ああ、あそこか」とおおよそのイメージが湧くが、「赤城」駅ってどこ?と考えると、地図で探してもなかなか見つからなかったりする。かつて群馬県には赤城村という村があったが(現在は渋川市の一部)、赤城駅は旧大間々(おおまま)町(現みどり市)にあって旧赤城村とはだいぶ離れている。もともとは新大間々という名前の駅だったそうだが、かつて群馬の象徴ともいえる赤城山にケーブルカーが運行されていた時代があり、そこへの玄関口ということで「赤城駅」に改称されたのだという。

 で、東武線の特急「りょうもう」号の多くがなぜ赤城行きになっているかというと、ここが東武桐生線の終点で、上毛電鉄との接続駅になっているからだ。昭和30年代には東武線から上毛電鉄に乗り入れる「浅草発、中央前橋行き」という列車もあったそうだ。東武鉄道は現在、福島県の会津鉄道に乗り入れる直通列車を運行しており、上毛電鉄乗り入れの列車を復活しても面白いのではないか、という気もする。

 赤城駅は1、2番線が上毛電鉄、行き止まりとなっている3、4番線が東武線のホームで、改札口は両社共通となっている。パスモ・スイカなどのICカードを触れる機械はあるが、改札の扉はない。いったん下車し、上毛電鉄の切符を買うと、裏に磁気コーティングのない切符だった。そして改札口ではちゃんとハサミを入れてくれる。いまどき、なかなか貴重な体験ではないか。

 さて、私は前橋支局在勤中、こんな記事を書いていた。

 【赤城おろし】(※記者コラム)「がんばれ上電」

 前橋支局に赴任して一年が過ぎた。学生時代、県北部、西部には合宿などで訪れ多少の土地勘はあったが、県東部には全く縁がなかった。だから「少しでも群馬を知らねば」と思い、東京から東武線と上毛電鉄を乗り継いで前橋まで来た。

 その日は雨だった。東武線の終点・赤城駅で乗り換えた上電の電車はガタガタと揺れ、いかにもローカル線という雰囲気。電車に揺られてしばらくして、首すじに冷たいものを感じた。ふと上を見ると天井から水滴が…。

 終点の中央前橋駅の駅ビルはまるで廃虚のようで、ガランとしたボウリング場が寂しそうだった。着任前から群馬の公共交通事情の一端を実体験できたのは大きな収穫だった。

 今、中央前橋駅の駅ビルは解体されてすでになく、今秋をメドに新しい駅舎を作る計画という。上電では、貸し切りの「サイクルトレイン」の運転も始めるなど新しい試みも始まっている。

 そして、上電の電車はほとんどが一年前に乗った雨漏りをする電車に代わり、東京の京王井の頭線から来た冷房付きの電車に換わった。私の通った大学は井の頭線沿線にあったこともあり、七年ほどこの電車にお世話になった。朝夕のラッシュ時にはスシ詰めに詰め込まれた思い出の電車が、第二の舞台で末永く頑張ってくれることを願って、陰ながら声援を送りたい。「上電がんばれ」。(産経新聞群馬県版 平成12年4月30日掲載)

 赤城駅から2両編成、ワンマン運転の電車に乗る。時間帯にもよるのだろうが、乗客の人数は数えられるほどだったりする。それを逆手にとって、上毛電鉄では現在、平日朝のラッシュ時以外はすべての電車で自転車を丸ごと(折りたたまず)積んで乗れるサービスを実施中。たまたま私が乗った電車にも、自転車を持った3人連れが乗っていた。それでも車内は広々としている。ワンマン運転のため、2両編成の後ろの車両は無人駅では扉が閉まったまま。寒い冬でも冷気が入ることが少なく、暖かい空間が確保されている。

 ■レールを敷いて

 ふと思い出したが、先の衆院選の選挙戦最終日に、自民党の安倍晋三総裁が東武線の草加駅前で街頭演説した。私は隣のKY市に住んでいるので見に行ったのだが、冷たい雨の降る中、黒い車に乗ってやってきた安倍総裁は演説の後、人垣の中に入って聴衆の握手に応じていた。ところがいつまで待っても再び車に乗る気配がない。どこへ行ってしまったのか、と不思議に思いながら東武線のホームに上がってみると、百人規模の人だかりのできている一画があった。電車で北千住まで移動する安倍氏である。安倍氏が急行電車に乗ると、その一団がほぼそのまま電車に吸い込まれていった。すごい人気だ。

 そういえばかつて私の群馬在勤中にも、電車で移動した政治家がいた。先の衆院選で政界引退に追い込まれた鳩山由紀夫氏である。

 【参院選アラカルト】「3度目の来県 車内でもPR 鳩山・民主代表」

 角田義一候補=民前=の陣営では鳩山由紀夫代表がまたも来県。公示後三回目となる応援演説は全国でもここだけという力の入れよう。富岡市役所前など三カ所で演説の後、高崎へ向かう上信電鉄の電車内でも、乗客に支持を訴えた。

 新幹線の駅までは車で移動することが多い鳩山代表だが、「時間が遅れる心配もないし、車内でPRもできて一石二鳥」(選対幹部)と電車での移動が実現した。乗客は高校生など未成年が圧倒的に多かったが、鳩山代表は「お父さんに『角田義一をよろしく』と伝えてね」と、似顔絵入りの名刺を配りながら、一人一人と握手して回った=写真。

 角田候補を支援する上信電鉄労組からは「自民以外の議席を絶滅させてはいけない」との願いをこめて、ホワイトタイガー(※角田氏の愛称)と同じく絶滅危惧種のオキナグサの鉢植えが、鳩山代表に贈られた。(産経新聞群馬県版 平成13年7月24日掲載)

 残念ながら車社会である地方の私鉄では乗っているのは高校生とお年寄りばかり、ということもままあるが、次の参院選あたりでネット選挙が解禁されれば「○○候補、○駅から○時発の電車で移動!」なんてアピールもできるのではないか。上毛電鉄でもスシ詰め状態が実現したりするかも。鉄道ファンとされる石破茂氏や前原誠司氏ら与野党の政治家にもぜひ、ローカル線活性化のため一肌脱いでいただきたいところである。もっともその前に、安倍氏をはじめ志のある政治家には、憲法改正に向けてレールをしっかり敷くこともお願いしておきたい。

 赤城駅で思い出したが、この連載で以前、箱根湯本駅を紹介した際にアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズに触れたが、そこで昨秋公開の「新劇場版:Q」の内容への言及がないではないか、との読者からのお叱りがありそうである。これには理由があって、某上司から「私はブルーレイ版が出てから観るので、それまでネタバレ禁止」と厳命されているのだ。でもちょっちだけ書いてしまうと、それまで一佐だったはずの登場人物が「新劇場版:Q」では「大佐」になっていた。ようやくこのアニメの内容も世界標準になってきたな、と感慨深いものがあった。おそらくこのアニメ、当初は海外、特に欧米での上映はほとんど想定していなかったのではないか。「使徒」を「迎撃」するなんて、キリスト教徒が黙っちゃいませんぜ…。

 おっと脱線・暴走してしまった。上毛電鉄の経営は楽ではないはずだが、パーク・アンド・ライドのできる無料駐車場を用意したり、各種オリジナルグッズを販売したりと営業努力を続けている。ちなみに今回は土産に「上電パウンド(ケーキ)」を購入した。

 帰路は前橋からJR両毛線で伊勢崎まで行き、そこから東武線で戻ることにした。伊勢崎駅はすでにJRが高架化され、その隣で東武線の高架橋工事が進んでいた。その影響か、東武の伊勢崎駅はプレハブの平屋建てで駅前交番の陰に隠れるように存在していた。かつては浅草からの直通準急列車も数多く設定されていたのだが現在、東武伊勢崎線を通しで走るのは1日1往復の特急「りょうもう」号のみとなっている。

 3両編成の列車で太田駅まで行き、そこから特急に乗り換える。「りょうもう」号はリクライニングシートで車内に華やかさこそないものの、ゆったりしたひとときを過ごせる。前橋から東京方面へはJR高崎線を使うのが通常だろうけれど、高崎線の普通電車はロングシート化が進んでおり(申し訳程度にボックス席があるが)、せっかく高崎駅でだるま弁当を買ったとしても列車内で食べづらい。そしてゆったりしたい人は別料金を払ってグリーン車に乗るしかない。こうした傾向が続けば、東武の特急電車や高速バスなどに流れる乗客も増えるのではないだろうか。駅弁文化を守り育てる上でも、JRには善処をお願いしたいところである。それはそれとして、群馬方面への旅行には特急「りょうもう」号が意外と便利。特急と乗り継ぎしやすいダイヤとなっている上毛電鉄も含め、利用をお勧めしておきたい。


産経新聞は、読み物としては面白い記事を書きますよね。

東京に住んでいながら馴染みのなかった東武線…。

新潟に引っ越してしまった今、また乗る期間があるのかどうか…。 


東横線とメトロ副都心線、3月に直通運転 観光業界に高まる期待

2013年01月09日 16時31分24秒 | 乗り物

東横線とメトロ副都心線、3月に直通運転 観光業界に高まる期待(産経新聞) - goo ニュース

産経新聞2013年1月9日(水)11:44

東横線とメトロ副都心線、3月に直通運転 観光業界に高まる期待
(産経新聞)

 東急電鉄東横線と東京メトロ副都心線との相互直通運転開始が3月16日に迫り、横浜市内の観光業界が期待を高めている。元町・中華街駅(横浜市中区)から渋谷駅(東京都渋谷区)を経由し、埼玉県西部まで乗り換えなしで結ばれることで、埼玉方面からの観光客の増加が見込まれるからだ。一方、同時に進む渋谷駅再開発に伴い、都心部への買い物客流出も懸念されており、直通運転に伴う影響に注目が集まる。(川上朝栄)

 ◆埼玉から直通

 相互直通運転プロジェクトでは、すでに副都心線と直通運転している東武東上線森林公園駅(埼玉県滑川町)と西武池袋線の飯能駅(同県飯能市)から、東横線と直通している横浜高速鉄道みなとみらい線元町・中華街駅までの最長88・6キロが結ばれる。横浜方面から新宿三丁目(東京都新宿区)、池袋(豊島区)といった都心部へも乗り換えなしで行くことができる。

 ◆観光客増に期待

 「アクセスが悪かった埼玉から中華街行きの電車が走るのは大きい」と語るのは横浜中華街発展会協同組合の鐘上智(しょう・じょうち)専務理事だ。同組合では開通に合わせて中華街や山下公園、元町など周辺商店街を巻き込んだ割引キャンペーンを行う。

 みなとみらい(MM)21地区でも観光客獲得を目指す動きが顕著だ。東急ホテルズは同地区にある「パンパシフィック横浜ベイホテル東急」の名称を4月に「横浜ベイホテル東急」に変更。その上で平成24~25年度に約10億円かけて客室改装に踏み切り、「直通運転開始を契機に新しいイメージを発信したい」(東急ホテルズ)。

 同地区で三菱地所が建設中の商業施設「MARK IS(マークイズ)みなとみらい」も6月にオープン。約190店舗が出店し、買い物客増加にも期待がかかる。

 ◆渋谷再開発に危機感

 一方、横浜市内の商業施設では、開通を機に進む渋谷駅再開発で「都心に客を奪われる」との懸念も浮上している。渋谷では相互直通運転に向けた線路地下化工事が進んでおり、現在の東横線渋谷駅や東急百貨店東横店の敷地を利用した大型商業施設の建設計画があるからだ。全面開業は39年の予定だが、一部は32年に開業する。昨年4月に開業した商業施設「渋谷ヒカリエ」にすでに買い物客を奪われているとの指摘もあることから、懸念材料になっている。

 横浜でも新たな横浜駅ビルが31年度に完成、ショッピングゾーンとしての魅力も高まるが、「商業集積だけで比較すると渋谷に軍配が上がる。観光地・横浜の魅力を合わせることで、誘客を図ることが必要だ」(浜銀総研の湯口勉主任研究員)と指摘している。


飯能から横浜ですか…。

どうせなら小田急ロマンスカーのように、直通の特急を走らせてみたらどうですかね。 


【レポート】JRダイヤ改正は3/16、200系&"元485系"など国鉄車両引退へ - 211系は長野へ

2012年12月22日 22時11分56秒 | 乗り物

【レポート】JRダイヤ改正は3/16、200系&"元485系"など国鉄車両引退へ - 211系は長野へ(マイナビニュース) - goo ニュース

マイナビニュース2012年12月22日(土)08:00

【レポート】JRダイヤ改正は3/16、200系&
(マイナビニュース)

●東北新幹線で320km/h実現、E6系「スーパーこまち」&N700Aも本格始動
JR東日本、JR東海、JR西日本、JR四国、JR九州は21日、来春のダイヤ改正について発表した。ダイヤ改正日は2013年3月16日となる。

東北新幹線で最高速度320km/h運転が実現し、秋田新幹線E6系( http://news.mynavi.jp/photo/news/2012/12/11/048/images/001l.jpg )「スーパーこまち」がデビュー、東海道・山陽新幹線でN700A( http://news.mynavi.jp/photo/news/2012/11/22/037/images/001l.jpg )も本格的に活躍を始める一方、新幹線200系( http://news.mynavi.jp/column/trainphoto/047/index.html )やJR西日本の特急形電車183系(元485系)( http://news.mynavi.jp/column/trainphoto/043/index.html )、JR東日本に1両のみ存在する123系の運転終了も発表された。各社の発表をもとに、来春のダイヤ改正の概要をまとめた。

○秋田新幹線E6系の投入で、E3系の置換えも進む

東北新幹線はダイヤ改正以降、「はやぶさ」3往復と「はやて」下り1本において、宇都宮~盛岡間の最高速度が300km/hから320km/hへ向上。その結果、東京~新青森間が最速2時間59分で結ばれ、現行の列車と比べて最大11分短縮されることになった。

秋田新幹線では新型車両E6系がデビュー。東京~秋田間の列車15往復のうち4往復がE6系による「スーパーこまち」となり、東京~盛岡間では「はやぶさ・スーパーこまち」としてE5系と併結運転を行う。E6系の宇都宮~盛岡間の最高速度は300km/h(現行の列車は275km/h)。東京~秋田間を最速3時間45分で結ぶ。

ダイヤ改正後、東北新幹線のE5系は3編成が追加投入され、新青森駅発着の列車はすべてE5系での運転に。秋田新幹線の新型車両E6系も4月以降、毎月1~2編成のペースで落成予定で、「こまち」に使用されるE3系を順次置き換えていくという。

上越新幹線では来年1月26日よりE2系による運行がスタートし、3月16日のダイヤ改正でもE2系を追加投入。これにともない、200系はすべての線区での定期列車の営業運転を終了することになった。200系より加速性能の良いE2系に置き換えることで、「とき」の平均到達時分が2分短縮(東京~新潟間2時間5分)される。また、現行の東京~新潟間ノンストップ「Maxとき」1往復は、E2系による「とき」に変更され、停車駅に大宮駅が追加される。

○デビュー後も追加投入続くN700A、JR西日本所有の編成も登場予定

東海道新幹線ではダイヤ改正に先立ち、2月8日より最新のN700A(JR東海所有)による営業運転がスタート。6編成が700系に代わって投入され、ダイヤ改正以降、N700系またはN700Aを使用する「のぞみ」「ひかり」「こだま」の定期列車の本数は208本(現在は199本)になるという。N700Aは山陽新幹線(JR西日本管内)も走行する。

JR東海の発表によれば、N700Aは2013年度末までに13編成を投入予定とのこと。JR西日本も来年12月頃にN700Aを1編成投入するほか、2013~2015年度にかけてN700系の改造も行うと発表している。

東海道新幹線の輸送力増強の一環で、新大阪駅ではダイヤ改正に合わせて、新たに27番線を供用開始する。東海道・山陽新幹線では運行体系も一部変更され、早朝時間帯の広島発東京行「のぞみ」を増発。広島駅を朝6時台に発車する列車はおおむね20分おきの運転となり、7時台も計5本の運転に。東京~新大阪間「のぞみ」のうち1往復が区間延長され、東京~岡山間の運転となる。

なお、東海道・山陽新幹線のN700系と700系(ともに16両編成の車両)で提供されてきたオーディオサービスについては、今回のダイヤ改正をもって廃止に。NHKラジオ第1放送の車内配信は継続され、手持ちのFMラジオで聴取できる。

山陽・九州新幹線直通列車については、広島~鹿児島中央間を結ぶ「さくら」1往復を新設。広島駅7時36分発「さくら451号」、鹿児島中央駅20時6分発「さくら458号」が運転される。利用者の多い週末の金曜から日曜にかけて、臨時の「みずほ」(新大阪~鹿児島中央間)も登場。一方、九州新幹線博多~熊本間では列車本数の見直しが行われるとのことだ。

次のページではJRの各在来線のダイヤ改正について紹介する。

●常磐線特急はE657系に統一、東京近郊を走る211系は残りわずかに
○651系&E653系の今後の動向が気になるも…

2013年3月16日に行われるJR各社のダイヤ改正。在来線でとくに大きな動きが見られるのがJR東日本だ。首都圏を中心に新型車両の投入、従来の車両の置換えが行われる。

常磐線では特急用の新型車両E657系( http://news.mynavi.jp/column/trainphoto/038/index.html )を追加投入。これにともない、特急「スーパーひたち」「フレッシュひたち」はすべてE657系での運行となる。E657系は10両固定編成で運転され、勝田駅での分割・併合作業もなくなるため、上野~高萩・いわき間の一部列車では到達時分が最大5分短縮されるとのこと。

なお、現行の「スーパーひたち」651系( http://news.mynavi.jp/column/trainphoto/039/index.html )、「フレッシュひたち」E653系( http://news.mynavi.jp/column/trainphoto/040/index.html )のダイヤ改正以降の動向については、今回の発表では明記されていない。

高架化工事が進む浦和駅では、宇都宮線・高崎線および京浜東北線の線路と並行する湘南新宿ラインにもホームが新設されることに。ダイヤ改正と同時に供用開始し、湘南新宿ラインの全列車に加え、JR・東武直通特急「日光」「きぬがわ」「スペーシアきぬがわ」(上下8本)も同駅に停車する。

2014年度の東北縦貫線開業を前に、宇都宮線と高崎線では4ドアの新型車両E233系の投入が進み、3ドアの211系を置き換える。宇都宮線の上野駅発着の電車はすべて4ドア車両に統一されるとのこと。高崎線も大半がE231系・E233系での運転となるが、3ドアの211系も4往復残されるという。

211系に関しては、房総地区の総武本線・成田線で運転されている車両(3ドア5両編成)( http://news.mynavi.jp/column/trainphoto/045/index.html )も、編成増強による混雑緩和と円滑な乗降りの促進のため、すべて209系(4ドア6両編成)に置き換えられることになった。一方、JR東日本長野支社管内では、一部の普通列車で211系による運行がスタート。同支社では、一般に「長野色」と呼ばれる淡いブルーとグリーンの帯をまとった211系の写真も公開( http://www.jreast.co.jp/nagano/pdf/121221.pdf )している。

中央本線塩尻~辰野間で運転される1両編成の電車・123系は、今回のダイヤ改正をもって運転終了。代わって2両編成のE127系が投入されるという。E127系は茅野~長野間の一部普通列車にも使用される。日光線は全列車205系リニューアル車両(4ドア4両編成)での運転となり、107系など現行の車両を置き換える。

JR東日本ではその他、中央快速線の到達時分の短縮や、「東京メガループ」(武蔵野線、京葉線、横浜線など)の利便性向上が図られる。また、東日本大震災で被災した区間のうち、常磐線浜吉田~亘理間と石巻線渡波~浦宿間で列車の運転を再開するとのこと。

○JR東海の117系引退、「セントラルライナー」廃止に

JR東海は東海道線や中央線などでダイヤを見直す。とくに中央線では、名古屋~中津川間の「セントラルライナー」(運賃のほかに乗車整理券310円が必要)の運転を取りやめることに。これにともない、昼間から夜にかけてのダイヤパターンが大幅に変更され、昼間時間帯は名古屋~瑞浪・中津川間の快速列車をおおむね20分間隔で運転。平日夕方から夜にかけてのダイヤも見直され、下り「ホームライナー」は17時台以降、名古屋駅を毎時58分に発車、21時台まで計5本の運転となる。

東海道線においては、2010年より進めてきた313系の新製投入が完了。これで同社管内の東海道線の快速・普通列車はすべて、JR発足以降に製造された車両となる。国鉄時代に製造された117系電車については、定期列車から引退することになった。

名古屋地区の東海道線では、朝の通勤時間帯を中心に輸送力増強を図り、大垣~豊橋間で快速の増発や区間延長を実施。豊橋駅8時5分発までのすべての快速と、大垣駅を6~7時台に発車する名古屋方面の快速の全列車を8両編成とする。

静岡地区の東海道線でもダイヤの一部見直しを行う。昼間時間帯における東海道新幹線「のぞみ」から快速「みえ」への接続も改善され、名古屋駅での乗換えの時間が10~15分程度に。2013年の伊勢神宮式年遷宮を前に、伊勢方面への利用が便利になる。

○特急「くろしお」白浜・紀伊田辺発着はすべて287系に

JR西日本のダイヤ改正では、京都・大阪から南紀方面の特急「くろしお」と、北近畿方面の特急に大きな変化が。今年3月より新型車両287系が投入された特急「くろしお」は、来春のダイヤ改正でも287系の追加投入が進み、紀勢本線(きのくに線)白浜駅・紀伊田辺駅発着の列車はすべて287系での運転となる。

朝の通勤時間帯に運転される「くろしお2号」は始発駅が海南駅から和歌山駅に変更され、オーシャンアロー車両(283系)を使用。代わって海南駅を朝6時16分に発車する「くろしお4号」が増発され、287系での運転となる。

特急「こうのとり」「きのさき」「はしだて」の一部列車で使用されてきた485系改造の183系は、今回のダイヤ改正で381系に置き換えられ、定期列車での運転を終えることに。キハ189系を使用する特急「はまかぜ」は、山陰本線城崎温泉~浜坂間の構内線形改良工事が完成し、速達化が実現するのにともないスピードアップが図られ、鳥取発大阪行「はまかぜ2号」の所要時間は現在より12分短縮(4時間1分)される。

アーバンネットワークにおいては、225系16両が追加投入されるのを受け、平日朝夕の通勤時間帯を中心に新快速の充実を図る。すでに土休日の新快速は終日12両編成で運転されているが、ダイヤ改正以降、大阪駅16時発以降の三ノ宮・姫路方面、大阪駅17時発以降の京都・米原方面の新快速が終電まですべて12両編成に。平日朝の新快速も、12両編成で運転する時間帯が拡大される。

京阪神圏ではその他、JR京都線やJR宝塚線などで利用状況に合わせた列車の設定変更を実施。なお、平日朝の通勤時間帯にJR京都線・JR神戸線で普通列車に使用されてきた205系については、ダイヤ改正をもって両路線での運転を終了する。

○「豊肥ライナー」格下げ、「九州横断特急」は「くまがわ」を統合

JR九州は来春のダイヤ改正で熊本~三角間の特急「A列車で行こう」が1往復増発され、計3往復の運転に。各列車とも三角駅で天草宝島ライン「シークルーズ」に接続し、天草への旅行がさらに便利になる。

熊本地区の豊肥本線では、昼間時間帯に運転されていた快速「豊肥ライナー」が、ダイヤ改正後はすべて普通列車に。快速がこれまで通過していた駅にも停車し、乗車チャンスが増加する。熊本~肥後大津間では朝の時間帯に普通列車が増発されるほか、光の森駅発着の一部列車が区間延長され、肥後大津駅発着となる。日中は列車の間隔も均等化され、九州新幹線との接続も改善される。

福岡都市圏では昨年に続き、鹿児島本線で朝の時間帯にロングシート車両を追加投入。朝夕の普通列車の車両数も増やし、朝7~9時に博多駅に着く二日市方面からの列車(計21本)に関して、輸送力(定員)はダイヤ改正前と比べて約4%(720人)アップするとしている。

今年7月の九州北部豪雨で運転を見合わせている豊肥本線宮地~豊後竹田間の復旧見込みは2013年8月末頃の予定。それまでは引き続き特別ダイヤでの運転を実施し、特急「九州横断特急」も人吉~宮地間と豊後竹田~別府間でそれぞれ折返し運転を行う。なお、JR九州が公表した時刻表によれば、ダイヤ改正後の「九州横断特急」は現行の特急「くまがわ」の半数以上を統合しており、「くまがわ」は熊本~人吉間1往復のみの運行とされている。

JR四国も特急列車の区間変更や普通列車との接続改善などを実施。夕方の時間帯に岡山・高松方面から丸亀・多度津方面への速達化と利便性向上を図るべく、特急「いしづち」「しおかぜ」および「しまんと」「南風」の併結作業を宇多津駅から多度津駅に変更。土讃線では多ノ郷駅に特急列車4本を停車させ、通勤・通学時間帯の乗車チャンス拡大を図る。

各社とも、今回発表された内容は2012年12月現在の情報。最終的な列車時刻はJR時刻表3月号などで告知(新幹線・在来線特急の一部列車は2月号にも掲載)するとしている。

鉄ちゃんのわりには、ここのところ、すっかりご無沙汰になっています。
 
久しぶりに、時刻表のダイヤ改正号を買ってみましょうかね。どれだけ変わっているのかな~…。
 
それにしても320キロの営業運転ですか。
 
270キロ運転の新幹線に初めて乗った時も、あまりの速さに怖さを感じたものですが、320キロってどんな感覚なんでしょうか。 

【連載】鉄道トリビア 第181回 立山黒部アルペンルートは「観光」ではない!?

2012年12月15日 23時08分55秒 | 乗り物

【連載】鉄道トリビア 第181回 立山黒部アルペンルートは「観光」ではない!?(マイナビニュース) - goo ニュース

マイナビニュース2012年12月15日(土)22:30

【連載】鉄道トリビア 第181回 立山黒部アルペンルートは「観光」ではない!?
(マイナビニュース)

立山黒部アルペンルートは、富山県の電鉄富山駅から長野県の信濃大町駅までを結ぶ観光ルートとされている。途中には立山や黒部ダムがあり、国内外からたくさんの観光客が訪れる。電車、バス、ケーブルカー、トロリーバスと、さまざまな乗り物が楽しめるルートでもある。ところが、これらの乗り物や施設の大半を運営する企業は、我々は「観光」ではないと言い張っている。いったいどういう理由だろうか?

○「観光」よりさらに大きな理念が込められた「貫光」

この企業の名前は「立山黒部貫光」だ。……えっ!? 「立山黒部観光」ではない? そう、「観光」ではなく「貫光」なのである。

同社は立山黒部アルペンルートのうち、立山ケーブルカー(立山~美女平間)、立山高原バス(美女平~室堂間)、立山トンネルトロリーバス(室堂~大観峰間)、立山ロープウェイ(大観峰~黒部平間)、黒部ケーブルカー(黒部平~黒部湖間)を運行。実際に行ってみると、トロリーバスのボディにも、ケーブルカーの車内にも、「立山黒部貫光」とあった。

事業自体は「観光」だけど、トンネルを繰り抜いて……つまり「貫いて」、光を見たという意味だろうか? たしかに同社は室堂~黒部間を整備し、トンネルも掘っている。しかし実際には、「貫光」にはもっと大きな理念が込められているという。

立山トンネルケーブルカーの室堂駅に、「貫光について」というプレートが掲げられてあり、それによると、「貫」は時間、「光」は宇宙空間や大自然を意味するという。同社の公式サイト( https://tkk.alpen-route.co.jp/company/kanko )でも紹介されてある。

その内容をまとめると、「日本国土の中央に横たわる中部山岳立山連峰の大障壁を貫いて」「日本海側と太平洋側との偏差を正して国土の立体的発展をはかり、もって地方自治の振興に寄与せんとする」「立山黒部の大自然と 古くから伝わる山岳信仰の歴史を尊重して」「国民創造力涵養の道場たらしめんとする」という理念で、創業者の佐伯宗義氏が社名を決めたとのこと。

立山黒部貫光の歴史は、富山地方鉄道の前身となる会社の創業者でもあった佐伯氏が、1952(昭和27)年に立山開発鉄道(TKR)を設立したところから始まる。立山開発鉄道は立山ケーブルカー、立山高原バスを開業した。そして富山県、北陸電力、関西電力と共同し、立山黒部有峰開発(TKA)へと発展していく。1964年、TKAの取締役会で新会社となる立山黒部貫光(TKK)の設立を決議。各社が分担して立山黒部アルペンルートを開発していく。1979(昭和54)年にTKKとTKAが合併し、今日の形となった。

立山黒部を貫き、日本の国土に光を与える。黒部ダム建設の大事業はよく知られているが、自然が残され、電力事業関係者と登山者しか訪れなかった地域に、立山黒部貫光は多くの観光客を集めてきた。2012年度は88万5,000人もの観光客が訪れ、そのうち外国からの観光客は8万9,000人におよぶという。佐伯氏の、「アルプスを貫く道によって、太平洋側と日本海側の格差を減らし、まんべんなく国土を発展させる」という理念が、日本有数の観光地を作り上げたわけだ。佐伯氏はその理念を持って事業を発展させ、後に衆議院議員となり国土発展に尽力。8期を務めたという。

立山黒部貫光の「貫光」は、決して「観光」の誤植ではなく、ましてダジャレなどでもない。国土発展への強い理念が込められていた。

 
MAKIKYU氏のサイトで知った、関西電力の『黒部ルート見学会』。
 
今年こそ参加したいと思っていたんですが、結局は願望だけで終わってしまいましたよ。
 
来年こそ! 

新潟県の新津車両製作所、10/13一般公開 - 最新鋭E233系製造工程を間近で!

2012年10月05日 10時57分06秒 | 乗り物

新潟県の新津車両製作所、10/13一般公開 - 最新鋭E233系製造工程を間近で!(マイナビニュース) - goo ニュース

マイナビニュース2012年10月5日(金)10:30

新潟県の新津車両製作所、10/13一般公開 - 最新鋭E233系製造工程を間近で!
(マイナビニュース)

JR東日本新潟支社は13日、国内の鉄道会社の中で唯一本格的に電車の生産を行っている新津車両製作所の一般公開を実施する。

同車両所では、これまで3,900両以上(今年9月末現在)の電車を東京圏へ送り出しており、現在は宇都宮線・高崎線を走る最新鋭電車E233系を生産している。

今回の一般公開では、電車組立ラインや部品生産ラインの見学などE233系の製造工程が間近に見られるほか、完成したばかりのE233系に乗車もできる。長さ20mの車体を2台のクレーンで吊り上げて移動する実演も行う。

今年の目玉として、東京ディズニーリゾートで開催されているディズニーハロウィーンのデコレーションに包まれた「ドリームクルーザー」を展示。当日、先着順にて車内での記念撮影(ただしカメラ持参)も受け付ける。

新津車両製作所の一般公開は10月13日10:00~15:30(入場は15:00まで)開催。入場無料、雨天決行。当日はJR新津駅西口から無料シャトルバスが運行される。

近くだから行きたーい!! でも一人じゃあ恥ずかしいな~。
 
って、そもそも仕事で行けませんでした。